【合格体験記】20代合格者のギリギリ合格体験記 by りっきー

タキプロ16期の りっきー と申します。
■はじめに
簡単に自己紹介させていただきます。
年代/性別:20代 男性 九州在住
職種 :地方銀行 渉外担当
銀行員としてステップアップするうえで、資格保持がマイナスに働くことはないので時間のあるうちに取得をしようと思い、勉強を始めました。
1次試験は独学、2次試験1回目は通信、2次試験2回目は独学と基本的には1人で勉強をしていました。当時は社会人2年目だったこともあり、「可能な限りお金を使わない」スタンスでした。
1次試験の教材費2万円+2次試験通信教材6万円+2次試験2万円=10万円程度で抑えることができました。(+試験代、勉強場所のカフェのコーヒー代)
一方、1人で勉強していると不安で迷うことも多かったので、受験前に送るつもりでこの合格体験記を執筆させていただきます。
■受験歴・点数
〇1次試験:令和5年度試験合格
A:経済学・経済政策 60点
B:財務会計 68点
C:企業経営理論 69点
D:運営管理 70点
E:経営法務 72点
F:経営情報システム 56点
G:中小企業経営 61点
合計: 456点
〇2次試験:令和5年度試験で不合格、令和6年度試験で合格
(令和5年) (令和6年)
事例Ⅰ: 69点 → 62点
事例Ⅱ: 54点 → 53点
事例Ⅲ: 56点 → 61点
事例Ⅳ: 58点 → 64点
合計: 237点 → 240点
■1次試験の勉強
〇受験プラン
受験1年目に1次試験3科目以上の科目合格、受験2年目に1次試験合格、2次試験合格を考えていました。そのため、「浅く広く」、「アウトプット重視」で得意科目と苦手科目の洗い出しをしていくよう心掛けました。問題集を解いてわからないところをテキストで確認するという勉強方法を採り、1か月1科目のペースで6月まで問題集、7月に過去問演習を行う計画を立てていました。
財務・会計→企業経営理論→経営法務→情報システム→運営管理→経済学→中小企業経営の順で取り組んでいく予定でした。
〇23年11月~:勉強開始
まずは得意科目(というよりは仕事や過去の検定試験で勉強していた)の財務から勉強を開始しました。
法学部だったので経営法務、ITパスポートの知識で経営情報システムついても比較的スムーズに問題集を回すことができました。
勉強時間は平日1時間程度、土日あわせて5時間以上の週10~20時間を確保できていたと思います。
〇24年3月下旬~:県外転勤
社会人3年目になった4月に人事異動で県外支店に転勤となりました。
もともと住んでいた県と同じく、たまたま診断士試験が行われる県だったのが幸いでしたが、
引越し準備や環境に慣れるまでまったく勉強が手につかず、GWまで勉強できない結果となりました。
〇24年5月中旬~:勉強再開
約2か月ロスしたため、1か月1科目のペースでは過去問演習の時間が取れないことが分かったため、
残っていた科目のうち、運営管理・経済学を3週間程度で、中小企業経営については1-2週間で切り上げることで
過去問演習の時間を1か月確保することができました。
また、過去問演習は財務・会計に割く時間を減らすことでバランスが良くなるように調整しました。
〇1次試験の結果
経営情報システム以外は6割以上確保でき、結果的に1次試験はストレートで合格することができました。
自分が経験したことのある科目から取り組むことで勉強のリズムを掴むことができ、
結果としてモチベーション管理ができたことが要因なのではないかと思っています。
■2次試験の勉強(1年目)
〇2次試験(1年目)の受験プラン
2次試験対策は全くしていなかったので、自己採点以後2次試験の勉強を開始しました。
3か月しかないので、予備校(TAC)の通信教材を申し込み、時間短縮を図りました。
確か6万円程度だったと記憶しています。出費が痛い。
〇通信教材の活用
・時間の取れない平日に動画で2次試験に必要な知識をインプット
・休日に演習問題を解き、解説を受講(1日1~2事例)
・模試も在宅で受講
〇市販教材の活用
・過去問演習3年分の教材を購入し、演習。時間中に字数を埋める意識で演習をしていました。
・ふぞろい1年分のみ購入したが、うまく活用できず。
〇2次試験(1年目)の結果
何を書いてよいかわからない状態から3か月で合格手前のレベルまで持っていくことができましたが、合計は237点と一歩及ばずの結果でした。あと一歩を埋めるには事例Ⅳの強化と各設問ごとに「あと1単語」を入れることだと考えていました。
■2次試験の勉強(2年目)
〇2次試験(2年目)の受験プラン
1月の合格発表までは勉強をしていなかったうえ、3点差で落ちたため気が乗らずに3月以降に勉強を再開しました。
3点差を埋める勉強をする、ということで懐事情もあり今回は独学での勉強としました。
具体的には事例Ⅳの問題演習を挟みながら、事例Ⅰ~Ⅲの過去問演習に取り組んでいました。
〇演習内容
・過去問演習及び事例Ⅳ演習
市販の事例Ⅳ問題演習を挟みながら、事例Ⅰ~Ⅲの過去問演習。
ふぞろいは前年購入した1年分のみで活用していない。
・予備校(TAC)の模試
前年と同じく、在宅での模試受験でした。
緊張感はあまりないので添削結果を確認する目的でした。
〇2次試験(2年目)の結果
前年の237点から3点アップし、240点ギリギリでの合格となりました。
あまり点数が上がらなかったのは、演習量の確保が独学では難しいことが原因だと考えています。
というのも、演習問題が過去問以外にほとんどないため、特に2年目以降の勉強では同じ問題を解くことになるからです。
そういった意味では、同じ問題でも視点(回答者)を変えて取り組むふぞろいを活用した演習が効果的なのだろうな、と合格してから感じました。
■おわりに
拙いながらも合格体験記を投稿させていただきありがとうございました。
診断士試験は勉強時間も試験時間も長丁場になるため、受験プランとモチベーション管理が肝になると考えます。本投稿が少しでもこれから受験に挑まれる皆様の力になれば幸いです。
次回は、あやあみ さんの登場です。
お楽しみに!
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