【まいど!関西です。】これからの2次対策・事例Ⅳの心得

みなさん、こんにちは!
じょー@タキプロ関西7期です。
 
1次試験会場でタキプロを知っていただいた方、はじめまして!
 
試験当日も炎天下でしたが、今週も晴れ、予報では来週もずっと晴れ。
関西では連日35℃以上の猛暑日が続くそうです。
 
これから数週間は2次試験対策にとっても大事な期間。
勉強する室内環境、休憩の取り方には気を配ってくださいね。
 
今日のテーマは事例Ⅳの心得・苦手意識を取っ払おう!
 
2次試験の最後の科目である、事例Ⅳ。
 
じょーの初受験年度は、事例Ⅲまでを終わると、「あと1つだ!計算したら終わりだ。」と気が楽になったものでした。当時は1次試験のガッツリ版で記述式、とくらいしか思ってなかったから。しかし、計算問題がどんな形式で問われても確実に点を稼げる対策なんてしておらず、得点は安定しませんでした。
 
実際は、1次試験のように理論や計算問題が単独で出てくるのではなく、事例Ⅳにも「テーマ」や「流れ」があります。そして、与件文が1ページあるということは、やっぱりD社の財務以外の内部環境や成長要因、市場動向(機会・脅威)を踏まえてね、ということです。そう、事例Ⅰ~Ⅲと同じ「事例」なのです。
 
2ページ目以降に移ると、貸借対照表、損益計算書、製造原価報告書、現価係数などの数値を整理をしていく中で、この与件を見失い、処理に没頭してしまいます。
 
 
そんなことから、じょーが2年目の受験勉強で気を付けたのは、「計算問題集ばかりをやらないこと」「第1問を大事にすること」です。
 
 
第1問の財務分析では、D社の財務諸表(B/S、P/L、C/R)を分析して優れた指標・課題となる悪い指標を選出するところ、数値ばかりを追いかけてしまうと、一番同業他社より乖離があるものを選ぶという目的に置き換わり、全部の指標を計算しなくてはなりません。
そうすると、その状態である理由を説明する時に困ってしまいます。この説明が事例Ⅳの要。
 
数値だけで選出すると、例えば、売上高総利益(収益性)が悪いことを説明しようとすると、「売上高は同業他社と同等であるが、売上原価の負担が大きく、収益性が低い」と書いてしまいます。
 
これ、損益計算書の読み方を説明しただけです。初めて財務を勉強した人向けにはよいですが、D社の状況を踏まえて経営者に説明するとの題意から外れていますね。
 
与件に「価格競争が激化」「売上高が減少」「原材料費が高騰」とあったら、提示された財務状態・経営成績だけでなく、経営環境の変化にも気づけて、説明に「競争激化に伴う売上減少にも関わらず、原材料高騰により、収益性が低い」と組み込むことができます。
 
同じように、「設備の老朽化」とあれば、修繕費増大による営業利益が低い(収益性が低い)とか、稼働率の低下により売上獲得につながっていない(効率性が低い)と言えます。
 
 
もし、決定的なヒントが与件に見当たらなかったら!
個別問題(第2問以降)を確認しましょう。財務課題に対する解決策が個別問題として提示されているからです。
 
例えば、キャッシュフロー計算書が出題されたら、営業キャッシュフローのうち、運転資金の売上債権(受取手形・売掛金)・棚卸資産の過多で効率性に問題あるのかな、と逆算します。まず個別問題を解いてから、第1問を見極めようか、という戦略も立てられますね。
 
また、設備投資をしていたら、投資することで得られる効果(売上・費用)に着目して、キャパシティを上げて販売量増加したいのね、修繕費を低減したいのね、だから現状は有形固定資産回転率や売上高営業利益率の改善が課題なんだろうな、と導きます。
 
こんな感じで仮説を立てて、数値をもって妥当性を検証しながら、第1問を解答しましょう。
 
パターンはそんなに沢山あるものではありません。
 
事例Ⅳの趣旨は、D社の課題を財務面で解決すること。
 
この視点を忘れなければ、疲れの中でも計算精度の低下を恐れず、安定してくると思いますよ!うん、きっと。
 
 
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