「企業経営理論」直前期ラストスパート!合格点を確実にするための最終チェックポイント by なんざん

タキプロ16期の なんざん です。
いよいよ1次試験まであと2週間ですね!試験日が迫ってきて焦りを感じている方も多いかと思いますが、まだまだできることはたくさんありますので、一つ一つ自分のできることを積み上げていきましょう!
■はじめに
今回は1次試験「企業経営理論」を取り上げます。
初めに、2週間後に控える1次試験までにやるべきことや、試験当日の問題の取り組み方を紹介し、その後、「企業経営理論」の直前チェックリスト・過去タキプロ記事を紹介します。
直前期のこの時期にこそ読んでもらいたい内容としていますので、息抜きがてらに楽しんでください!
■1次試験までにやるべきこと
・「新しいこと」より「これまでの総復習」
直前期は新しい知識を覚えるより、今までやってきたことの復習に集中すべきです。試験に対する不安から、新しい問題や参考書に手を出したくなる気持ちもわかりますが、そこはぐっとこらえて、今まで解いてきた問題の復習や参考書のおさらいを行いましょう。新しい曖昧な知識より、少なくても確かな知識の方が自分の大切な武器となります。今まで努力してきた自分を信じて、これまでの総復習に集中しましょう!
・ノートや参考書で全体像を再確認
各科目の全体像を再確認するため、自作ノートや参考書を使って、重要論点をざっと一周しましょう。そこで知識に不安な論点や苦手分野については再復習し、知識をより確実なものにして試験に臨みましょう。苦手分野の再復習を通して、試験に対する自信をつけることもできますので、非常にオススメです!
■1次試験の取組方法
・消去法を徹底活用!
企業経営理論は「国語の問題」とも言われるほど、文章の論理性や矛盾点を見抜く力が問われる場合があります。その際は、主語と述語の組み合わせや、断定的な表現(「必ず」「絶対に」など)に注意し、「明らかに違う」選択肢を消していきましょう。完璧な知識がなくても、消去法を使えば正解に近づける問題が多いのが企業経営理論の特徴です。残った選択肢の中で「間違っている部分がなさそうなもの」を選ぶのも有効なテクニックです。
・「できそうな問題」から着実に解く
本番の試験では最初から順番に問題を解く必要はありません。ざっと全体を見て「自信のある問題」「見覚えのあるテーマ」から手を付け、確実に得点を積み上げましょう。企業経営理論は90分で40~43問と、1問あたり約2分しか使えません。1問にこだわりすぎず、悩んだら一旦飛ばして後回しにする勇気も大切です。全く手を付けられなかった問題を減らすことが合格への近道です。年によって難易度が大きく変動し、難問や奇問も出題されます。全問正解を目指すのではなく、60点以上を目標に「捨てる問題」を決めて効率よく得点を狙いましょう!
■「企業経営理論」直前チェックリスト!
「企業経営理論」の分野別直前チェックリストを作成しました。下記用語をざっと眺めて、知識が曖昧な用語があればテキスト等で復習することで、ご自身の知識の再確認に使っていただければ幸いです!(下記用語は出題の一部をカバーしているのみですので、あくまで一参考としてお使いください。)
- 経営戦略論
- 経営戦略の構成要素
- ドメイン(企業ドメイン・事業ドメイン)
- MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)
- 成長戦略
- PPM(プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント)
- 経験曲線効果
- アンゾフの成長マトリクス
- 競争優位性の理論
- ポーターの3つの基本戦略(コストリーダーシップ・差別化・集中戦略)
- 5フォース分析
- バリューチェーン分析
- 規模の経済・範囲の経済
- エフェクチュエーションの4原則(手中の鳥、クレイジーキルト、許容可能な損失、飛行機の中のパイロット)
- 技術経営(MOT)
- 製品アーキテクチャ(モジュール型・インテグラル型)
- デファクトスタンダード
- プロダクトライフサイクル
- 企業間連携
- M&Aの手法(合併・買収・TOB等)
- MBO・MBI
- 経営戦略の構成要素
- 組織論
- 組織構造・形態
- 機能別組織・事業部制組織・マトリックス組織の特徴とメリット・デメリット
- 組織ライフサイクル
- 組織行動論
- モチベーション理論(頻出!)
- マズローの欲求段階説
- ハーズバーグの動機付け・衛生理論
- マグレガーのX理論・Y理論
- マクレランドの三大欲求理論
- アルダファーのERG理論
- 公平理論・期待理論
- リーダーシップ理論
- PM理論
- マネジリアル・グリッド理論
- モチベーション理論(頻出!)
- 人的資源管理
- 雇用管理・報酬管理・評価・育成
- 労働関連法規(労働基準法、労働契約法など)
- 組織構造・形態
- マーケティング論
- マーケティング戦略の基本
- 3C分析、STP、4P(製品・価格・流通・プロモーション)
- 消費者行動
- 購買意思決定プロセス
- ライフタイムバリュー
- 価格戦略
- 価格弾力性
- 心理的価格政策(端数価格、慣習価格、名声価格など)
- EDLP(エブリデーロープライス)
- チャネル戦略
- チャネル構造
- プロモーション戦略
- AIDMA
- AISAS
- ブランド戦略
- ブランドエクイティ
- 4つのブランド戦略(ライン拡張・ブランド拡張・マルチブランド・新ブランド)
- マーケティング戦略の基本
■過去のタキプロ記事【企業経営理論】の紹介
タキプロでは、これまで執筆された方々の知見が数多く蓄積されています。ここでは、企業経営理論に関する記事でよく閲覧されている記事を紹介します。これらの記事も参考にしていただき、企業経営理論の合格率を上げていきましょう!
・企業経営理論は『超消去法』で攻略 by みにまる
企業経営理論の攻略法としてみにまるさんが提唱する「超消去法」を使うことで、主観を排除し、理論やテキストに基づいて選択肢を絞り込む重要性を解説しています。自分の経験や思い込みではなく、論理的な根拠で正誤を判断することが得点アップのコツであると紹介されています。
・【企業経営理論】顔で覚えるモチベーション理論 byこと
モチベーション理論に登場する複数の学者や理論を、人物の顔イメージや語呂合わせを活用して覚えるユニークな勉強法が紹介されています。マズローやマグレガーなどの理論が混同しやすいことから、学者の似顔絵を壁に貼り、親しみを持ちながらキーワードを語呂合わせで記憶する方法を実践。歴史の教科書の人物写真のように、視覚的な印象と結びつけることで、苦手意識を克服しやすくなる工夫が語られています。
・【企業経営理論】問題文の読み方 by ゆるふ
企業経営理論の試験問題は文章量が非常に多いため、限られた時間内で効率よく題意をつかむための読み方が解説されています。まずキーワードを抽出し、主語と述語を明確にしながら、修飾表現を括弧でくくるなどの工夫を紹介。これにより、主観に頼らず論理的に選択肢を判断し、無駄な読み返しを減らして解答スピードと正確性を高めることができると紹介されています。
■おわりに
いかがでしたでしょうか。企業経営理論に限った話ではありませんが、試験直前期は“やるべきこと”を絞り、合格点を確実に取るための行動に集中しましょう。企業経営理論は最後まで伸びる科目です。今まで努力してきた自分を信じて、自信を持って本番に臨んでください!
次回は、たいへいよう さんの登場です。
お楽しみに!
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