2次試験の解き方 by モト

4事例共通

タキプロ16期のモトと申します。  
今回は2次試験(事例Ⅰ~事例Ⅲ)の自分流の『解き方』を紹介します。

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■はじめに

2次試験では各人が自分流の『解き方』を身に着けることが重要だと考えています。

しかし、0から考えて作り上げるのは非常に困難です。

私も様々な参考書やブログを参考にしながら、自身の傾向・特性を踏まえて解き方を作成しました。
今回は私の解き方を紹介します。受験生の皆さんの参考になれば幸いです。

■心構え

まずは『心構え』について紹介します。
この『心構え』は、自分の陥りがちな思考の罠にハマらないように用意したモノです。
勉強前や試験前には必ず目を通していました。

私には以下の傾向・特性があります。

  • 視野が狭くなりやすい
  • 雑になりやすい
  • 字が汚い

これらの傾向・特性を考慮して、以下の心構えを定めました。

  • わかりやすく、簡潔に。聞かれたことに素直に答える
  • 自分のアイデアよりも「顧客志向」が解答の基本。
    基本的に必要な情報はすべて書かれている。(一次知識は必要)
  • 読みやすい文章を書こう。綺麗に書けなくても丁寧に。
    試験管の気持ちを考えよう。雑に書いてあったら、読みたくはない・・・

各人それぞれの傾向・特性があると思います。

自分にあった『心構え』を用意することをオススメします。

■大枠

次に解き方の『大枠』を説明します。

私は以下の順番・時間配分で進めるようにしていました。

  • 試験開始後10分まで:設問理解
  • 試験開始後30分まで:与件文読解
  • 試験開始後45分まで:解答骨子作成
  • 試験開始後65分まで:仕上げ

残り15分は余裕時間 兼 見直し時間です。
※試験本番では色々なことが起こります。

 80分すべては使わず、ある程度の余裕時間を設けることをオススメします。

適した時間配分や順番は人によって異なると思います。

私も設問理解の順番を変えてみたり、解答の下書き時間を入れてみたり色々試しました。

みなさんも色々試してみるのが良いと思います。

■設問理解

『設問理解』では、まず設問をザっと読んで「咀嚼」するようにしていました。
具体的には以下の手順で解答を作りやすいようにしていました。

  • 手順①:わかりやすく書き換える
    まずは、わかりやすい言葉に書き換えます。
    次に、答えなければいけないことと問いが1対1になるようにします。

    例えば『組織的課題をどう克服するか助言せよ』という設問があった場合、
    ①:組織的課題を出せ
    ②:克服するための具体策を書け
    のように書き換えていました。
  • 手順②:解答のアウトラインを作る。
    「○○という狙いで、△△」等、テンプレートを使い素早く解答のアウトラインを作ります。

    私の場合、以下3テンプレート用意していました。
    テンプレート①:キーワード列挙用。『「観点」は①②③』
    テンプレート②:考え記載用。『「根拠」のために「結論」と考えられる』
    テンプレート③:具体策・提案・効果用。『「行動」による「影響」により「目的・効果」を図る』
  • 手順③:重要なキーワード(指示・制約)に印&書き換え
    以下のキーワードを重要なものと決め、印をつけ、書き換えるようにしました。

    キーワード①:「中小企業診断士の立場から」・・・一次試験の知識を使って
    キーワード②:「○○を踏まえて」・・・・○○を使って
    キーワード③:「A社のような中小企業にとって」・・・一般論・知識を使って
    キーワード④:「どのように○○をしてきたか?」・・・過去の話 情報を整理して
    キーワード⑤:「○○について助言せよ。」・・・未来の話。過去・現在を「根拠」に効果・提言を「結論」にして


適した手順も人によって異なると思います。
この手順は試験までに、しっかりと固めておくことをオススメします。

■与件文読解

『与件文読解』では、言葉の通り与件文を読み、理解します。
私なりに「読み飛ばし」「読み直し」が極力少なくなるような読み方の工夫をしました。


具体的には、以下の工夫をしていました。

  • 工夫①:段落等のブロック毎に一言メモ。
  • 工夫②:SWOTと特に気になった部分を抜粋
  • 工夫③:その他重要点抜粋
    ⑴ 思い系・・・経営者・社員・客それぞれの思い
    ⑵ 数値UP/DOWN系・・・客数が増えた・減った、時間が伸びた・短くなった等
  • 工夫④:②③で抜粋したものを関連しそうな設問に紐づける。

私は工夫③が特に重要だと考えています。
ここが抜け漏れなく抜粋できるようになれば、大きく外した解答になる可能性は低くなると思います。

■解答骨子作成


『解答骨子作成』では、『与件文読解』で抜粋したものを精査し、ロジックを組み立てます。

ロジックの組み立て方にも色々なやりかたがあると思います。
私は以下のような表を書いていました。

行動影響・効果結果
行動①行動①の影響・効果結果①
行動②行動②の影響・効果結果② 
行動③行動③の影響・効果結果③

※1つの行動が2つの効果・影響を及ぼすことや、結果が1つになることもよくあります。
※すべてのマスを埋めることが目的ではありません。

 縦・横のつながりを精査したり、思考の穴を見つけるために使っていました。

表を書いたら見直しをします。この見直しがとても大切です。
原因は対策の基になっているか?
間が飛んでいないか?
単なる言い換えになっていないか?
等自分なりのチェックリストを作ると良いと思います。

よくやるミスの上位3-5個をまとめて、リストにすることをオススメします。
3-5個にするのは、多すぎても少なすぎても使いにくくなってしまうと考えるためです。

■しあげ

最後に『しあげ』です。解答をできるだけ丁寧に書きます。
ここでも私は以下のようなチェックリストを作っていました。

  • 主語と述語を明確に
  • 「最適」「適正」のような曖昧な表現をしていないか?
  • 変化量だけで終わっていないか?
    (○○を減らして、業務効率を上げる等+効果が必要)
  • 指示・制約に従っているか?
  • 単なる言い換えになっていないか?
    (文字数制限にひっかかる解答は「単なる言い換え」を含むことが多い)

■おわりに

いかがでしたか?

他に気を付けていたことや細かい説明は、長くなってしまったので今回は省略しました。
また機会があれば紹介したいと思います。

次回は、よねーさんの登場です。 

お楽しみに! 

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