戦歴を紐解く by ジョー

タキプロ16期の   ジョー と申します。  

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■はじめに

ブログをご覧のみなさま、おはようございます、こんにちは、こんばんは!

タキプロ16期の   ジョー と申します。

前回のブログは、事例Ⅱのしくじりをご紹介しました。
今回は、2次筆記試験の事例Ⅰについて、戦歴をたどりながらお伝えしてまいります。

事例Ⅰ
中小企業診断士試験 二次試験突破のノウハウ 事例Ⅰ

■戦歴

私、ジョーの2次試験事例Ⅰの戦歴は、
①令和3年度 43 C
②令和4年度 66 A
③令和6年度 62 A でした。

結果的に比較的得意だという認識です。
では、どうやって得意と思えるようになったのかを
令和6年度の事例Ⅰで考えてみます。
(解いていない方、ネタバレ注意

■事例Ⅰの命題

事例Ⅰは「組織(人事を含む)を中心とした経営の戦略及び管理に関する事例」について問われます。
そうです、組織/人事/経営戦略・管理が問われます。

よく、2次試験では「設問に素直に答える」と言われますが、

「なぜ、A社は、首都圏の市場を開拓するためにプロジェクトチームを組織したのか。また、長女(後の2 代目)をプロジェクトリーダーに任命した狙いは何か。100 字以内で答えよ。」(令和6年度第2問)

と問われても、設問が何を問うているのか?自体に苦慮しますよね。

ですから、冒頭の命題を試験開始前にひたすら念じていました。
「組織/人事/戦略、組織/人事/戦略、組織/人事/戦略・・・」

■流れを考える

事例Ⅰの流れ(問われる内容)は
①SWOT分析
②SWOTを活用させる問い(強み、弱み、機会を活用し、脅威は活用しないなぁ)
③会社の今後を発展させる問い

が、ざっくりした内容だと思います。2次試験においてはこの流れが一般的であり
場当たり的な解答(解答全体を通して一貫性が見受けられない)だと、AランクやBランクは得点できません。
(この解答の一貫性を気づいたのは、令和4年度の受験勉強の際にようやく気付いた)

よく「強みや機会を活かし、弱みを克服して業績をあげよ」とはいいますが
それをこの事例Ⅰでは組織・人事面、経営戦略・管理面で解答すればよいのです。

■各設問では何を問われているのか

そういった念じる事、流れを意識しつつ、与件文を読む前に設問を読んでいました。
一言で、何を問われているか「ひとこと化」することを心掛けていました。

近年、第1問ではストレートに「強み」「弱み」と問われるので
「ああ、第1問はSWOT分析ばい」と判断。

ちなみにジョーは、4色ボールペンを活用し、「S」「O」は赤色「W」「T」は青色「社長のビジョン、思い」を緑色で色分けして与件文に下線を引いていました。

第2問は「プロジェクトチーム」とあったので、組織
「長女(2代目)」わざわざ「2代目」って書いてあるけん、人材育成の人事ばい。


第3問は「Z社」目線での「A社」活用を意識するので
「A社の強みを活用するZ社目線の経営戦略ばい。」

第4問は将来の展望についてだな。3PLかぁ。
設問1は「配置転換」と書いてあるから、組織・経営戦略のセットだな。
設問2はZ社との関係性強化の施策だから経営戦略ばい。


といった具合で、
設問の横に「SWOT」とか「組織」とか書いて、何を問われているか確認しながら解きました。

■与件文ファースト

今回の令和6年度事例Ⅰ、第3問の設問文が非常に短く(35文字)

「なぜ、Z社はA社に案件を持ちかけたのか。100 字以内で答えよ。」

と、抽象度の高い難問だったのではと思います。なんじゃそれって悩みました。


そんな時は「答えは与件文にあり」です!

ジョーは、過去問を繰り返し解く中で、時間に追われ、「エイ、ヤー!」と空想の作文(いわゆるポエム)を書きがちな詩人でした。

しかし、令和4年度の際に与件文に「噛り付いて」なんとか与件にあるヒントを手繰り寄せて解答できたことで、与件文に帰って見つけることの重要性を結果で返せました。
それからは与件文ファーストでした。


また、与件文は1度読みと2度読み両方を試して勉強しましたが、最終的には1回精読にしました。
しっかり読んで、下線を引いて精読することで、与件文ファーストの精度があがったように思います。

これにより、この作問は、Z社が知るA社の強みがあるから県内に進出できることを書こうと決め


「理由は①Z社が県内進出の際、地元密着の企業でX社のノウハウがあり②Y社での受注処理の効率化や在庫管理のノウハウがあり③首都圏事業部の物流システム提案力を活用することで、Z社が県内進出可能と判断したため。(100)」

としました。80分初見の状態で、ポエムすることなく粘ってなんとか書き上げた内容です。この設問の得点はどうあれ、なんとか令和6年度はA判定を取れました。

あと、何回与件文を読むかは個人差があると思います。いろいろ試してみて、自分に合った読み方をし、自身の解き方を確立するための過去問演習を実施してみてください。

■おわりに

今回は、2次試験事例Ⅰを取り上げました。
今回お伝えしたかったのは、
①解答は全体を通して「流れる解答」を
②設問内容を「ひとこと化」
③悩んだら「答えは与件文にあり」です。


ジョーのつたない経験ではございますが、迷っている方の心に伝われば幸いです!

次回は、じま さんの登場です。 

お楽しみに! 

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