特集「通学・独学のメリットデメリット」アンケート結果 by zaki

2次試験勉強の始め方

タキプロ16期の   zaki と申します。  

これまで3回にわたって、通学・独学のメリットデメリットについて記事にしています。

<本特集過去記事>

第4回目は、タキプロ合格者45名に聞いた、通学・独学について記事にします。

■アンケート回答者の全体像

年齢

■45名の学習スタイル

  • 受験予備校を使用している人数:8名(内、使わないほうがよかったは0名)
    • 通信講座は利用せず、受験予備校しか使用していない人数:2名
  • 通信講座を使用している人数:22名(内、使わないほうがよかったは2名)
  • お金をかけない自宅学習をしたことがある人数:44名(内、しないほうがよかったは3名)
  • Youtubeなど無料動画視聴を活用したことがある人数:37名(内、しないほうがよかったは5名)
  • タキプロなどの受験生支援団体を活用したことがある人数:15名(内、しないほうがよかったは1名)
  • その他の学習スタイル
    • Web掲載された再現答案、ブログ記事読み込み
    • スマホや音声教材などを活用した自宅外の隙間学習
    • 模擬試験の参加

■学習スタイルに対しての感想

スタイル メリット(票数)デメリット(票数)
独学(44件)費用負担の少なさ(35件)
柔軟な学習計画(34件)
自身への客観的評価が欠けること(28件)
通学・通信(24件)解法メソッド/独自教材(7件)
演習・模試を通じた実践環境(6件)
高額な受講費用(13件)

■総評

当たり前ですが、独学(自宅学習)は多くの方が実施されます。

それに加えて、実施したうえで「有効」か「無駄ではない」の観点では、

  • 受験予備校:有効8件/無駄ではない8件
  • 通信講座:有効12件/無駄ではない8件
  • 無料の自宅学習:有効37件/無駄ではない4件

となっており、自宅学習(過去問や参考書の活用)は特に効果があると判断されています。

これらの結果から、合格者は「独学の自由さ・低コスト」を高く評価しつつも、最大の課題は「客観的な評価機会の不足」と認識していることがわかります。通学のメリットは「ノウハウ」と「実践」ですが、「高額な費用」が大きな壁となっています。

■受験戦略に関するアイデア

この考察を元に、独学と通学のメリットを組み合わせ、デメリットを打ち消すような、受験スタイルが望ましいといえるでしょう。

独学の最大のメリットである費用と柔軟性は維持しつつ、通学の最大の強みである客観的な評価だけをスポット的に購入します。

具体的なアクション:

  • 基本は市販の教材(過去問、参考書)を使った独学とする。
  • 予備校の講座は一切取らず、模試と二次試験の添削サービスを受ける。あるいは無料でタキプロなど受験支援団体の勉強会に参加する

これにより、費用を最小限に抑えながら、独学の最大の壁である「自身への客観的評価が欠けること」を克服します。

また、独学のデメリットとして「情報収集の難しさ」(20件)、「勉強継続のモチベーションの維持、向上」(17件)も挙げられています。勉強会に参加することで、疑問点の質問もできますし、「受講生と時間を共有することでのモチベーションの維持、向上」という通学のメリットに近い環境を、無料で実現できます。

■自由意見

以降はアンケートに協力いただいたタキプロメンバーからの自由意見です。ご参考にどうぞ。

  • スタディングの完全オンラインで一次を突破しましたが、合格後にテキストが手元に残らないのは少し後悔しています。浅く広く学んだ知識の復習が難しい…
  • 私は独学で予備校・通信教育・セミナー参加などしていなかったのですが、学習の初期段階からタキプロなど支援団体のセミナー等を活用すればよかったと思います。
  • 私はふぞろいと過去問メインの王道パターンの独学で運よく一発合格しましたが、もし、2年目再挑戦となったら、過去問が枯渇してしまい、独学オンリーでは厳しかっただろうと思います。
  • 独学でも合格は可能ですが、効率性、批評性に欠けるため、情報収集は不可欠で、受験生支援団体の活用も有効と考えます
  • あまり気負わずに取り組んだことが、結果につながったと思います。
  • 2次試験に関してはどこかでノウハウを勉強した方がいいと思いました。独学で点数をあげるには限界があると思います。
  • 1次試験向けの学習は独学で十分だと思います。2次試験向けの学習は独学(過去問演習+ふぞろい採点)はかなり厳しかったです。YouTubeやSNS、ブログでの情報収集では部分的に理解できます。しかし、体系的に理解するのに時間がかかり、時間をかければそれだけフレッシュな過去問を食いつぶし問題慣れしていくため、理解できていなくても過去問を解ける状態が出来上がってしまい、効果的な学習ではなかったと思います。過去問を繰り返し丁寧に復習することが重要だと思いました。模試や月刊「企業診断」の実践問題などでフレッシュな問題を入手できることは有り難かったと感じます。
  • 1次はTACのスピードテキストとスピード問題集を使用し、2次はふぞろいを使用して過去問を解き合格できました。
  • 出身地と費用の関係で独学を選びました。苦労もありましたが、タキプロとの出会いも含め独学だから得られたものもたくさんあり、私自身は満足しています。
  • 独学、通学いずれも経験し、過去問重視の学校、オリジナル作問重視の学校いずれも経験しました。比較的過去問をしっかり学習した年度のほうが点数が取れていました。やはり過去問中心の学習のほうが大外しせず得点が取れるのではないかと感じています。
  • 独学で頑張ったけど、タキプロに参加していたらもう少し合格が早まっていたと思います。もしタキプロへの参加を躊躇している受験生がいたら、勇気をもって参加することをお勧めします。
  • 受験予備校(TBC)の演習は初見問題対策として有効だったと思います。基本は独学でも合格は可能かなと思います。
  • 独学だと客観的な視点がどうしても不足するので、もし含めて他者の視点を得られる機会があるとより効果が高くなると感じています。
  • 二次試験を2回受験したのですが、独学だったので客観的に自分の答案がどこまで正しいのかが分からず、最後まで悩みました。

■おわりに

3回にわたる特集、そして今回のアンケート結果報告にお付き合いいただき、誠にありがとうございました。ぜひ、ご自身の学習スタイルを再点検し、独学の自由さを活かしつつ、客観的な視点を取り入れるためのアクションを起こしてみてください。特に、「独学で不安」「モチベーションが続かない」と感じている方は、ぜひタキプロの勉強会を覗いてみてください。同じ志を持つ仲間と出会い、合格者の具体的なノウハウに触れることが、あなたの受験生活を大きく変えるターニングポイントになるはずです。

次回は、べっち さんの登場です。 

お楽しみに! 

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