独学者向け勉強方法【9回目】 やすたか@タキプロ7期

1次試験まで残り40日ですね。

勉強は順調でしょうか。7科目で割ると1科目6日程度なので、最低40点取ることとTOTALで420点取ることを最優先で考えてください。

今までの努力が40日後に試されます。

マラソンでも30kmくらいが一番きつくて、ペースを落とそうか、いっそ歩いてしまおうかと思うのですが、ここを乗り越えると最後にラストスパートをする元気が戻ってきます。

ここから先は体調に気を付けながら最後まで走り切ってください。

 

今回は、中小企業経営・中小企業政策の勉強方法を紹介します。

前回に引き続きこの科目も学習用にノートを作っていたのでノートにまとめていた内容の紹介をしようと思ったのですが、ノートを見返してみると42ページもあった事と2年前に受験した際の内容なのでノートの紹介ではなく、残り期間に合わせた勉強方法を紹介します。

ちなみに1次試験は67点(14年度)という結果でした。

 

2015年度と2016年度の中小企業白書は読み込んでいないので、具体的なグラフや施策等の説明はできませんが毎年同じようなことが出題されるので、この辺りを中心に今回のブログを組み立ててみます。

試験まで残り少ないので、中小企業白書を読んでいない方は今から読むのではなく、予備校の問題集などをするほうがいいと思います。

私はこの科目の過去問を5年分ほど解きましたが、解説まで覚えるようなやり方はしませんでした。過去問を読みながらどのような問題が出されているか、どのような施策が出題され何が問われているかを確認するように解いていましたが、このやり方は有効だったと思います。

 

それではまず、中小企業基本法第一条の目的から一部抜粋

「中小企業に関する施策を総合的に推進し、もつて国民経済の健全な発展及び国民生活の向上を図ることを目的とする。」

続いて、中小企業支援法第一条の目的から一部抜粋

「中小企業の経営資源の確保を支援し、もつて中小企業の振興に寄与することを目的とする。」

 

要するに中小企業経営の特徴を踏まえて、経営分析や経営戦略の策定等の診断・助言を行い、不足する経営資源の確保を支援するために施策を総合的に推進するってことですよね。

そして中小企業診断士にもこれが求められています。

 

まず、中小企業に必要なものは何でしょうか?

大企業と比較して不足しているのは経営資源(人・もの・金・情報)ですよね。

中小企業診断士にも経営資源の限られた中小企業を支援することが求められるので、試験でもここが中心に出題されているようです。当然ですよね。

 

この科目の理解が進んでいない方は、まず下記の中小企業基本法は覚えたほうがいいと思います。

中小企業基本法

第二条(中小企業者の範囲及び用語の定義)

第三条(基本理念)

第五条(基本方針)

一言一句覚える必要はありませんが内容はわかっていたほうがいいです。予備校のテキストなどで図表化されているものが分かりやすいと思います。

 

白書から出題されるグラフは大企業と中小企業の相違を把握するための「人・もの・金・情報」の中で特徴的なものが出ているようです。例えば下記の推移を比較したグラフなどです。

・企業規模別の開業率、廃業率

・企業規模別の労働者数、労働装備率なの労働生産性

・企業規模別の営業利益率、経常利益率の推移

・企業規模別の自己資本比率、有利子負債などの資金調達状況の推移

 

後半の中小企業施策では資金支援を中心とした経営基盤の強化が中心です。

十分学習が進んでいる方は、各支援制度のスキームを覚えたり、各機関がどの施策にかかわっているか、機関と制度をクロスさせてみると理解が深まります。(日本政策金融公庫、商工中金、信用保証協会、中小企業投資育成株式会社、各種支援センター、中小企業基盤整備機構など)

あまり学習が進んでいない方は、過去に何度も出題されている施策のスキームだけでも覚えたほうがいいでしょう。私はTACのスピードテキストで学習していましたが図表化されているスキームが分かりやすくて、これを使って覚えました。

沢山の支援があるので覚えるのが大変ですが、私は下記の要領で覚えていきました。

①基本方針を決めるのは誰か

②誰が申請するのか

③誰が認定・承認するのか

似ているスキームが出てきますが、最初は違いだけを覚えて、2週目でもう少し深く条件や支援内容を覚えるなど回数を回しながら深めていくと覚えられると思います。

最初から1つ1つを深く理解するより、浅く広くスキームだけでも覚えて、残り時間に合わせて深めていくといいかもしれません。

制度ができた理由やスキームを理解しているとある程度応用ができると思います。

 

最後に皆さんはモチベーションをどう維持していますか。

私は診断士になって地元の活性化に貢献したいという思いをモチベーションにしていました。

何かの本に書いてあったのですが、何かを成し遂げるとドーパミンという、やる気、学習能力、運動機能や記憶力といった働きを司る「報酬系」と言われる神経伝達物質が出るそうです。

これは夢や目標を考えるだけでも出るようなので、私が中小企業白書を読むとワクワクしていたのはこの為だったのかもしれません。

みなさんも診断士に合格して活躍している姿を考えながら勉強するとモチベーションが上がるかもしれませんよ。

 

合格体験記リンク:やすたかの合格体験記

過去の投稿:やすたかのノウハウ

 

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