オヤジは、中小企業診断士1次試験はクイズだと観念した

 

こんにちは、タキプロ5期生けものみち、5回目の登場です。

 

52歳のオヤジの記事は、どうにも品が無くて、何とも申し訳ないと思う。
他のメンバーの記事の清々しさとは比べようがないものなあ。
不快に感じる人も少なからずいらっしゃることでしょうが、
年寄りに免じてどうぞご容赦ください

 

繰り返しになるけれど、中小企業診断士試験勉強の王道は、
時間をかけて、幅広い知識を身に付けることです。
20代、30代の受験生は楽をしようなどと考えず、
ひたすら勉強するしかないと思う。
商品の陳列方法が、実際に役立つ人は少ないかもしれないけど、
経理、人事、マーケティング等の基本的な知識が身に着くのだから
この勉強はとても有意義なものですよ。

 

その一方で、私が記しているのは、
自己啓発とかスキルアップが目的じゃなくて、
サラリーマンとしてのゴールが何となく見えてしまった、
切実に中小企業診断士の資格が欲しいと考える同志が、
少しでも合格に近付くことを願っての勉強法だ。
これは王道に対しての邪道なんだな。
だから、若い受験生は真似をしてはいけません。
私はまぐれ合格だが、若い人は正々堂々と合格するべきだと思うな。

 

さて、1次試験はクイズと思えという、
とんでもない極論についてですが、
私の考えがそこに至ったのは、二つの過去問に悶絶したからなのです。

 

私は、30年近く小売り事業に従事しているけれど、
新卒で入社したのは古い鉱山会社です。
その会社がバブル期に浮かれて作った、
ノウハウ皆無の子会社に志願したのが小売りのスタートだから
マーケティング関係は独学で習得する必要があったんだな。

幸い、コストは会社が出してくれたし、
私もまだ若かったから、一生懸命勉強したのですよ。
ドラッカーもポーターも著書はほとんど読んだし、
コトラーに至っては、
その弟子である早稲田の恩蔵先生の研究室に出入りしたくらいだから、
勉強時間は数百時間を超えている
写真 (13)

 

ところが、平成24年度企業経営理論第25問設問2の、
マーケティング3.0固有の特徴』が出来なかった。
まあ、これは私のケアレスミスなんだけど、
人並み以上にコトラーのマーケティングの知識と経験はあると、
自負していたから地団駄を踏んだなあ。

 

さらに、もっとショックだったのがブランド論
ブランド論というのは新しい学問で、アメリカのアーカー教授が提唱し、
日本には1990年代に入ってきたのです。
私は扱っていた商材が高額品だったこともあり、
当初から並々ならぬ関心を持ち、
リアルタイムでウォッチ、かつ熱心に勉強してきた分野なんですね。

また、私は累計で20億円くらいの広告コストをかけて
実践、成果を上げてきた実務家だったから、
ここには絶対の自信を持っていたわけです
(昔は今より大きな仕事をしていたなあ)。
エラそうな言い方で大変申し訳ないけれど、
どう考えたって、出題者の先生よりも実務経験は豊富なんですよ。

 

しかし、平成23年度第27問のブランドに関する問題は、
何度やっても間違えるし、
他の年でもブランド関連の問題はあまり正解出来なかった。
こんな訳のわからん分類が何の役に立つんだあ!!!!
本気で腹を立てたし、もうこんな勉強は止めようと真剣に考えたな。

 

それでも、しばらくして考え直した。
中小企業診断士の1次試験は基本4択の選択問題なんだから、
深い知識を求めるものではない
それに全体の合格率をほぼ20%に調整するためには、
落とすための難問も必要とされるだろうと。
数百時間の勉強や実務経験があっても、
正解出来ない問題があるのは、
素直な問題ばかりでは合格率が上がり過ぎちゃうからだなと。
世の中、いろいろな事情があるのは仕方のないことだ。

 

そこで視点を変えてこの試験をクイズと割り切って勉強したら、
結構楽しいんじゃないかと思いついたんだ。
この試験で点数を稼ぐには別の思考回路が必要だぞと。
自分が小学生の頃、クイズが大好きだったことを思い出したな。

 

不思議なことに、そこまで突き詰めて考えると
いっぺんに肩の荷が軽くなったというか、
リラックスして勉強出来るようになったのですね。
そして、以後ひたすら取り組んだのが前回ご紹介した過去問集です。

 

幅広い分野の出題もね、クイズだと考えて解くとなかなか楽しいんだよ。
間違えたら、チクショウと熱くなったりするけど、
回答を見て、「なるほどそう来たか」なんてひとりごちたりしてね。

全問正解する必要はない、60%正解すればいいわけだから、
こりゃアメリカ横断ウルトラクイズよりもずいぶん楽だぞなんて考えたな
(あらかじめ言っておくけど2次試験は全然違いますよ。
あと1次試験でも経済学・経済政策は色合いが異なるな。)。

 

まったくふざけたような考え方で、
真面目にストイックに勉強している受験生の方々には、
本当に申し訳ないのだけれど、
少しでもリラックスして、楽しく勉強出来るのは、
悪いことではないと思うなあ。

 

それで、ここからのポイントになるのは
やはり過去問を学ぶことだったと思う。

これはまた次回に書きますね。

けものみちの過去記事
オヤジが一発合格するための、『天の恵み』はこれだった(4回目)
オヤジが一発合格するために、『この本』をどう読むか?(3回目)
1次試験は過去問で立ち位置とギャップを知ろう(2回目)
中小企業診断士受験 けものみちの歩き方(1回目)

 

 

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