【経済学・経済政策】「一本の線」で腹落ちするマクロ経済学攻略のコツ by 湯豆腐

タキプロ17期の 湯豆腐 と申します。
私は、なんとかストレート合格に滑り込むことができましたが、経済学は本当に苦労しました。
「IS曲線の動きを暗記できない…」
「数式やグラフを見ただけで拒絶反応が出る……」
そんな風に悩んでいませんか?
今回は、「マクロ経済学」に絞って、私流の考え方をご紹介します。
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■はじめに
経済学は、他の科目と同じように「過去問中心のアウトプット」に頼ると、少しひねられただけで太刀打ちできません。とくにマクロ経済学は、市場ごとの知識が「点と点」の暗記になってしまいがちです。
重要なのは、理屈を「一本の線」として繋げて理解すること。
いきなり過去問を解くのではなく、「なぜそのグラフがそう動くのか、人に説明できるか」を基準に、まずは理屈を「腹落ち」させることを優先しましょう。
■まずは「最終ゴール」をイメージ!
細かい市場に入る前に、マクロ経済学の「最終ゴール」を意識してください。
それは、国全体の買いたい意欲「総需要(AD)」と、売りたい意欲「総供給(AS)」のバランスから、国の「物価」と「国民所得(GDP)」を決めることです。
これからお話しする財市場(IS)や貨幣市場(LM)は、この「総需要(AD)」を動かすための裏のエンジンにすぎません。では、そのエンジンのひとつである財市場(IS曲線)について見ていきましょう。
■「45度線分析」がIS曲線の生みの親
皆さん、IS曲線の動きを暗記していませんか?
基本である「45度線分析」で、政府支出などが増えると需要が「上」にシフト(一次関数の切片増加)し、均衡点が「右(国民所得が増える方向)」へ移動しますよね。
これが、IS曲線が右シフトする理由そのものです。ここの理解なしに結果だけ暗記しようとすると、辛い暗記作業に陥ってしまうことになります。
45度線分析が理解できていればIS曲線の動きは攻略できますが、それでも本番の緊張感の中では「線上を動くのか、線ごとシフトするのか」とパニックになることはありますよね。
迷ったときは、「縦横の軸にある言葉か、それ以外か」で判断するのがオススメです。
財市場(IS曲線)の軸は「利子率」と「国民所得」です。
① 軸にある言葉(利子率など)が変化したとき
当事者の動きなので、すでにある線上を動くだけです。
② 軸にない言葉(政府支出など)が変化したとき
グラフの外からの影響(外部要因)なので、線そのものが右(または左)へシフトします。
たったこれだけのルールで、「どっちだっけ!?」と迷うことが格段に減ります。
■そして市場の「連鎖反応」が始まる
外からの影響で線がシフトし、世の中の儲け(国民所得)が増えると、ここから市場の連鎖反応が始まります。
貨幣市場へ: 皆が「もっと現金が欲しい!」となり、お金の奪い合いが起きて利子率が上がる。
労働市場へ: 財市場と貨幣市場が連鎖して動いた結果、国全体の買いたい意欲(総需要AD)が増加して物価が上がる。物価が上がると実質的なお給料が下がったのと同じになり、企業は「安く人を雇える!」と考えて雇用を増やす。
(※ここではサクッと簡単に書きましたが、財市場の動きにより貨幣市場がどのように均衡するのか、また物価の影響を盛り込むと貨幣市場がどう動き、それが総需要曲線(AD)や次の労働市場へどう波及していくのかなど、グラフを見ながらご自身でもキチンと腹落ちさせてみてくださいね)
このように、1つの市場の動きが次の市場へどう繋がるのか「一本の線」でストーリーを追えるようになると、マクロ経済学は一気に理解が進みます!
ちなみに、この「一本の線で繋がる」感覚については、タキプロメンバーのまこはやさんも過去の記事で「風が吹けば桶屋が儲かる」と表現して解説されています。マクロ経済学のストーリーを理解するヒントが詰まっていますので、こちらの記事もぜひ読んでみてくださいね!
■おわりに
次回は、リョウタロウ さんの登場です。
お楽しみに!
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