[2次] ストレート生向け 2次対策のポイント

中小企業診断士を目指す皆様、おはようございます。がんちゃん/岩間です。

1次試験を受験された方、2日間の長丁場の本試験でしたが、大変お疲れさまでした。現在の心境は人それぞれと思いますが、まずはこれまでたくさん努力されてきたことを思い出し、少し休んでいただければと思います。

以前、1次試験後にやるべきことという記事にて、

  • 自己採点の仕方
  • 2次向け準備にあたってセミナーへ参加しましょう

といった内容をお伝えしました。まずはこちらをご参照いただければと思います。

本日は、2次試験に向けて準備を始めるにあたり、2次試験とはどのような試験か、そして2次対策のポイントをお伝えします。

 

◆サマリ

  • 2次は、1次と比べて、出題形態がまったく異なります
  • 高品質な解答を、短時間で作成することが求められます
  • 2次対策のポイント
    • 合格レベルとのギャップをいち早く知る
    • 作業工程の標準化
    • 各工程の継続的改善
    • 特に事例Ⅳ(財務・会計)は個別対策を

 

◆2次は、1次と比べて、出題形態がまったく異なります

2次試験は、基本的には、ある企業に関する説明を読んだ上で、その企業に関する設問に解答する記述式の試験です。

  • 4種類の事例(事例Ⅰ~Ⅳ)が出題されます。それぞれの事例のテーマは次のとおりです。
    • 事例Ⅰ:組織(人事を含む) 【主に1次の企業経営】
    • 事例Ⅱ:マーケティング・流通 【主に1次の企業経営】
    • 事例Ⅲ:生産・技術 【主に1次の運営管理】
    • 事例Ⅳ:財務・会計 【主に1次の財務・会計】
  • 各事例の制限時間は、80分
  • 各事例でこなすべき設問数は6問程度、解答すべき字数は520字~750字(※)です。
    (※平成19年度~25年度の実績。事例Ⅳを除く)

論述式である点や、事例に基づいて解答する点など、1次試験とは全く異なる形態であるため、2次に特化した学習が必要です

 

◆2次では、高品質な解答を短時間で書くことが求められます

「80分で6問程度、520~750字」とは、多くの方にとっては、解答欄を埋めるだけで苦戦する分量と思われます。

  • 時間面で見てみます。
    80分のうち、冒頭で20分を与件文・設問文を読むこととすると、残りの60分で、設問に対して考え、解答を記入することになります。
    ⇒これは、「1つの設問に対して、解答方針を考えて100字程度を記述するのを10分間で行う」という分量になります。
  • 続いて、品質面で見てみます。
    易しめの設問に関しては、合格者の答案では「てにをは」は違えど、キーワードのレベルではあまりバラツキが見られないという傾向があるようです。
    ⇒従って、100字程度の制限の範囲で自分の意見を好きなように書くのではなく、必要なキーワード・表現を過不足なく、論理性を持って解答する必要があると言えます。

これらから、2次で合格するためには、試験中に行う各作業を、効果良く(一定以上の品質を一定時間内に)行う必要があると考えられます。

  • 与件文・設問文を読む
  • 各設問について、
    • 問われていることを把握する
    • 解答骨子を考える
    • 解答を組み立てて記述する

 

◆2次対策のポイント

以上を踏まえると、2次対策のポイントは次のとおりです。

  • 1. 現状のレベルと、合格に必要なレベル(品質面、時間面)を知る(目安:8/17まで)
  • 2. 解答作成に必要な作業を知り、作業工程を標準化する(目安:8/17まで)
  • 3. 過去問や演習を解く過程で、各工程の処理時間と品質を改善していく(当日まで)

(おそらく多くのセミナーでも、大筋、このような論旨で説明がされると思います)

それぞれについて、どのようなアクションが必要かを説明します。

  1. 現状のレベルと、合格に必要なレベル(品質面、時間面)を知る
    • 過去問をまず1年分解く
      (1)空欄を作らないことを目標に、80分で解く(時間の感覚を知るため)
      (2)その後、時間を無制限にし、満足のいく解答を書く (品質の感覚を知るため)
      (3)模範解答と照らし合わせる(できれば予備校の模範解答ではなく合格者の再現答案を利用する)
  2. 解答作成に必要な作業を知り、作業工程を標準化する
    • 作業工程リストを作る(付録Aに後述)
    • 各工程に対して、現段階の所要時間と、合格に必要な目標時間を設定する
  3. 各工程の処理時間と品質を改善していく
    • 過去問を解く
    • 参考書を使い、2次に必要な知識を補充・整理する
      (参考書は付録Bに後述)
    • 参考書を活用したり、オリジナルのノートなどにまとめ、キーワード・フレーズを出やすくしておく

 

これらに加えて、事例Ⅳ(財務・会計)の対策を他の事例とは個別に進めることをお奨めします。事例Ⅳは、「計算問題主体」という性質があり、容易に点差がつきやすく、合否を左右すると考えられるからです。

 


 

各種セミナーで情報を集めて対策を取られると思いますが、併せてこの記事もご参考にしていただければ幸いです。(タキプロのセミナーもぜひご活用ください)

2次試験までは11週間ありますが、これは多くの方にとっては非常に短い期間だろうと思います。計画を立てて進めてくださいね。

 

以上、がんちゃん/岩間でした。
(以下、作業工程リスト<解答プロセス>と、お勧め参考書をご紹介します。)

 

◆付録A:作業工程リスト(解答プロセス)

  • 1分:
    • 分量を確認(600字より多いか少ないかを判断し、ペース調整の材料にする)
    • 他の付随作業
      • 問題用紙の冊子をバラし、中央で切る
      • 与件第1段落を読み、業種を把握する
  • 3分 (1問あたり30秒)
    • 設問を把握
      (最終的な要求事項に○を付す、制約事項に下線を引く、重要キーワードに蛍光色を引く<設問ごとに色を変える>、問題の難易度付けを行う)
  • 16分
    • 与件を読む
      (設問に対応する箇所に蛍光色を引く、経営理念・課題/問題に下線を引く、何らかの注意箇所に☆印を付ける)
  • 15分 (1問あたり3分弱)
    • 解答を設計する(=含めるべきキーワードを列挙する)
  • 40分(1問あたり7分弱)
    • 解答を下書きする
    • 字数調整を行う
    • 清書する
  • 5分
    • 見直し

 

◆付録B:お勧め参考書

 

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