ターゲットは中小企業の目線で決める事例Ⅱ/とくさん

こんにちは!タキプロ10期東京のとくさんです。
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2次試験まであと1ヶ月ですね。
問題を解いてみても点が伸びない…、昨年の私は悶々としている時期でした。あながち間違いとは思えない解答を書いたつもりなのに、受験校の教材の採点基準で採点すると40点くらいしか取れないのです。
どうしよう、このままでは合格できない…。そのような状態の中で昨年の今の時期に、知人から「ふぞろいな答案分析」を譲ってもらい、考えを切り替える事が出来ました。必ずしも、受験校の過去問題集の解答が全てではないのだと。
そこからは、「ふぞろいな答案分析」で学習を進め、少なくとも自分の回答が“間違いではない”かどうかを確認し、さらに自分には考え付かなかった解答を参考にする、に留め、点数は気にしないこととしました。そして、最終的には1回目のブログでも書いた「事例企業の社長さんを想像し、相談相手としての私はどう答えるべきかを考える」という理念に立ち返り、合格に至りました。

みなさんも、迷いの生じる時期だと思いますが、周囲の情報に惑わされることなく、“自分に合った”納得のいく方法で合格を勝ち取ってください。

ターゲットの選択を間違ってしまうのは何故か

さて、今回のテーマは2次試験の事例Ⅱです。
私は昨年の試験で事例Ⅱは比較的良い点数が取れていたこともあり、8月に行われたタキプロセミナー(夏)の個別相談コーナーでは、事例Ⅱのテーブルを担当しました。そこで複数の方から聞かれたお悩みが「事例Ⅱは得点が安定しない」ということでした。
事例Ⅱはマーケティングがテーマなので、ターゲットの選択を間違えると大きく失点することとなります。みなさんは、ターゲットはどのように決めていますか?一般論では、顧客のニーズを分析し、競合を分析し…と様々な軸で分析したうえで、最も効果的に利益を出せそうなターゲットを見定めることとなります。ただ、それでも候補が1つに絞り切れるとは限りません。

では、最後に何を決め手にするかですが、それは①社長がやりたいこと、②実現するための大きな投資はしない(内部/外部リソースが活用できる)、③即効性がある、という3点の視点が重要です。中小企業診断士試験においては、あくまでも中小企業の視点で考える必要があります。ターゲットの選択を間違ってしまうという方は、理論的な分析のみにとどまってしまっていないでしょうか?

何も書き込まずに与件文を1回通し読みしてみる

前回のブログでも書かせていただいたのですが、私は色ペンも使わず、問題用紙にもほとんど書き込みをしないスタイルでした。このスタイルはごく少数派ということが判明しておりますので真似していただく必要は全くないのですが、色ペン含めて書き込みを沢山する方法にも1つデメリットがあると考えています。それは、情報に溺れるリスクです。抜け漏れは無くなると思いますが、沢山の情報から絞り込むことに悩んでしまうことはないでしょうか?試験には制限時間があります。さらに事例Ⅱの場合は、ターゲットを選択する必要もあります。

事例Ⅱのターゲット設定にお悩みの場合は、問題用紙に何も書き込まずに①社長がやりたいこと、②実現するための大きな投資はしない(内部/外部リソースが活用できる)、③即効性がある、という3点を意識しながら、(ダメモトと思って)与件文を1回読み通してみられることをお勧めします。私はそうすることで、見えてくるものがあるのではないかと思います。
もちろん、最終的には80分以内に解答できなければ意味がありませんので、ご自身に合ったプロセスを選択してくださいね!

明日は正統派やーまさんの事例Ⅲです!お楽しみに!

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