診断士試験と人の性 /Kappa

皆さん今晩は。kappa@タキプロ8期です。プロフィールはこちら、前回の記事はこちらをご覧ください。前半はKappaの身の上話なので、これから試験に向かわれる方は後半から読むことをお勧めします。

今日は皆さんに、Kappaの生い立ちを紹介します。Kappaが人間達と一緒に生活している理由・・・。

今を去ること五十余年、天孫降臨の地、高千穂の麓にある御池で Kappaは生まれました。生まれてから5~6年が経つ頃には、一人で御池中を泳ぎ回る、活発な子河童に成長していました。とある夏の昼下がり、Kappaは泥の中に美味しそうな根っこを見つけ、それをうっかり食べてしまったのです。

Kappaが意識を取り戻した時には、もう真夜中でした。空には煌々と満月が上り(人間界ではお盆(旧暦(太陰暦)の7月15日:満月)と呼ばれる日です)薄もやのかかる黒い水面には数多くの青白い狐火が点々と浮かび、ゆらゆらと揺れていました。それを見るとはなしに見ていると、狐火は、純潔を守るために終戦時にこの地で身を投げた、数多くの若い乙女に姿を変えて、戦場に散った連れ合い達と楽しげに語らい始めたのです。Kappaが、この、恐ろしくも美しい光景に魅入られている間に、魂達から放たれる凄絶な冷気は、じわりじわりとKappaの中に入り込み、Kappaの記憶を奪っていきました・・・。

翌朝、呆然と湖岸に立ちつくす Kappaを、恒例の朝のお勤めに来た祖父の藤吉さんが見つけてくれました。見つかった時には最早、言葉すら喋れないようなひどい状態だったようです。
皆さんも、お盆の夜の水辺には十分に気をつけて下さいね?

それからさらに半世紀の時が流れ、すっかり人間と同化した Kappaは、みんなと一緒に中小企業診断士の受験勉強をしていました。でも、いくら同化したとはいえ、Kappa族の血を引くKappaには、時折、他の皆さんの考え方が不思議に思えることがあるのです。

例えば、次の問題(「ココロの盲点 完全版」 (池谷 裕二著)より)の問題をご覧下さい。

Q1.あなたは、Aさんをどういう風に考えますか?

(1)一万人に一人の割合で感染し、一年後に確実に死亡する病気があります。
(2)この病気の感染有無をほぼ確実に判定する検査法があります。この検査法の信頼性は99%とします
(100回に99回の判定は正しいが、1回は逆に判定)。
(3)この検査法でAさんは、陽性(一年後に死亡する)と判定されました。

しかし、事情に詳しいAさんは、「俺は気にしない」と言っています。その心は?
(A)単なる強がり(検査結果は怖いけど、そんな弱みは見せられない)
(B)現実主義者 (検査結果がどうあれ、人間一度は死ぬ。気にする必要はない)
(C)楽観主義者 (自分の運なら、検査が間違っている1%に入れる、という自信がある)
(D)ほぼ死なないと確信している (自分は、まず死なないと結論し、気にしないことにした)

・・・答えを見る前に、どれかを選んでみて下さい。

 

 

 

Kappaが以前、この問題をセミナーで問いかけてみた時、人間族の方々の間で一番多かった解答がB、次いでA、C,Dは同じぐらいでした。

では、次の問題です。

Q2.あなたは、Bさんをどういう風に考えますか?

(1)一万本に一本の割合で百万円が当たる宝くじがあります。Bさんはこの宝くじを1本買いました。
(2)購入した宝くじが当たっているかどうかを当てるマジックアイテムがあります。
このアイテムの信頼性は99%とします(100回に1回は間違います)。
(3)このアイテムを使い、Bさんは、当たっていると判定されました。

しかし、事情に詳しいBさんは、「当たっている筈がない」と言っています。その心は?
(A)単なる強がり(顔がにやけるのを、他の人に見られたくないだけ)
(B)現実主義者 (マジックアイテムがどうあれ、外れるときは外れる)
(C)悲観主義者 (自分の悲運なら、間違っている1%に入れる、という自信がある)
(D)ほぼ当たらないと確信している

 

Q2は、Bさんが宝くじに当たる確率を冷静に計算すれば解くことができます。一万人の購入者のうち、このマジックアイテムを使って当たっていると判断される人が何人いて(Bさんもその中の一人)、その中で実際に当たる人が何人いるかを考えてみれば良いのです。

Q1とQ2は、数学(答えを導くロジック)的には同じ問題なのですが、全然違った問題に見えませんか? Q1とQ2で違った答えを出した人もいるかもしれません。多くの方が、Q1では「一万人に一人」という記述が見えなくなり、「一年後に確実に死亡」という記述のみが記憶に残っていたと答えています。「死ぬのはいやだ」、という人間にとっては当たり前の感情が、解答のロジックにまで影響を与えているのです。その結果、おそらくQ2では簡単に正解(D)にたどり着けた人でも、Q1ではBやAを選んでしまうのだと思います(Kappa族は基本、生死観が希薄なので、そう思わなかった人は Kappa族の血を引いているのかもしれません(^^;。余りにも長く人間の習慣に染まってしまった Kappaもしっかりと間違ってしまいました(-_-;)

Kappa族の血を引いていない大半の皆さんにとって、本試験会場に棲む魔物の存在は大きいと思います。Kappaは、魔物の正体は、このあたりにあると考えています。「落ちるのはいやだ」という当たり前の感情に打ち勝つには、十分な学習とそれに伴う自信が一番。それでもちょっと不安だなぁ、という大半の方々にとっては、メンタルトレーニングやお守りやおまじない、親しい人からの励ましなどが効果的だと思います。

もう一つ、試験勉強を続ける上での重要な原則があります。それは、よく言われる「着手したら、半分終わったも同然」ということです。
人間の脳は出力(行動)を重要視するようにプログラムされています(「脳には妙なクセがある」 (池谷 裕二著)より)。普通の人が、このあまりにも長い戦いを続けていくためには、形から入ることが大変効果的です(時間を決めて勉強する、予備校で皆勤賞を取る、など)脳は何かと理由をつけてサボろうとします。でも、行動から先に入ると、だんだんとその気になって、自然に続けてしまうのです。この原則を守ることは、これからの7ヶ月+2ヶ月半の長丁場を無事に乗り切るための、大きな助けとなると信じています!

さて、明日は名古屋から。悟空さんからのラストメッセージです。
請うご期待です!!

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