事例Ⅳを制する者は2次を制す by はくたろう

おはこんばんにちは。「はくたろう」です。
8月1日・2日のタキプロ二次セミナーでは、パネルディスカッションの司会と事例Ⅳのお土産資料を担当しました。お役に立ちましたら幸いです。

さて、いよいよ今年度の2次筆記試験まであと2か月となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?昨年のこの時期、私は社内の管理職試験の真っ只中、2次試験の勉強に本腰を入れたのもその後でした。まだまだこれからでも間に合いますので、コロナと残暑には気を付けながら、ぜひ頑張ってください!

さて、本日は、
・2次試験対策⑤:事例Ⅳ ~事例Ⅳを制する者は2次を制す~
をお送りします。
*過去記事へのリンクは本ブログの下段に纏めて掲載しています。

■ 2次試験対策⑤:事例Ⅳ ~事例Ⅳを制する者は2次を制す~

事例Ⅳは「読める」からこそ「稼ぐ」

二次セミナーお土産資料からの転載となりますが、私からお伝えしたいのは、

事例Ⅳは、やったらやった分だけ点数が伸びやすい科目です。そして、点数が安定化し、得点源にしやすいです。例えば、私の場合、T社模試が78点、本番が78点と常に8割弱の点数を取ることができました。これは、全体で6割を確保すればよい2次試験では大きなアドバンテージとなります。ポイントは勘所を押さえること、そのためには型を体に染み込ませることです。訓練あるのみ。頑張ってください!

に尽きます。

以下のグラフは、私のT社2次模試、2次試験のL社添削サービス、得点開示の結果です。


こちらをご覧いただくと、事例Ⅰ~Ⅲの点数はてんでばらばらも、事例Ⅳはブレないのがお分かりいただけるかと思います。すなわち、事例Ⅳだけは点数が「読める」科目(=再現性が高い)なのです。
よって、事例Ⅳをいかに「稼ぐ」科目にするかが鍵と言えます。

事例Ⅳを制する者が2次を制す

では、どのように事例Ⅳを「稼ぐ」科目にするかと言うと、私は同友館「事例IV(財務・会計)の全知識&全ノウハウ」(いわゆる『全知全ノウ』)を用い、以下3点を心掛けて勉強しました。

  • 毎日必ずやること
  • テーマ別に学習すること
  • 成果を「見える化」すること

どんなに忙しくても時間がなくても、毎日必ず最低1問(1テーマ)は解き、正解/不正解は必ず書き込むようにしました。時間は1日あたり30分~1時間、合計3周行いました。そうすると、毎日の繰返しで、肌感覚に近いような「数字をよむ力」を身につけることができます。さらに、1回目は間違っていても、2回目・3回目には解けるようになっていると、自分の成長を実感でき、勉強が楽しくなります。

この「事例Ⅳは毎日問題を解く」というのは、二次セミナーのパネルディスカッションで、パネラーも言っていました。まさに、事例Ⅳを制する者が2次を制す、ということですね。

売上高を揃えて「診る」

上述のように、事例Ⅳは日々の積み重ねが重要です。特に、経営分析は毎年必ず出題されるため、確実に得点できるようにしておく必要があります。経営分析が解けるようになると、点数自体はもちろんのこと、その後の問題に円滑に進むことができるという準備体操的なリズム作りの効果も期待できます。
ただ、経営分析ばかりに時間を費やすことは(試験勉強においても、本番においても)できないため、効率的に解くためのアドバイスをお伝えしたいと思います。

それは、「売上高を揃えて『診る』」ことです。具体的な例を使って説明したいと思います。以下は、令和元年度のD社の財務諸表です。


ここで、いきなり経営指標の計算に入るのではなく、前期と当期で売上高を揃えて比較すると、D社の状況が見えてきます。

例えば、次のように前期売上高:4,576を当期売上高:4,994に揃えて、この比率(4,994÷4,576)で前期の項目を変化させます。


売上高を揃えると「率」(利益率、回転率)が変わらなければ同じになるはずですが、この例のように一致しません。これがまさに改善または悪化という変化であり、経営分析で問われる(答える)論点となります。

この事例で言えば、

  • 売上総利益 : 売上高を揃えた時の954に対し当期は837 ⇒ 売上高総利益率が「悪化」
  • 売上債権  : 売上高を揃えた時の956に対し当期は916 ⇒ 売上債権回転率が「改善」

が見て取れます。同様に、売上高営業利益率(悪化)、売上高経常利益率(悪化)、棚卸資産回転率(悪化)、有形固定資産回転率(改善)も分かります。

収益性と効率性は、このやり方でD社の概況を掴んだうえで与件文を読み、変化の要因が分かる経営指標を選択する(そして、ここで初めて経営指標を計算する)ことで時短が可能となります。なお、前期・当期だけでなく、同業他社との比較についても、このやり方は適用できます。

このようにざっくりと企業の状況を把握する(=診る)ことは、時間の限られた実務でも重要となりますので、この機会に慣れておくとよいかと思います。


本日もお読みいただき、ありがとうございました。次回は「ぱるこ」さんです。どうぞお楽しみに!


「はくたろう」の過去記事

・自己紹介はこちら
・「2次試験対策①:事例Ⅲ~運営管理の知識こそがすべて~」はこちら
・「2次試験対策②:事例Ⅱ~しくじりから学ぶマーケティング~」はこちら
・「2次試験対策③:事例Ⅰ~WHATよりもWHY~」はこちら
・「2次試験対策④:事例Ⅱ~売上を因数分解せよ~」はこちら


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