事例Ⅲで意外と高得点が取れた理由の考察 by よねー

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目次
■はじめに
よねーと申します。
今回は事例Ⅲについて書きたいと思います。
ネタバレなしなので、過去問未着手の方も安心してお読みください。
■R6年度事例Ⅲの手ごたえと実際の得点
私は二次試験は1回目の受験でしたが、当日の試験の中で最も手ごたえが悪い科目が事例Ⅲで、感覚的には50点くらいでした。
その後、各社採点サービスでの採点結果を見ても、上から数えて40%、50%、80%と判定されており、おおむね平均以下という採点結果でした。得点の予想でもB評価50点台くらいが多く、到底60点に届くような予想ではありませんでした。
ところが実際の得点は72点で、事例Ⅳを除いては最も得点が高い科目でした。
■手ごたえと実際の得点の差異要因
手ごたえが悪く採点サービスの結果も悪かったのに、実際の得点が良かったのは何か理由があると考えられます。
採点の内情はわからないですが、差異が生じた理由について、考えられる範囲で推測してみました。
手ごたえが悪かった理由
- 設問の用語を正しく理解できていないと感じた
- 120字で回答する設問で、知識で書ける内容で枠を無理やり埋めたため、的外れな解答の可能性が高い
各社採点サービスで得点が低かった理由
- 設問で求められている論点を回答に含められていない
- 不要な論点が含まれている
実際に得点が良かった理由の推測
- とにかく枠を埋めた
- SWOTを問う問題など簡単な問題で確実に解答できていた
- 与件文の内容を解答に反映させることができていた
- 多面的に解答できており、部分点の獲得につながった
- 設問の内容理解が誤っていても、論理的に正しいことを記述できていた
■この考察をもとに試験対策を考える
解ける問題は確実に解く
SWOTや与件文から抜き出すことが中心になる分析・助言の問題で高得点を取っておくことが重要になります。いろんなところで言われていることですが、以下のような点を抑えていれば大きく失点することはないと思われます。
- 多面的に解答する
- ひとつの要素を簡潔に短く
- 与件の情報を漏らさず、多くの要素を盛り込む
- 設問分を正確に理解し真正面から回答する
与件文や設問分でわからない用語が出た時の対処法
解ける問題でしっかり得点することは必要ですが、解けなさそうな問題が出たときにどのように対処するか、具体的なアクションを考えてみましょう。
- 不要な論点かどうかは気にせず、とにかく枠を埋める
- 与件文のキーワードを盛り込む
- 事例Ⅲはメーカーが題材になることがほとんどで、与件文でも強みと弱みが明確に記載されていることが多いので、迷ってもとにかく盛り込みましょう!
- 知識で埋める
- 事例Ⅲは生産管理等に関しての知識が必要となる問題が多く、似たような論点が頻出するので、知識のインプットも必須です!
- 与件文のキーワードを盛り込む
- 解答の因果関係に破綻がない文章を書く
- 解答の型を用意しておく
- 例えば、「施策はAしてBすること。狙いはCである。」のような形で、Aの結果としてBになり、さらにBの結果としてCを狙うというような論理展開になります。その際にAとBの因果関係、BとCの因果関係に注意して解答を組み立てましょう。
- 解答の型を用意しておく
このようにすることで、部分点を少しでも稼ぎやすくなると考えられ、その積み上げにより苦手科目でも高得点を狙うことになると思われます。
■おわりに
正直なところ、昨年度の事例Ⅲは解いている間に、あきらめたくなるくらいにどの設問に何を答えればいいかわからない状態でした。
しかし、自分が書けることを伝わるように書くことで、70点以上の得点を取ることができました。
試験当日にこのような状態になる方も多いと思いますが、最後まであきらめずに、1点でも上を目指せるよう日々の勉強に励んでいただければと思います。
次回は、つっつー さんの登場です。
お楽しみに!
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