【合格体験記】 Shellyさんの場合

こんにちわ、火曜日隔週担当のしょぱんです。

本日は読解力と文章作成力の向上に取り組み、見事2年目に合格した「Shelly」さんの体験記をご紹介します。

======= 合格体験記 ここから==========

自己紹介

●ハンドルネーム:Shelly

●職業:卸売業でリテールサポート業務に従事しています。

●診断士を目指した理由:出身地へのUターンを目指しており、その布石を打つためです。

 

【受験歴】

1年目(2015年):1次試験合格、2次試験不合格(A/B/C/D 総合C)

2年目(2016年):1次試験未受験、2次試験合格(A/B/A/A)

 

勉強方法】

1年目:1次試験…TAC通学 2次試験…TAC通学→MMC通信

2年目:2次試験…MMC通学

 

【工夫したこと】

●1次試験

私は活字を追うのが不得意で、黙読が眠気に直結する自覚症状がありました。そのため、インプットはテキストを傍らに、受験機関の音声/映像教材を反復利用しました。アウトプットは過去問の他に、 TACのアプリ版『中小企業診断士 スピード問題集』を活用しました。理由は、問題ごとに正誤記録がデータ化され、理解度チェックが容易なため。そして、いつ、どこでも反復学習がしやすく、高い学習効率を得られるためです。経済は受験機関での1回の講義ではインプットが足りず、石川秀樹先生の書籍+動画で予習を行いました。

—補助教材

  1.TAC アプリ版『中小企業診断士 スピード問題集』

  2.『速習!マクロ経済学・ミクロ経済学』(石川秀樹先生)

 

●2次試験

活字の対応能力が不足したまま挑んだ2次試験の学習当初は、与件を何度読んでも目が泳ぎ、全く内容が頭に残らない自分に愕然としたものです。受験機関の解答解説さえチンプンカンプンで、解答を書き進める以前の問題がありました。これではいつまでも解答を書けないと思い、先に解答の文章フレームを定型化したいと考えるようになりました。フレームに収納する根拠を探すように事例文を読めれば、与件の読解力が高まると思えたのです。それに適合した受験機関を探したところ、MMCと出会いました。また、2年目の学習開始前後までは、文章力向上のため、以下の補助教材も活用しました。

—補助教材

 1.春秋要約(日経新聞の春秋を毎日要約してTwitterに投稿)

 2.書籍『入門 考える技術・書く技術』(ロジカルシンキング・ライティングの本)

 

【敗因】

1年目は2次試験で不合格となりましたが、技術的な敗因は感じてはいません。社会人として最低限の文章読解と作成ができなかった1年目の自分は、そもそも士業の資格など得られなかったと思います。

 

【勝因】

これらは受験生・合格者によって意見が分かれるかもしれません。しかし、私が合格した最大要因と捉えていますので、誤解を恐れず述べたいと思います。

 

メンタルの強化

私は、学習開始5年後を目途にした出身地へのUターンを計画していました。それには、コンサルティング能力に乏しい自分が、診断士資格を武器にできるまでの時間を考慮すると、最低でも2年以内の合格を果たす必要がありました。そこで自らを追い込むため、戦う相手を自分の心(メンタル)に絞るべきと考えました。合格までは受験機関の講師や合格者の意見だけを参考にし、仲間は一切作らず、受験生同士の勉強会も参加したことがありません。(実は心底寂しかったですが)外部に氾濫する受験情報には過度に依存せず、自分のペースで学習を進める環境構築が、メンタルの強化に繋がったと思います。

 

(真の)財務の強化

学習初期に最も勘違いしていたことが、「財務は毎日必ず学習する」ことです。この行動自体は間違いではないと思います。重要なのは行動より内容。これに気付いたのは、2年目の学習開始当初でした。1年目は解法や知識が不足したまま、義務感だけで財務の学習に向き合っていました。これでは結果として間違いを繰り返し、意欲と効率の低下に直結するだけです。設問条件の整理方法や計算方法など、凡ミスが発生しにくい適切な解法を頭に叩き込んでこそ、毎日の学習で正しい財務の筋肉が鍛えられます。受験機関の助言もあり、それに気が付いてからは、闇雲に問題を解くことを止めました。代わりに月次で集中特訓期間を設けて学習し、毎日イヤイヤ学習をせずとも財務の正答率が高まりました。

 

【受験生へのメッセージ】

私は勉強方法として、短期で確実に合格するためにはペースメーカーが必要と判断し、受験機関の通学を選択しました。受験機関のカリキュラムは全てこなす一方、どうしても自分に足りてないと感じた点は、よく吟味して外部の補助教材を活用しました。

受験機関を利用する場合で重要に思う点は、自らの現状・性格を良く分析して受験機関を判断し、確実に身を委ねること。それで不足感があるなら、受験機関のカリキュラム消化を阻害しない範囲で補助教材を取り入れること。つまり、手当たり次第に新しいことを始めない勇気が必要だと思います。

学習環境は人それぞれ。独学、受験機関、学習会参加など、様々な学習のアプローチがあります。そこで先輩・同期合格者との出会いが増えてきた今、特に感じることがあります。「診断士を目指した理由」と、「あきらめない強いメンタル」を持ち続ける人は、どんな環境でも合格に辿り着いているということです。それも診断士資格の魅力のひとつなのだと思います。

 

======= 合格体験記 ここまで===========

いかがでしたでしょうか?

D判定であった事例IVを1年間でA判定にまで押し上げたのは結構すごいことだと思います(私は3年かかりました)。真の財務強化が結果に繋がったのではないでしょうか。また、メンタル強化も勝因の一つと書かれていますが、受験動機や目的がはっきりしている人は強いなあ、とあらためて感じさせられる体験記でした。shellyさん寄稿ありがとうございました。

 

 

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