「財務・会計」は毎日の積み重ね。基礎力を強化しましょう! by ヒサ

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■はじめに
タキプロ16期の ヒサ と申します。
1次試験まであと1カ月となりました。大切な時期になっておりますので、くれぐれも体調を崩さないように気を配りながら、焦らずに準備を進めていただきたいと思います。
今回2回目の投稿になりますが、簡単に自己紹介をさせていただきます。
年 代 :50代
職 種 :エネルギー関連企業(新規事業開発・管理)
居住地 :大阪
受験歴 :1次1回 2次1回
勉強方法:独学
今回のお題は「財務・会計」です。
診断士試験での重要パートである「財務・会計」と仲良くなるために、基礎力の強化に取り組みましょう!という話をさせていただきます。
(前回投稿「7科目共通のノウハウって何なん???」もぜひご覧くださいませ!)
■「財務・会計」について
「財務・会計」は、どのような科目なのでしょう。
1次試験案内の「試験科目設置の目的と内容」に、次のように記載されています。
「財務・会計に関する知識は企業経営の基本であり、また企業の現状把握や問題点の抽出において、財務諸表等による経営分析は重要な手法となる。また、今後、中小企業が資本市場から資金を調達したり、成長戦略の一環として他社の買収等を行うケースが増大することが考えられることから、割引キャッシュフローの手法を活用した投資評価や、企業価値の算定等に関する知識を身につける必要もある。このため、企業の財務・会計について、以下の内容を中心に知識を判定する。
⑴ 簿記の基礎、⑵企業会計の基礎、⑶税務会計の基礎、(以下省略) 」
「財務・会計」は、財務諸表による経営分析=会計(アカウンティング)と資金調達・投資評価等=財務(ファイナンス)から構成されており、これらは企業経営のベースとなる活動といえます。それゆえ「財務・会計」は、1次試験でも重要な科目といわれていますが、2次試験(特に事例Ⅳ)においてもその知識が更にガッツリ問われることになります。また、「財務・会計」をしっかり学ぶことにより、その他の科目についても理解がより深まるものと思います。
『「財務・会計」は苦手なので、足切り回避を目指す』という戦略もあると思いますが、2次試験やその先も見据えると仲良くするのがお得だと思いますので、できれば重点的に取り組まれることをお勧めします。
■基本的な計算力が試される!?
「財務・会計」の試験では、知識を問う問題に加えて計算問題も出題されます。また、1次試験においては電卓が使えません(2次試験では使用可能)。知識だけではなく、基本的な計算能力を有しているかどうかも試されているように思われます。
1次試験ではそれほど手数の多い計算を求められませんが、電卓が使えないと時間がかかってしまう、計算間違いをやらかしてしまうということが起こると思います。
私自身も仕事で数字を扱うことがありますが、最近はパソコンソフト頼みで電卓もあまり使わなくなっており、ましてや手計算や暗算などは全くといっていいほどやらない(できない?)状態になっているのが実情です。それが原因だと思いますが、問題演習でイージーな計算問題を間違うといったメンタルに来るミスを連発しておりました。
何かやらんとヤバいな~と思っていたところ、メインテキストとして使用していた「一発合格まとめシート」野網先生の著書が目に留まりました。これです。👇👇👇
『資格試験に挑む社会人のための「まとめシート」流 数学が超苦手な方のための数学講座(財務・会計)』 (まとめシートSTOREからダウンロード購入できます)
この書籍はPDFダウンロードの計算問題集で、62ページ(問題+解答解説)とそれほど分量も多くありません。内容は「①分数の掛け算・割り算、②分数の大小の比較、③文字式の計算、④一次方程式の計算、⑤連立方程式の計算、⑥√(ルート)の計算」の6項目、経営分析指標や損益分岐点や期待収益率などを題材とした計算練習もあり、「財務・会計」の試験に沿った内容となっています。
この問題集を毎日1ページ、「財務・会計」や他科目の学習を始める前に実施することにしました。計算力強化をねらって始めましたが、学習のウォーミングアップになり、学習への集中力が上がるという効果もありました。
計算力は急激にアップするわけではありませんが、コツコツ続けているうちに手計算も楽しいなと感じるようになり、徐々にですが、以前より少し計算スピードが上がり、ミスも減ったと思います。
計算力=基礎力を強化することは、電卓が使える2次試験にも有効であると思っています。
お手軽で効果も期待できますので、よろしければお試しください。
■基礎体力の向上は強い味方に!!
ここでいう基礎体力とは、簿記に関する知識を意味しております。冒頭ご紹介した「試験科目設置の目的と内容」にもあるように、「財務・会計」で問われる内容は、簿記で学習する内容とかなりの部分で重なっております。
簿記と大きく関連するのは、「財務・会計」のうち「会計(アカウンティング)」の部分となりますが、「財務(ファイナンス)」の部分についても無関係ではありません。多くの方々も仰っていますが、簿記の知識(簿記2級レベル)があると、診断士試験を突破するための大きな武器になると思います。
私は大昔に簿記3級を取得したあと、簿記2級は途中で断念していましたので、偉そうなことは言えないのですが、診断士試験の学習の合間に気分転換的に少しずつ簿記2級の学習を行うようにしました。結果、口述試験終了後に簿記2級を受験し取得できました。後追いのようになりましたが、それでも簿記学習は診断士試験にプラスになったと考えています。実際、「財務・会計」と「事例Ⅳ」が診断士試験合格を牽引してくれました。
現在簿記1級とファイナンシャル・プランニング(FP)技能検定の学習をしていますが、その中でも簿記の知識の重要性を感じ、今更ですがやっぱりもっと早くからやっときゃ良かったとつくづく思っています。
余談になりますが、FP技能検定の内容が診断士試験と多くの部分で被っていることを知り、物事はそれぞれが横や斜め?にも繋がっているんだな~、新しいことを知ると世界が広がって楽しいな~、と実感している今日この頃です。
閑話休題、簿記の学習にはそれなりに時間を必要とします。本格的に簿記の資格取得を目指した学習を診断士試験と並行して行うことは「虻蜂取らず」となる懸念があります。
今から手を付けるのであれば、簿記をチョコっとかじってみる、触れてみることが良いと思います。
簿記関連の動画やサイトが数多くありますので、そういったものを気分転換がてらに視聴してみてはいかがでしょうか。なお、個人的に活用しているのは「CPAラーニング」です。アップされている講義動画は分かりやすくて面白いですし、テキストや問題集も全て無料ですので気楽にスタートできますよ。
時間のない方はチョコっと、時間と余裕のある方はじっくりと、簿記に取り組んでみてはいかがでしょうか。
基本的な計算練習を地道に継続すること、簿記を学習することによって基礎力を強化し、「財務・会計」をお友だちにして診断士試験を突破しましょう!
■おわりに
基礎力の強化は「財務・会計」だけでなく他のどんな科目でも重要だと思います。また、毎日コツコツと学習したことは、いつかどこかで何かと繋がる、日々の積み重ねがそれを可能にしてくれると信じています。この思いを持って本質的な学習を行えば、毎日を有意義に過ごすことができるのではないでしょうか。
徒然なるままに好き勝手書かせていただきましたが、ほんの少しでもみなさまのご参考になりましたら幸いです。
次回は、まっく さんの登場です。
お楽しみに!
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