情報システムの攻略・活用方法 byフミッキー 

読者のみなさん、こんにちは。
タキプロ14期のフミッキーです。今回、2回目の投稿となります。
1回目の内容はこちらから。

1次試験を受験された皆様、本当にお疲れ様でした。今年の1次試験は試験場所まで遠かった方や台風の影響で大変だった方もいらっしゃると思います。
協会からの1次試験合格発表日までもう少し時間がありますが、自己採点の結果、結果が良かった方も伴わなかった方も、次の目標に向かって前進して頂きたいと思います。

私自身は1次試験を2回受けましたので、1次試験終了後、この時期の取り組みとして、1回目は来年度の1次試験に向けた取り組みを、2回目は2次試験に向けて過去問演習を始めておりました。また年度によっては、設問の不備により加点されるケース、また科目問題が難しすぎた場合は、合格率を調整するために加点されるケースがあります。なので、自己採点でギリギリだった方も諦めずに2次試験に向けた取り組みを実施頂ければと思います。

ただし休息は必要ですので、適度にオン・オフを切り替えてストレスを発散してくださいね。

それではみなさん、よろしくお願いいたします。


タキプロ15期メンバー募集! ↓概要、申込みはコチラから↓

目次

  1. はじめに(痛い経験・・・)
  2. 経営情報システムの基本を学習するには
  3. 経営情報システムの攻略方法
  4. 終わりに(情報システムの重要性)

1. はじめに(痛い経験・・・)

診断士1次試験は7科目勉強することになりますが、経営情報システムは私自身、仕事上でもあまり接触する機会がない科目でした。コンピューターの基礎知識やインターネットくらいは、かろうじて理解できる部分ではありました。しかし、プログラム言語、TCP/IPプロトコルなどは、ほぼ初めてでもあり、暗記に苦戦した記憶があります。

スマホ通信教育サイトを活用しながら、ひたすら復習しておりましたが、1回目の1次試験では40点の足切りラインにも届かず、まさに惨敗。。。

ショックとともにテコ入れ対策が急務と感じ、とりあえず現状分析をして足りない部分の強化を図ることにしました。反省点として勉強不足感が否めず、反復練習が不足していた為、知識の定着ができておりませんでした。

2. 経営情報システムの基本を学習するには

1回目の試験が終わり、基本ができていないと痛感した私は、情報収集から始めました。色々なサイトを見ながら、情報システムの基本を体系的に身につけられる資格が、『ITパスポート』でした。

『ITパスポート』とは、ITを活用する全ての社会人・これから社会人となる学生が備えるべき、ITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験となります。コンピューターの基本的概念や用語・ハードウェア・ソフトウェア・ネットワーク・セキュリティなど、広範なIT関連の知識を問う試験となります。

この資格が中小企業診断士試験の1次試験(企業活動・経営戦略・財務・法務等)の範囲もかぶっており、1次試験での繰り返し復習に最適でした。なお『ITパスポート』は、中小企業診断士試験を一度体験された皆さんであれば、比較的容易に理解する事ができるかと思います。
『ITパスポート』を学習しながら、経営情報システムの過去問を復習する。『ITパスポート』の試験範囲は、中小企業診断士1次試験の学習にマッチしていました。

もし、経営情報システムの基本からやり直す必要があるなぁと思った方は、一度『ITパスポート』の資格取得を検討されることをお勧めします。また受験される方は、なるべく早めにこの資格を受験されることをお勧めします。来年の中小企業診断士試験1次試験をリベンジしようとすると、あっという間に時間が過ぎていきます。
ちなみに私は11月に受験し、ITパスポート受験後は来年の1次試験リベンジに向けて切り替えていきました。

ITパスポート リンクはこちら: https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/index.html

3. 経営情報システムの攻略方法

この科目は暗記科目です。物理的に記憶する部分も必要ですが、何か事例と結び付けて覚えていくと、忘れにくくなります。そして覚えた内容をアウトプット(問題を解く)することで、さらに記憶に定着していく事となります。

またこの科目はご存じの通り、ものすごく変化が激しい分野です。目まぐるしく状況が変わっていく科目に特化して勉強するのは、他科目を受験される人であれば難しい部分だと思います(すべてを網羅しようとすると、時間がかかりドツボにはまります)。

そのような手ごわい科目だなぁと実感しながら、直前期(5月GW前後)からは、下記内容を実施しました。

  • 過去問演習

これは、他の方でも記載されていますが、やはりアウトプット量を増やして記憶を定着させる意味では必要不可欠なことだと考えます。私自身でも実証済ですが、暗記科目は興味がないとほんの数日でほぼ100%忘れてしまう自信があった為、時間があれば反復演習を実施しておりました。その意味では、スマホで気軽に勉強ができるツールがあると、大変心強いと思いました。まさにスキマ時間の有効活用かな、というところです。

なお言わずもがなですが、過去の試験問題を解いてみることで、出題傾向や重要なポイントを把握することができます。それを繰り返し、ポイントを頭に定着させることで、新しい箇所の問題が出てきても、焦らずに何とか対処できるようになっていきます。

  • 大手予備校の模試試験

1回目1次試験では、模試なんて受けなくても大丈夫だろうと思って本試験に臨み、惨敗しました。そこからわかったことは、当日の心の持ち方・体力の持続方法が全てぶっつけ本番だったこと。

1次試験は2日間という長期戦です。試験会場になれるという意味でも、2回目1次試験の前は某大手予備校の模試試験を受験しました。

模試試験からわかったことは、特に情報システムや中小企業政策など、毎年内容が更新される科目や時代の変化が激しい科目では、最近の時事ネタが出題される為、大変参考になりました。また模試試験を受けて終わりではなく、できなかった問題や初見問題について、解説ノートを見る。それでもわからなければ、ネットやテキストで調べ、自分に腹落ちさせることで、記憶に定着させていきました。結果的に、模試で間違えた方が記憶に定着しました。

なお模試の点数は気にする事はありません。私自身も結果を見ると、受からない可能性が高かったと判定されましたので(笑)。今まで勉強してきた知識を補充し、当日場慣れをする機会と捉えて、ぜひ受験してみてください。

4. おわりに(情報システムの重要性)

この1次試験は100点を目指す試験ではなく、あくまで60点以上取れれば勝ちの試験です。特に情報システムは、変化が激しく奥の深い科目ですので、この科目に集中してしまうと、他科目で勉強時間が取れず、苦戦する可能性もあります。過去問演習をとおして、重要ポイントはきっちりと押さえておくようにしましょう。
過去問演習でわからない点があれば、解説はもちろん、他テキストを活用することも必要です。私は野網美帆子先生の『まとめシート・後編』を活用し足りない知識を復習しました。

ここからは、少し別の視点から「情報システム」を見ていきます。私自身、現在実務補習中であり体験談となりますが、情報システムは経営戦略・財務会計・運営管理など、経営をしていくにあたり深くかかわっていく分野となります。
情報システムとは、経営者が必要としている各種情報を、システムというツールを通して支援・サポートするものです。経営者が各種戦略を策定していくにあたり、切っても切り離せないものが情報システムとなります。

2次試験で有名な切り口である『DRINK』(データベース・リアルタイム・一元管理・ネットワーク・共有)ですが、実践でも重要な切り口となるんじゃないかなと思います。

<参考例>

データベース⇒顧客・取引先データベースなど

リアルタイム⇒在庫情報管理など

一元管理⇒営業活動管理など

ネットワーク⇒ネットワークインフラなど

共有⇒クラウドツールなど

簡単に羅列しましたが、これは2次試験にもつながっていくところかなあと思います。

またもう一つ重要なことは、各種情報システムを構築していくにあたっては、セキュリティが重要です。
デジタル化における守りの要は、セキュリティ対策となります。これを怠ることは、企業にとって重大なリスクをもたらします。なお重大リスクは、例えば『データ漏洩・機密情報流出』、『システムへの不正アクセス』、『不正アクセスによるサービス停止や生産性低下』等があげられます。

情報漏洩があった場合、中小企業にとっては、重大な問題となります(「ブランドイメージの低下」「取引停止等のリスク」)。
具体的な攻撃手口や対応策は、もしかしたら試験に出題される可能性があるかもしれません。詳しくは、第2章で記載したITパスポート試験を所管している独立行政法人情報処理推進機構のホームページをご覧ください。

 独立行政法人情報処理推進機構はこちら https://www.ipa.go.jp/index.html

話は少し脱線しましたが、過去問の復習を通してご自身の弱点を克服し解答をパターン化することが、1点でも多く点数を積み重ねていく事に繋がると信じております。

以上、皆様のご参考になれば幸いです。

■【告知】二次試験ブーストセミナー開催のご案内

2023年9月10日(日) 20:00-21:30に、二次試験ブーストセミナーを開催いたします!
今回のセミナーは、事例Ⅳに特化したセミナーとなっております。

事例Ⅳに苦手意識をお持ちの受験生の皆さん、今からでも間に合います!

試験本番を約1.5か月先に控えたこの時期、「経営分析に関するワンポイントレクチャー」と、「よろず相談会」にて、皆さんの苦手意識を少しでも取り除くべく、タキメン一同準備万端整えて皆さんのご参加をお待ちしております!

以下、セミナー詳細となります。

◇日時: 2023年9月10日(日) 20:00-21:30
◇場所: Zoomでの完全オンライン開催(参加費無料/先着50名!)
◇参加費: 無料
◇内容:
・今回は2次試験まで1.5か月前の時期での開催のため、苦手な方の多い事例Ⅳの経営分析のワンポイントレクチャーとタキメンによるよろず相談会の二本立て構成となっております!

参加申し込みは、下記のバナー(こくちーずリンク)よりお願いいたします。
皆さんのご参加をタキメン一同でお待ちしております!

申し込みはこちらから↓

最後にお知らせです 電子書籍でタキプロの本が4冊出ます!
①4人合わせて43年!超多年度合格者が贈る受験生へのラプソディ: ~
 → こちら
②ストレート合格の裏側〜私たちの事情〜
 → こちら
③これでキミも合格できる!2次試験を突破するためのノウハウ
 → こちら
④合格者の数だけ合格ノウハウがある!「タキプロブログ」の活用法
 → こちら

ストレート合格者の考え方を参考にするのも良し、
または超多年度合格者の思いに共感(あるいは涙)するのも貴方次第。
上記リンクから Amazon にジャンプできます!


次回はふぃっしゅんさんの登場です。
お楽しみに!

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
↓下のボタンを押して、読んだよ! と合図していただけると、とっても嬉しいです。
(診断士関連ブログの人気ランキングサイトが表示されます[クリックしても個人は特定されません])

にほんブログ村

皆様の応援がタキプロの原動力となります。
ぽちっと押して、応援お願いします♪

タキプロ中小企業診断士 WEB勉強会の参加申請はこちら↓

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です