科目免除か得点源か?「経営情報システム」で迷うあなたへ by Tommy

一次:経営情報システム

はじめまして、タキプロ15期の   Tommy と申します。  

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■はじめに

今回、初めてブログを書かせてもらいます。
不慣れなのでまとまりがなくなるかもしれませんが、最後まで読んでいただけると嬉しいです。
皆さんの合格率向上に少しでもお役に立てるよう全力を尽くします。

■プロフィール

年齢     : 50代
職種     : 製造業
受験歴    : 1次試験 2回(R4、R6年度受験)、2次試験 3回(R4~R6年度受験)
1次の勉強方法 :「診断士ゼミナール」、「過去問マスター」他
1次の勉強時間 : R4年度:約950時間、R6年度:約500時間
1次の得意科目 :「企業経営理論」「中小企業経営・政策」「経営情報システム」
1次の苦手科目 :「経済学・経済政策」「経営法務」

■1次試験対策

初回受験(R4年度)では、まずオンライン講座の動画を視聴し、それをまとめながらインプット学習を進めました。そして、5月の連休明けからは過去問を中心にアウトプットを繰り返す日々が続きました。

2回目の受験(R6年度)では、オンライン講座の動画を飛ばし見しながら1次試験の知識を思い出した後、再び過去問をひたすら繰り返しました。この年は2次試験の対策と並行して1次試験の勉強を進めていたため、難問は捨て、みんなが解ける問題を重点的に繰り返し解くことで、極力効率的に進めるよう心がけました。

私は心配性な性格であるのに加え、勉強しているうちに面白さを感じた科目もあり、勉強そのものが目的化してしまった部分もありました。振り返ると、「1次試験の勉強時間はもう少し減らしても良かったかもしれない」と思うところもあります。

■経営情報システムについて

さて、今回のブログのテーマである「経営情報システム」ですが、私は得意科目の一つだと認識しています。

その理由は以下の2点です。

  • 私の本業が製造業のソフトウェア関連部署なので、全く関係のない業務をしている他の受験生に比べて優位性があると感じたこと
  • IPAの情報処理関係や、AI関係の資格を保有しており、1次試験で出題されるような問題を解いた経験があったこと

学習を進める中でも、見慣れない経済学や法律に比べて、この分野の内容は比較的頭に入りやすいと感じました。

■科目免除するか、しないか問題

さて、ここで選択を迫られる場面がやってきました。

私は前述のとおりIPAの情報処理関係の資格を保有していたため、「経営情報システム」を科目免除できる権利を持っていました。最初は当然のように、「これはラッキー。科目免除申請しよう!」と思っていました。しかし、情報を集めていく中で、次のような意見が多いことに気づきました。

「科目免除できるほどの知識があるなら、受験して得点源にするべきだ」

つまり、他の科目が6割を下回った場合、この科目で6割以上の点数を取ることで補填できるのではないか、という考え方です。確かにうまくいけば、苦手だった「経済学・経済政策」「経営法務」で多少失敗しても挽回が可能かもしれません。

しかし、中小企業診断士試験は年度や科目ごとに難易度のばらつきが大きいことで知られています。「経営情報システム」も例外ではなく、私が初めて受験した前年(R3年度)には科目合格率が10%台に低下しており、今後も難化傾向が続くのではないかという予測もありました。せっかく科目免除の権利があるのに6割を下回っては元も子もありません。

迷った末に、R4年度は科目免除を申請せず受験することにしました。その決め手は「仮に他の科目で失敗しても、2日目の『経営情報システム』で挽回できるはず」という(心理的な)保険をかけたかったことでした。

■…で、結果どうなったか

ではR4年度の「経営情報システム」の結果はどうだったかというと、68点でした。7割近くの点数を取れたので私の選択は間違いではなかった…といえるでしょう。

ただし、この中には当てずっぽうで選んだ解答が偶然正解だった部分があったのも事実です。いくら本業で関連する知識や経験があったとしても、(私の場合)統計学やSQLのように普段あまり使わない分野の知識を問われると、取りこぼしのリスクはあります。そして、そのリスクに備えるには、やはりある程度の準備期間が必要となります。

また、この年は他の科目でも6~7割の得点を取れたこともあり、「こんなことなら科目免除して2次試験対策など他のことに時間を充てても良かったのでは?」とも思ってしまいました。(実際に、2次試験対策は完全に後手に回り、準備不足のまま挑むことになってしまいましたので…。)

■まとめ

個人的なバイアスがかかっているかもしれませんが、「経営情報システム」は他の科目免除が可能な科目と比べて、免除権利を得やすい科目ではないかと感じています。他の「経済学・経済政策」「経営法務」「財務・会計」は士業資格など権利を得るためのハードルが極めて高いためです。(昨年、R6年度の科目免除の情報は[こちらのリンク]で確認できます

そのため、この科目を「免除申請すべきか、しないで得点源として活用すべきか…?」と悩む受験生も多くいらっしゃるのではないかとも思います。

そのような方への私からのアドバイスとしては、次の通りです。

『「経営情報システム」の科目免除の権利がある方は、素直に科目免除申請して、その分の時間を2次試験対策(またはストレス発散)に充てた方がメリットが大きいのでは?』

特に1次試験と2次試験の両方の合格を目指す方は、どうしても2次試験の対策時間が不足しがちです。そのため、1次試験の受験科目を減らし、効率的に進めることが重要ではないか思います。(ちなみに、私はR6年度の2回目の1次試験では「経営情報システム」の科目免除を申請しました。)

もちろん、これはあくまで私の意見です。個人差がありますので、よく考えたうえで決定し、後から「こうすればよかった」と後悔することができるだけ少なくなる選択をしていただければと思います。

■おわりに

次回は、ヒサ さんの登場です。 

お楽しみに! 

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