【合格体験記】50代から簿記1級を経て中小企業診断士に合格 by えいりん

タキプロ16期の   えいりん と申します。私が中小企業診断士資格を目指そうと思ったきっかけは、転職を機に技術職から事業企画職へスキルチェンジしたことです。まず、企業会計の知識レベルを上げる必要があったため、簿記の勉強に専念し、簿記1級を取得しました。そのあと、中小企業診断士に挑戦し、ストレート合格することができました。 今回は、私が50代から挑戦した中小企業診断士合格までの体験をご紹介します。
私の過去の投稿記事は、こちらです。
最短で合格目指す効率的勉強法! by えいりん
ミスをなくす!おすすめの電卓テクニック by えいりん
事例Ⅳ 完全攻略!過去問から得た極意 by えいりん

■50歳からのキャリア再構築

50歳を迎えたとき、私は自分のキャリアを見つめ直しました。長年、製造業で技術職として製品開発、現場中心の業務に携わってきましたが、転職を機に事業企画職へのスキルチェンジに挑戦しました。事業企画職に就いてからは、会計と事業戦略の視点から改善提案が求められるようになり、会計と経営のスキルを向上させたくなりました。また、この先の定年退職後のセカンドライフも考慮した時に、これまでの経験だけでは限界を感じていました。いままでの経験を活かして、さらに自分の価値を高めたセカンドキャリア構築にむけて、中小企業診断士の資格取得を目指すことにしました。

ステップ1:簿記1級から始めた合格戦略

中小企業診断士の勉強を始める前に、まずは財務会計を固めるために簿記から勉強を開始しました。50代になって初めて勉強した財務会計、管理会計という分野でしたが、いままで自分が知らなかった知識が得られる楽しさを感じながら、勉強することができました。

簿記1級合格までの道のり

  • 勉強期間:約1年半(約700時間)
  • 受験回数:2回目で合格(1回目:59点、2回目:74点)
  • 使用教材:TAC簿記講座+過去問題集+各予備校の予想問題集

簿記2級までは3か月ほどで合格できましたが、簿記1級は試験範囲が広く、試験問題も難易度が高いため、かなりの勉強時間が必要でした。私は予備校の通信講座(TAC)を活用しました。簿記1級の勉強を通じて、企業会計、原価計算、キャッシュフローなど経営を数字で読み解く力を養うことができました。これが中小企業診断士1次試験の財務会計や2次試験(事例Ⅳ)で大きなアドバンテージになりました。

ステップ2:中小企業診断士試験に挑戦

簿記1級取得後、本格的に中小企業診断士試験対策をスタート。仕事の両立を考え、効率重視で予備校の通信講座を活用しました。1次試験はクレアール、2次試験はLECの通信講座を選択しました。特に自分にとって効果が大きかったのは、2次試験対策で受講したLECの講義でした。

LECの2次試験対策で学んだこと

LECの講義では単なる知識ではなく、診断士として経営診断と提案の実務をどのように進めるのか、まで踏み込んだ視点が含まれています。LECメソッドといわれるSWOT分析から改善提案までを進める方法論は試験対策だけでなく、実際の会社の実務や診断士の実務従事などでも、そのまま活用することができる優れた内容です。講義では論理的に記述するテクニックについても、学ぶことができます。ここで、診断業務と同じ思考による解答の方法論を身につけることができたことが、ストレート合格につながった最大の要因でした。

過去の記事で、ストレート合格を目指す効率的勉強法、試験結果をご紹介しています。

■合格後に広がった人的ネットワーク

中小企業診断士合格後は、実務補習・実務従事・タキプロの活動を通じて、これまで関わることのなかった業種・職種の方々とつながる機会が増えました。

  • 製造業、IT、人事、サービスなど、異業種交流
  • 診断士という共通の資格を通じて、信頼と情報共有ができる
  • 実務補習、実務従事で現場の経営課題をリアルに学べる

タキプロでは合格者同士の情報共有と交流が活発で、自分にとって新しい学びと刺激の場でした。来年からは、本業に専念しながら、中小企業診断士協会に加入し、活動の幅を広げていきたいと考えています。

■50代からの診断士取得は最適なキャリアパス

50代からの新たな資格挑戦は、決して遅くありません。とくに中小企業診断士資格は、これまでの経験と組み合わせることで、あらたな価値が生まれることを実感しています。今後は中小企業診断士としての実務経験と人脈構築に力をいれて、自分の強みである製造業の実務経験を生かした経営改善支援などに力を入れていきたいと考えています。

■おわりに

いかがでしたでしょうか。最後までお読みいただきありがとうございます。50代から目指す中小企業診断士の勉強は、過去の経験と融合させることで次のキャリアを切り開くきっかけになります。経営を初めて勉強される方は、簿記資格で会計の実力をしっかりつけてから、中小企業診断士資格を目指す方法がお勧めです。今回は、私の合格体験記をご紹介しました。参考になれば幸いです。

次回は、ゆうろう さんの登場です。 

お楽しみに! 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
↓下のボタンを押して、読んだよ! と合図していただけると、とっても嬉しいです。
(診断士関連ブログの人気ランキングサイトが表示されます[クリックしても個人は特定されません])

にほんブログ村

皆様の応援がタキプロの原動力となります。
ぽちっと押して、応援お願いします♪

\ 最新情報をチェック /

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA