2次試験1か月前の準備について

タキプロ11期(名古屋)のゆたごんです。こんにちは。
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2次試験まで残すところあと1か月強。2次試験の勉強が本格化している頃かと思います。

今日は、私自身が2次試験対策で実施したことを1点、重要だと思うことを1点アドバイスいたします。

私はこの2点のみを徹底しました。

頻出論点の確認

使用テキスト「ふぞろいな合格答案10年データブック」同友館

私の場合、2次試験のテキストはこの1冊を集中的に使用しました。10年分の過去問を解いていると頻出論点が浮かび上がってきます。

例として、事例Ⅰの成果主義、事例Ⅲの生産計画を例に挙げます。

①成果主義のメリット、デメリット

メリット:若手従業員のモチベーション向上。業績に対する責任感の涵養。

デメリット:短期的思考に陥りやすい。個人主義に陥りやすい。評価の公正性が担保できない。顧客志向の対応が行われなくなる懸念がある。ベテラン社員のモチベーション低下。

②生産計画を問われたら

長期計画を短期計画に。需要予測精度向上。兼任から専任に。在庫最適化。ロットサイズ最適化。シングル段取化。標準化・マニュアル化。製販情報共有。置き場管理ルール設定等。

このような論点に対するキーワードを事例Ⅰ~Ⅳ合わせて110論点分ノートに記載しました。そしてこのノートを繰り返し学習しました。

論点に対するキーワードを頭に入れておけば、問題文を読んだ際、使用するキーワードが頭に浮かんできます。後は具体的な与件に合致する形で文字制限の制約条件に合わせ記述するだけです。

問題要求に忠実に、素直な解答を心がける

①問題文に書かれている要求に忠実に

この点だけは確実に守ってください。例えば、「その理由を、競争戦略の視点から」と問われたら競争戦略=中小企業の定番である差別化、集中、特化の視点から理由を確実に記載するのです。競争戦略の視点が欠けていれば大きな減点となりかねません。

また、留意点を問われたら、留意点を確実に記載してください。留意点であるにも関わらず「◎◎すべきである。」と実施策を記載したら大幅減点です。

この点は意外と間違いやすい上、重要なポイントになるので確実に守っていただければと思います。

②素直な解答を心がけること

もう1点は素直な解答を心がけるようにしてください。素直な解答とは、素直でない解答を避ければ良いのです。私が考える素直でない解答とは、実務に基づいた解答です。

例えば、実務上、マニュアル化は必ずしも正解ではありません。マニュアル化を進めすぎることによって負荷があがったり、異常時に対応できない等弊害もあります。しかし、診断士試験ではベテランの人についている作業は、マニュアル化・標準化が正解なのです。

また、生産計画は必ずしも短期スケジュール化が正しいわけではありません。需要変動が少ない時期などは作業負荷を考え、長期化することは実務では多々あります。しかし、診断士試験では1か月単位で立てている計画は日次化することが正解です。

実際のビジネスの正解はありませんが、診断士試験は正解があります。試験上では実務にこだわりすぎず、過去問から得た知恵を素直に表現していただければと思います。

終わりに

ここまで記載したことは私自身の体験から得た「知恵」です。

問題文要求に忠実に、論点に対応するキーワードを頭に入れ、実務上のことは忘れ素直な解答を心がけてください。診断士試験は加点を得るというより減点を防ぐことが重要になります。思い込みは捨てて求められる解答を選択してください。

また、いろいろなことが頭をよぎるかもしれませんが、あまり詰め込みすぎず、シンプル思考で対応していただければ合格が近づいてくると思います。

最後に体調管理だけはしっかり行い、健康かつフレッシュな気分で試験に臨んでいただければと思います。

それでは、皆様の合格を祈願しています。また、来年、タキプロでお会いすることを楽しみにしています。

次回は、タキプロ関東の「しのちゃん」さんです。お楽しみに!

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