【子育て×勉強】「時間は作る」じゃない、「削り出す」んだ!パパ受験生のギリギリ合格戦略 by なんざん

タキプロ16期の   なんざん と申します。

受験生の皆様、本当にお疲れ様です。 今日のテーマは、全パパ・ママ受験生の永遠の課題「子育てと勉強の両立」についてです。息抜きがてら楽しんでいただければと思います。

■勉強も子供も…。どう両立する?

中小企業診断士を志した当時、私には7歳と5歳の娘がいました。 一番かわいい盛りですが、一番手がかかる時期でもあります。時間があれば「パパ遊んで~!」と寄ってきてくれるのはうれしいのですが、受験生にとっては時間管理の最大の壁でもありました。

勉強もしたいが、子供とも遊びたい。どうすればよいのか…。そんな私が導き出した結論。それは、 「勉強も、子育ても、家事も、全部ガチでやる」 です。

「いやいや、体いくつあっても足りないよ!」と思いますよね? でも、私にはこうするしかなかったんです。 今日は、私の「緻密な計算(と大胆な妥協)による合格戦略」と、それを支えた「具体的な戦術」についてお話します!

■「子供との時間」を死守した、もう一つの切実な理由

子供が小さくて可愛い時期なんて、本当に一瞬で過ぎ去ります。 「資格試験があるから」といって、部屋にこもって子供を相手にしないなんて、人生単位で見たら絶対にもったいないと感じました。

……と、ここまではまっとうな理由なんですが、実はもう一つ、個人的に超重要なテーマがありました。

こんな話を聞くことがよくありました。 「小さい頃から娘に愛情を注いでおくと、将来の『パパ嫌い』を回避できる説」

これ、娘を持つ父親としては聞き捨てなりませんよね?? もし試験に合格できたとしても、その代償として娘に「パパあっち行って」なんて言われる未来が待っていたら……そんなことを考えると夜も眠れません。

だからこそ、「勉強のために子供との時間を犠牲にする」という選択肢は私の中で消滅しました。 子供と触れ合う時間は勉強禁止。全力で遊ぶ。 その代わり、「子供がいない時間と寝ている時間は、死ぬ気でやる」。 このメリハリは、合格のためでもあり、将来の私の平穏な日々のためでもあるのです。

■本当にそれで受かるの?「恐怖の皮算用」タイム

とはいえ、気合だけで受かるほど診断士試験は甘くありません。 果たしてこの「子供優先スタイル」で、物理的に合格できるのか? 試験勉強を開始した12月、私は冷静に電卓を叩いてシミュレーションしました。

① まずは「現実」を見る(確保できる時間の計算)

  • 平日: 通勤往復(1.5h)+昼休み(1h弱)+子供就寝後(1~2h)= 約3時間
  • 休日: 日中は子供達への全力対応なのでゼロ。子供就寝後の夜のみ = 1~2時間

お気づきでしょうか。「休日より平日の方が勉強できる」という事実が…。 これを月換算すると、平日20日+休日10日で、月間約70時間とします。

② 次に「敵」を知る(必要な勉強時間)

一般的に診断士合格には1,000時間と言われています。 ただ、私はとりあえずは1次試験にフォーカスし、2次試験対策は一旦無視することにしました(合格してから考えようの精神)。 さらに、資格保有で「経営情報システム」が免除という状況。 これらを加味して、1次試験突破のターゲットを700時間に設定しました。

③ 絶望、そして……「ショートカット」の決断

さあ、勝負です。 勉強期間は12月~7月の8ヶ月間。 確保できる勉強時間は70時間 × 8ヶ月 = 560時間

ターゲットは700時間。 ……足りない。全然足りない!

しかし、ここで諦める私ではありません。 時間が増やせないなら、「自分(SWOT分析)」を見つめ直し、必要な時間を減らす作戦です。自分を見つめなおした結果、以下のように考えることにしました。

  1. 経済学: 公務員試験時代に勉強経験あり → 必要時間を半減!(100h→50h)
  2. 財務会計: 簿記の勉強経験あり(試験は受けてないけど…) → 必要時間を半減!(150h→75h)

これで再計算すると、必要勉強時間は575時間に。 確保予定は560時間。 「よし、誤差の範囲内!これならいける!!」

こうして、私の「ギリギリの戦い」が幕を開けたのです。

■隙間時間を「チリツモ」に変える勉強法

このギリギリの戦いを遂行するためには、1分1秒も無駄にできません。 机に向かう時間はあまりないので、私が選んだ相棒はスマホで学習が完結できる「スタディング」でした。 私が実践した具体的な使い倒し術は以下の通りです。

  • 通勤時間・昼休み: 基本は動画講義ですが、1.5倍速がデフォルト。これでインプット時間を圧縮します。
  • 歩いている時・家事中: 画面が見られない時は「音声のみ」で耳勉。食器洗いをしながら、洗濯物を干しながら、常に講義を流していました。
  • 「30秒」あったら問題演習: 歯磨き中やお湯が沸くまでの時間などのちょっとした時間に、スマホを取り出して1問解く。これを繰り返すと、意外と1日20問くらい解けていたりします。

机に向かうだけが勉強じゃない。「隙間」を埋め尽くすことで、まとまった時間のなさをカバーしました。

■家事は「免除」されない。むしろやる。

もう一つ、重要なお話を。 「俺は勉強で忙しいんだ」面をして、家事をサボるのはNGです。

妻に負担をかけすぎると、不満がたまります。「パパばっかり好きなことして!」となると、家庭の空気は最悪になり、結果として勉強のパフォーマンスも落ちます。

自分が好きで勉強しているんです。やるべきこと(家事)はしっかりやる。 私は、食器洗いや掃除を「勉強時間を確保するための投資」だと考えていました。 家庭の平和こそが、最強の合格メソッドでもあるのです。

■ 結果:まさかのストレート合格!

で、気になる結果の発表です。 おかげさまで、この「子供優先・隙間時間全集中スタイル」で、1次試験を無事突破!

続く2次試験も、変にスタイルを変えることなく、同じリズム(基本は子供が寝てから&隙間時間)を貫き通しました。 その結果…… なんと、1次・2次ともに「1発合格」を果たすことができました!

「人間、やればできる」 本当にこれに尽きます。

時間がなくても、環境が厳しくても。 大事なのは、「こうやるんだ!」と決めたことを最後までやり遂げる精神力だと思います。

■おわりに

「時間がないからできない」と嘆く前に、一度電卓を叩いてみてください。 そして、自分の持てる知識や環境をフル活用して、パズルのように時間を当てはめてみる。

そうすれば、「子育ても勉強も全力」という欲張りな道が、意外と実現できるかもしれません。 未来の「パパ大好き!」と「診断士合格」の両方を勝ち取るために。 皆さんも、諦めずに走り抜けてください!

次回は、あやあみ さんの登場です。 

お楽しみに! 

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