実務補習 ~15日コースで一気に診断士登録~  by MIC_KURO

読者のみなさん、こんにちは。

タキプロ14期のMIC_KURO(クロ)です。今回は(号外を除くと)5回目の投稿で、テーマは「実務補習」です。

<ちなみに、私の過去の投稿はこちらです。>

「事例Ⅱ、何か微妙~」という方に

経営法務 ~ 足切り回避するぞ! ~

【運営管理】 高得点狙い?2次対策併行?

合格体験記 ~ 受験開始から合格までを一気に ~

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■はじめに

2次口述試験を受験された皆様、お疲れさまでした。最終合格発表を待つ中、一歩先に実務補習の一経験談をお読みいただき、気持ちを盛り上げていただければと思います。

来年度診断士試験を受験される方は、合格後にこういう世界が待っている、ということを想像してお読みいただければと思います。

■実務補習について

中小企業診断士の登録は、2次試験に合格するだけでは足りず、以下のいずれかの要件を満たす必要があります。

・2次試験合格後、3年以内に実務補習を15日以上受ける。

・2次試験合格後、3年以内に診断実務に15日以上従事する(実務従事と呼ばれています)。

なお、これらを合算して15日(例えば:実務補習5日、実務従事10日)とすれば要件クリアです。

実務補習は、中小企業診断協会が実施しています。令和5年は、2月、3月、7月、8月、9月に実施されました。

毎年概ね同じ時期に実施しています。

コースは、15日コース(3社)と、5日コース(1社)の2種類があります

令和5年は、15日コースは2~3月のみ実施されており、7月、8月、9月はいずれも5日コースでした。

すぐに診断士登録して活動したい人や、下記「申込バトル」に参戦したくない人(参戦できなかった人)は、15日コースを選択されることが多いです。

一方で、まとまった時間を捻出するのが難しい人は、下記「申込バトル」に挑み、5日間コースを3回行う方法を選択されることが多いです。

注意!

令和6年度冬期実施分(令和7年2月実施分)の実務補習より変更があることが通知されています。

出典:中小企業診断協会HP

■2次筆記試験後 -「申込バトル」勃発-

中小企業診断協会のHPに、令和6年2月実施分は「受付期間:令和6年1月9日(火)~1月16日(火) 」と記載されています。

一方、令和5年度の2次試験のスケジュールは、以下の通りです。

・2次筆記試験合格発表:令和6年1月11日

・2次口述試験:令和6年1月21日

この結果、何が起こるか・・・。

1)2次口述試験前に実務補習の申込が始まる。

→ 合格発表日の翌日(申込可能日)の申込開始時刻に、2次筆記試験合格者が一気にアクセスする。一方、合格者数>>実務補習の定員 であるため、人気の高い5日コースは即日で埋まる

2)2次筆記試験合格発表前に受付が始まる。

→ 受験生が実務補習の申込資格を得る前に、前年度以前合格者が既に申込を行っている

→ 結果、令和5年2月の大阪5日コースは、前年度以前合格者で定員を満たしてしまい、受験生は申込バトルに参戦することすらできませんでした。

私は・・・上記2)に該当。。。つまり、申込バトルへの参戦すらできませんでした。

結局、2次筆記試験合格後、実務補習の申込開始時間までに、仕事やプライベートを色々と調整し、15日コースの申込をすることにしました

■15日コースについて -実務補習前の印象など-

15日コースの一般的なスケジュールは、下図のとおりになっています。

つまり、特徴を簡単に纏めると、

・15日は、企業訪問、報告会や、メンバーが集まっての分析等に要する日数であって、実際は6週間フル稼働。→仕事・プライベートとの両立が大変。

・1社目(A社)の報告会前に、2社目(B社)の情報が入り、2社目(B社)の報告会前に、3社目(C社)の情報が入る。→報告会が終わっても、終わった気がしない。

5日コースの方が人気なのは、「15日コースは大変」という印象が刷り込まれているからではないか、と思います。(はい、私もそのように刷り込まれていました。)

■15日コースを終えて

『15日コース最高!』でした。理由は以下の通りです。

・社長、指導員、メンバーは自分で決めることができないので、ここは変動要因になりますが、私の班は、そのいずれも全く問題なく実務補習を進めることができました

15日コースは、メンバーが固定化されているため、2社目(B社)、3社目(C社)と進むにつれ、無駄が取り除かれ、効率が上がりました

・何より、実務補習生で最速の5月登録を実現できました。5月に正会員として診断協会に加入し、早くから研究会活動や人脈形成に力を注ぐことができました

■おわりに -実務補習で経験したこと―

・A社で班長を経験して

✓報告会までの作業の進め方のスタンダードを作ることができました。

→以降の班長はA社での進め方を踏襲することで、進捗がスムーズになりました。

自身のマネジメント手法が他組織でも通用することがわかりました。

→指導員曰く、「これまでより半日早く仕上がって良かった。」とのことでした。(通常は報告会までバタバタ)

・A社でビジネスモデル担当を経験して

✓WEB制作会社が外販を行うための戦略(多角化戦略)を考える機会が得られました。

経営フレームワーク(理論)と実践を結びつけることができました。

・B社で財務担当を経験して

✓大企業と中小企業(特に親族承継)の特徴の違いを知りました。

→親族からの借入の場合には債務超過でも(金融機関から見て)健全といえることがある、と初めて知りました。

✓決算書から、ROAツリーやROICツリーを作成することにより、財務上の強み弱みを抽出する手法を理解できました。

・C社で人事労務担当を経験して

組織のライフサイクルモデルは(会社規模を部門規模に置き換えれば)大企業でも通用する考え方ではないかと感じました。

✓暗黙知の形式知化は、いかなる組織においても重要と感じました。

→(職人のように)属人的した業務を形式知化し、新たな知見に繋げることが重要と思いました。

・その他

✓マーケティングを担当できませんでしたが、他のメンバーとの議論で理解を深めました。

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次回はりょおさんの登場です。

お楽しみに!

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