【1次合格+2次スタートダッシュ】効率的な勉強で財務・会計を攻略しよう! by MaCs

タキプロ16期の MaCs と申します。
2回目となる今回は、私の試験経験を踏まえまして、1次と2次の両方で関門となる「財務・会計」の勉強方法をお伝えいたします!
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目次
■はじめに
はじめに簡単に自己紹介を再掲させて頂きます。
・年齢・・・・・30代後半 男性
・職業・・・・・製造系
・受験回数・・・1次2回 2次1回
・勉強時間・・・1次500時間、2次150時間
・得意科目・・・1次財務・会計、企業経営理論 2次事例Ⅰ・Ⅳ
・苦手科目・・・2次事例Ⅱ
受験のきっかけ:仕事上、事業運営にかかわっており、また現場の管理職とのコミュニケーションが多かったため、相談を受けた際に応えられるだけの知識を身につけたかった。また現場経験がない中、事業運営に携わっていくにはより一層の理解が必要と考えたため。
■使用教材
受験一回目
・財務・会計は受験せず
受験二回目
・STUDYING
・集中特訓 財務・会計計算問題集
・30日完成!事例IV 計算問題集
■財務・会計は1次から2次試験を視野に勉強しよう!
中小企業診断士試験の「財務・会計」は、計算が主体になるため苦手意識を持つ受験生も多い科目です。ですが、基本の計算をマスターすれば得点源にしやすく、加えて2次試験には「事例IV」という財務・会計ベースの記述試験があるため、1次対策の段階から効率的に準備を進めておくことで、試験合格がぐっと近づきます。
■1次と2次で出題範囲が重なっている実例
以下に記載の通り、CVP分析や投資意思決定、財務指標分析など1次と2次で出題テーマが複数重なっています。
例:CVP分析(損益分岐点分析)
【1次試験】令和2年度 第21問(CVP分析)
当期の損益分岐点売上高として、最も適切なものはどれか。
ア 1,600万円 イ 1,800万円 ウ 2,000万円 エ 3,000万円
【2次試験】令和3年度 事例IV 第1問 設問1
販売価格、変動費、固定費の与件から目標利益を達成する販売量を算出する問題
このため、1次の知識をいかに応用できるようにしておくかが、2次対策の進捗に影響します。
※その他、重複するテーマ一覧
分野 | 1次で求められる知識 | 2次での問われ方 |
---|---|---|
CVP分析 | 損益分岐点・安全余裕率 | 与件に応じた分析と計算 |
投資意思決定 | NPV・IRR | 設備導入の可否判断 |
財務指標 | ROE・自己資本比率など | 財務課題の指摘と改善案 |
原価計算 | 固定費・変動費・原価構造 | 意思決定や採算分析への応用 |
■1次の「財務・会計」と2次の「事例IV」はどう違う?
次に押さえておきたいのは、1次試験と2次試験(事例IV)の違いです。
特徴 | 1次試験 | 2次試験(事例IV) |
---|---|---|
問題形式 | マークシート式 | 記述式+計算問題 |
問われる力 | 幅広い知識と正確な理解 | 分析力・判断力・記述力 |
出題内容 | 広範囲な財務知識 | 財務分析・意思決定が中心 |
1次は「正確な知識で正解を選ぶ試験」。対して2次は「計算し根拠を示して説明する試験」です。ですので、1次対策のときから「ただ正解を選べる」だけでなく、「なぜそうなのか説明できる」理解を目指しましょう。
■勉強法:財務・会計を《得点源+事例IVの土台》にするには?
ここまでの内容を踏まえ、おススメの勉強法は以下になります。
※これから勉強する方の参考に8月までの目安スケジュールも記載します。
ステップ①:インプット中心+計算に慣れる [5月中旬〜6月中旬]
目標:財務・会計の全体像を把握し、基本的な計算問題に慣れる
この時期は1次試験用のテキストをベースに、各テーマを軽く1周学習しましょう。この段階でのポイントは、「公式を丸暗記」ではなく、「意味まで理解すること」。演習は「スピード問題集」や「STUDYING」の基本問題などで繰り返し、知識を定着させましょう。
※スキマ時間でコツコツ進めると効率的です。
ステップ②:アウトプット重視+事例IVに触れる [6月中旬〜7月中旬]
目標:計算力の強化と事例IVへの橋渡しを始める
この時期から「30日完成!事例IV 計算問題集」にも着手し、週に2〜3問ペースで事例IV型の問題にも慣れていきましょう。この段階で事例Ⅳの解き方を習得できれば財務・会計の得点源化はもうすぐです。
ステップ③:仕上げと実戦演習 「7月中旬〜本番前」
目標:本番形式の演習で得点力とスピードを身につける
この段階では財務・会計の過去問を本番の制限時間で解くことで、当日の動きを体に覚えこませましょう(最低3年分は解きましょう)。また、間違えた問題は問題集に戻ってインプット+アウトプットを繰り返し苦手分野をなくしていきましょう。
※この時期は他の1次科目も総復習に入っているはずですので、ご自身の合格戦略に合わせて他の科目を優先しても問題ありません。
※重要なのは、「過去問で得点できる状態を維持する」ことです。
■おわりに
今回は1次の財務・会計について、2次を視野にいれた勉強方法をご説明させていただきました。
財務・会計は苦手な方も多いですが、一方で「ストレート合格には財務・会計をいかに得点源にするか」といわれるほど勉強が得点につながりる科目とも言われます。財務・会計を効率よく勉強することで合格への得点源にして参りましょう!皆様の合格に私の説明が一助になれば幸いです。
次回は、 けい さんの登場です。
お楽しみに!
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