H24事例Ⅱを「ビジネスモデル・キャンバス」で可視化してみる

こんにちは！金曜日朝担当のしのPです。

今回はH24事例Ⅱを「ビジネスモデル・キャンバス」を使って可視化してみます。まだ解いたことのない人はネタバレになりますので、この記事は読まないことをおススメします。

 

過去記事はこちら

・「ビジネスモデル・キャンバス」でビジネスモデルを可視化する

・H25事例Ⅱを「ビジネスモデル・キャンバス」で可視化してみる

 

まず、与件文および設問文に記載されていることをベースにキャンバスに落としてみます。H24事例Ⅱにおいては、消費者の嗜好の変化にあわせて他企業との提携戦略、顧客セグメント毎の製品戦略を正確に対応付けて整理することが大きなポイントでした。

第1問については、ターゲットセグメント毎に展開した製品戦略の概要が問われました。診断協会が発表する出題の趣旨にも「整理・分析する基礎的な能力を問う問題」と書いてありますので、与件文の情報を正確に整理できたかがポイントでした。

 

 

第2問については、垂直的提携、水平的提携を行った、Z社やY社それぞれのメリットを問われました。垂直、水平の取り違えが命取りとなる問題でしたが、こちらも与件文に書いてある内容を正確に分析して整理できたかがポイントでしたね。ビジネスモデル・キャンバスの左側が聞かれていますが、顧客セグメント、チャネル、顧客への提供価値の組み合わせから、B社と提携先との戦略提携の意図を読み取ることがカギでした。

 

第3問については、出題の趣旨に「地域社会との関係性強化のために行っているコーズリレーテッド・マーケティングの現状を、整理・分析する能力を問う問題である」と書いてありますので、「寄付」を実施することによってX市内で企業ブランド価値を高め、売り上げを拡大に結び付いた取り組みを記載する必要がありました。この問題は、コーズリレーテッド・マーケティングの意味を知らないと大変苦しいものでした。私は本試験会場でかなり焦ってまったくトンチンカンな答えを書いてしまいましたが・・・。

 

第4問については、地域における企業ブランド強化に対するマーケティングアクションが問われましたが、与件文における少ない情報の中からヒントを読み取って、そのヒントからビジネスモデル・キャンパス全体を描く構想力と提案力が求められており、非常に難易度が高い問題だと言えます。

 

 

上記については私見も多く含まれていますので、受験生の皆さんもじっくりと過去問分析をしていただきたいと思いますが、この「ビジネスモデル・キャンバス」に出てくる主要な9要素を頭に入れておくと、ビジネスモデルを構造的に理解できるので整理しやすいのではないかと思います。

 

過去問分析の参考になりましたら幸いです。

 

では、まだまだ暑い日が続きますが元気に頑張ってまいりましょう！！

 

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題材：H25事例Ⅱ　テーマ：事例Ⅱガイダンス＆読解力対策 

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