経済・経済政策の用語を英語でも確認しよう by じゅん

みなさん、こんにちは!タキプロ14期の じゅん です。今回5回目のブログとなります。
2次試験も終了し、ほっと一息ついていたらもう3週間も経ってしまった方々、来年度に向けて1次試験合格のために本腰を入れてやって行こうと考えて見える方々など、いろいろだと思います。
2次試験を受けられた方は、発表までドキドキですね。平均して20%弱の方しか合格しない相対的試験ですので何とか上位20%弱の中に入ることが出来るよう心よりお祈りしています。昨年の自分を思い出すと、やるだけやったという達成感と事例Ⅳでの解答の未熟さに対するショックが大きく、ちょっとめげてました。
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■はじめに
さて、本日のお題は「経済学・経済政策」です。大学などで経済学を勉強した方以外は初めのうちはよく分からないと思われる方が多いと思います。2次試験にも関係のない科目ですし、実際の経営実務においてはまずお目に掛からない基礎知識が満載です。

もちろん日々の経済を俯瞰するためには必要な知識が多いですが、実際に昨年の1次試験以来、教科書を久しぶりに開いてみると、忘れていることが多いですね。反省です。

そこで、本日は難解な(日本語でないような)経済の専門用語をしっかりと理解するためには、日本語訳だけではなく原語(英語)も合わせて確認しておくと理解が深まるというお話です。訳者の方に苦言を表するわけではないですが、どうも専門用語の日本語をそのまま覚えるのは苦手です。

■経済学用語 対訳
経済学・経済政策に関するグラフの説明などは他のブログでもしっかりとブログメンバーがご紹介してくれていますので、今日は経済学で良く使う言葉の原語(英語)はどうなっているのかをまとめてみました。
私は経済用語を聞いてもピンとこないときや、「IS曲線」などの頭文字をとったような言葉については、必ず英語を調べるようにしていました。経済用語をそのまま覚えようとせずに、英語に当たってみると理解が早まったものも多くありました。

日本語に訳すにも的確な言葉(個人的に考えて)かどうかで、記憶の外に行ってしまうものも多いので英語に当たるのも大切なことだと思います。急に「効用」が、とか「IS曲線」が、と言われても何だったっけ?と記憶をたどるよりは、英語でも確認しておくことで記憶が深まると思います。
経済学用語対訳
| ミクロ経済 | |
| 需要曲線 | demand curve |
| 供給曲線 | supply curve |
| 効用 | utilty |
| 効用関数 | utility function |
| 無差別曲線 | indifference curve |
| 限界効用 | marginal utility |
| 限界代替率 | marginal rate of substitution |
| 限界代替率逓減の法則 | Law of diminishing marginal rate of substitution |
| 予算制約線 | budget contraint line |
| 需要の価格弾力性 | elasticity of demand |
| 所得消費曲線 | income consumption curve |
| 上級財 | superior goods |
| 下級財 | inferior goods |
| 中立財 | neutral goods |
| 代替効果 | substitution effect |
| 所得効果 | income effect |
| 代替材 | substitutional goods |
| 補完財 | complementary goods |
| (労働供給曲線の)後屈 | backward bending |
| 限界費用曲線 | marginal cost curve |
| 平均費用曲線 | average cost curve |
| 平均可変費用曲線 | average variable cost curve |
| 生産関数 | producton curve |
| 等費用曲線 | isocost curve |
| 従量税 | specific tax |
| 従価税 | ad valorem tax |
| 余剰分析 | welfare analysis |
| 死荷重 | dead weight loss |
| 比較優位論 | comparative advantage |
| 不完全競争 | imperfect competition |
| 市場の失敗 | market failure |
| 屈折需要曲線 | kinked demand curve |
| 社会的限界費用 | social marginal cost |
| 外部不経済 | external diseconomies |
| マクロ経済 | |
| IS-LM分析 | (I)nvestment (S)aving (L)iquidity Preference (M)oney Supply |
| AD曲線 | Aggregate Demand |
| AS曲線 | Aggregate Supply |
| 消費関数 | consumption function |
| 貯蓄関数 | saving function |
| 総需要関数 | aggregate demand function |
| 総供給関数 | aggregate supply function |
| 45度線分析 | 45-degree line diagram |
| 有効需要 | effective demand |
| 乗数効果 | multiplier effect |
| 租税乗数 | income tax multiplier |
| 流動性のわな | liquidity trap |
| 加速度原理 | acceleration principle |
こんなところの英語も頭の中に入れておくと経済学に対する理解が速いかなと思われるものをピックアップしてみました。出来るだけ長期記憶につなげるように必要なものだけでも活用頂ければと思います。

■来年度からの1次試験における出題内容の表記の変更
おまけとして、中小企業庁より、来年度から以下のお知らせが2023年9月11日になされています。
【来年度からの変更】中小企業診断士第1次試験における出題内容の表記の変更について
令和5年9月11日
一般社団法人中小企業診断協会
一般社団法人中小企業診断協会では、中小企業支援法第12条に基づく経済産業大臣の指定を受け、中小企業診断士試験を実施しています。
第1次試験の目的及び科目については中小企業診断士の登録等及び試験に関する規則第40条において規定されており、その内容については第1次試験の試験案内に記載しているところです。
今般、受験者の方が必要な知識の習得に取り組みやすくなるよう各科目における最近の動向を踏まえつつ、来年度より出題内容の表記を別紙のとおり変更いたします。
この変更は、あくまでも表記の変更であり、従前の試験科目の範囲を変更するものではありません。(適宜、下記のQ&Aをご参照ください。)
【Q&A】
Q1 従来の試験案内には記載のない項目がありますが、試験科目の範囲は拡大していないのですか。
A1 従来の表記にはなく、今般、新たに記載された項目は、最近の各科目の動向を踏まえ、
a.「その他」と表記していた項目の中に含まれていたものを明記することとしたもの
b.表現を変更したもの
等であり、試験科目の範囲が拡大するものではありません。
あくまでも従来の試験科目の範囲の中で、受験者の方が必要な知識の習得に取り組みやすくなるよう表記を変更するものです。
Q2 今回の変更により表記がなくなった項目については、今後の試験には出題されないのでしょうか。
A2 試験科目の範囲は変わっていませんので、具体的に出題されるか否かとは直接、関係するものではありません。
試験範囲の変更はないとの事ですが、「経済学・経済政策」は以前の表記の仕方・まとめ方からかなり分かり易くなっていると思います。一度、どのように変わったか、確認をされると良いかなと思います。(こちらをご参照ください。別紙)
まとめ直すことによって出題のプライオリティは変更になっていく気がしますから、過去問プラスアルファの勉強も必要となってきそうです。

■おわりに
私事になりますが、一昨年のちょうど今頃中小企業診断士の試験を受けることを決め、通信講座に申し込んだ記憶があります。これからスタートする方も、今まで勉学に励んでいた方々も、ちょうどスケージュールの見直しなどに良い時期かと思います。
勉強時間を捻出することが、診断士合格への早道ですので、是非ともがんばってください!「経済学・経済政策」には腰を落ち着けて臨みましょう。

次回は、あっさ さんの登場です。 お楽しみに!
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