2次試験に使える勉強道具の紹介 by ヨシ

こんにちは、タキプロ16期の ヨシ と申します。
2次試験まであと約1か月半となり、2次試験を受験される方、特に初めて2次試験を受験される方は、不安や悩みを抱えながら勉強を進めていることと思います。人それぞれ得意なこと、苦手なこと等は異なりますので、勉強方法や試験での回答作成のやり方についての最適解は、人によって異なります。色々な情報を目にして不安になることも多いと思いますが、最後は、自分なりにシックリいく、と思える方法を信じて、それを突き詰めていくのが良いと思います。
私が考える、2次試験対策で重要なこと、それを実行するにあたって使用した筆記用具をはじめとする勉強道具について、ご紹介させていただきます。
■2次試験対策として最も重要なこと
2次試験対策として、私が最も重要だと考えることは、「自分なりの回答手順を確立すること」です。回答用紙を埋めるにあたって、何を、どの順番でやるか、と言った回答手順を、過去問演習等での試行錯誤を通じて、自分なりに確立していくことです。
私の場合、2次試験を2回受験しましたが、最終的には、事例Ⅰ~Ⅲに関しては、以下の手順で回答を作成しておりました。
①最初に設問を読んで問われている内容を確認するとともに、回答に使えそうな関連知識を設問の余白に書き出す
②与件文を集中して1回だけ読む、その際、SWOT(強み、弱み(課題)、機会、脅威)を抽出する
③設問毎に、与件文中で使えそうなキーワードや記述内容を抽出して、回答の骨子を作成する
④作成した骨子に沿って、回答を作成していく
■筆記用具(シャーペン、蛍光ペン)
上記手順をスムーズに進めるために、自分なりに筆記用具の使い方を工夫しました。最終的には、上記手順の①、②、④はシャーペンで、③は蛍光ペンを用いました。
①では、設問文を単語毎に区切って、与えられた条件は見落とさないように、重要な単語に下線を引きました。
②では、与件文中のSWOTに該当する箇所にシャーペンで下線を引き、その上にS、W、O、Tの記号を記入しました。勉強当初は、S、W、O、T毎に異なる色の蛍光ペンで色付けしておりましたが、③で用いる蛍光ペンと併せると、与件文が蛍光ペンだらけとなり、逆にわかりにくくなる、と感じたため、シャーペンで記号を記入する方法に変更しました。
③では、設問毎に蛍光ペンの色を変え、始めに設問の番号のところにその色の蛍光ペンで丸をつけ、その後、その設問で使える与件文中の記述に同じ色の蛍光ペンで下線を引いていきました。
蛍光ペンは、色々試してみましたが、最終的には、フリクションのカラーズを使用しました。蛍光ペンは、設問(小問があれば小問)毎に違う色を用いるため、7種類程度の異なる色を準備しました。蛍光ペンを選ぶ際の注意事項としては、あまり強い色の蛍光ペンだと、問題用紙の裏面まで色がにじんでしまい、裏面の与件文が読みにくくなることがあり、そうならない種類、色を選択する点です。
回答骨子の作成も、最初は、別にメモ用紙を準備して、そこに設問毎に与件文から抽出したキーワードを書き出しておりましたが、④の回答作成の時間が足りなくなることから、上記方法に落ち着きました。
④では、設問毎に、③で下線を引いた与件文中のキーワード等を繋いで、回答欄を埋めていきました。設問毎に蛍光ペンの色を変えているため、与件文を一見すると、その設問に対して回答作成に必要な与件文中の記述がどこにあるかを確認することができます。あとは、文章間の繋がりや、論理的に矛盾していないか等に注意しながら、回答を作成していきました。
自分なりに決めた回答手順を実行するにあたって、蛍光ペン等の道具をどのように使うかによって、効率が大きく変わると思います。試験勉強を通じて、試行錯誤し、自分なりにシックリいく方法を見つけて下さい!
■定着ツール
上記回答手順を、試験勉強の過去問演習を通じて修正・細分化し、事例毎に手順を固めていきました。その決めた回答手順を文章化して、スキマ時間に何度も見直し、定着を図りました。また、事例毎に、回答時に使用するキーワードやその関連知識をまとめ、まとめた内容に繰り返し目を通しました。
この際に利用したのが「WordHolic」という単語帳アプリです。「WordHolic」を活用することで、表面に例えば「事例Ⅰの回答手順」や「特定のキーワード」等を、裏面に「事例Ⅰの回答手順を具体的に列挙した内容」や「そのキーワードに関連する知識」等を記入した単語帳を、簡単に作成・修正することができます。単語帳の表面を見て、裏面の内容が思い浮かべられるかを、通勤時間等のスキマ時間を利用して、何度も繰り返し、定着を図りました。
■その他の勉強道具
事例Ⅳでは電卓の活用が必須です。少しでも電卓操作をスピーディにできるように、2次試験の2ケ月ほど前から、左手でのブラインド操作を練習してみましたが、最後までスムーズに操作することができませんでした。
「付け焼刃」的な対応をするより、入力が遅くとも確認しながら慎重に操作する方が、結局は効率的です。なお、電卓はキヤノン製のキーの大きな電卓を使いましたが、それぞれ気に入ったものを使えばよいと思います。
■おわりに
その人に合った、2次試験での回答手順や、使用する道具は、それぞれ異なるものだと思います。とりあえず、試してみて、シックリいくものはそのまま継続し、違うと思えば、元に戻す又は変える、ということを繰り返して、自分なりの回答手順と、それを効率的に実行するための道具の使い方を、確立して下さい!
そして最も大切なことは、2次試験当日に、緊張感からいつもと違うことをやってしまいがちですが、試験勉強を通じて確立した自分なりのやり方を信じて、それを愚直に実行すること!だと思います。皆さんのご健闘をお祈りしております!
次回は、ジューン さんの登場です。
お楽しみに!
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