それ(NPV)を捨てるのはもったいないbyほな爺

タキプロ17期の ほな爺 と申します。 この時期に?とは思いますが早めに対策をしておくことで他受験生との差別化を図ることが可能になると思います。前提をかなり飛ばしているので、初心者向けではなく再受験生かつ独学者向けです。
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■はじめに
NPVは計算工程がややこしく、複雑なため一切触らないという方もおられますが、それでは25点~30点を丸々捨てるということになりますので、せめて設問1だけは何とかしよう、というのが今回の試みです。実際自分の場合令和6年は設問1だけ死守してA判定(65点)でした(問題2も設問1のみ正解)。
■特徴
まずはNPVの中小企業診断士試験における特徴です。
・毎年出題される
・基本的に他問題との関りはなく、その設問内で解答することができる
・全ての数字を検討する必要があり、計算までに時間がかかる
・式が複雑化し、計算ミスや抜けが発生しやすい
・計算機を叩く回数が多いため時間がかかる
・毎年出題される
■戦略
①時間
解く順番にもよりますが、各問題に必要な時間を振り分けて余りをNPVに振る人が多いようです。どんなに短くても20分は欲しいところ。私の場合は想定25~30分でした。NPVを最後に解く方が多いと思いますので、そこまでの時間管理も必要になります。
②解く問題
これは当たりを付けておいた方がいいです。私の場合、1回目のNPVまでは結果まで出しますが、計画の変更がある場合には基本触らない方針でした。かける時間や習熟度次第ですが、苦手な人でも設問1+部分点狙いくらいはしたいところです。
■年間キャッシュフローの求め方
さて、本題です。今回のターゲットは下の表の赤字部分の問題についてです。難易度については個人的感想でございます(令和7年の問題以外はいちおうブログに書く前に解きました)。

基本的な考え方
私の場合以下の式に入れて計算してました。当然、この式に当てはまらないイレギュラーもありますがその時は臨機応変に対応するしかありません(ちなみに5年間で1問のみ)。
年間キャッシュフローの式
当期純利益+減価償却費ー固定資産売却益-運転資本増加額+固定資産売却額
①当期純利益
では個別に。当然のことながらこのパートが工数も多くややこしいです。原則全て当期中に現金収入・支出で行われるものと仮定(例外は②・③)して税引後の当期純利益を計算します。ここだけで1ブログ書けてしまうくらいの説明量がいりますので要望があればまた書きます。
②減価償却費
費用の中で現金支出を伴わないものなので計上された金額分キャッシュが増加する、っていうのが普通の説明。私の場合は購入時既に支出しているから減価償却費は当期の現金支出ではないと考えます(結果は同じ)。
③固定資産売却益(損)
固定資産売却損益は次の算式で求められます。
固定資産売却損益=売却額-(売却固定資産の)未償却残高
つまり、固定資産の未償却残高がある場合は損益計算書の損益と実際のキャッシュ増加額がズレます。のでいったん固定資産売却損益をなかったものとするため売却益は同額を減少、売却損は同額を増加します。
④運転資本増加額
増加で-、減少で+です。あと暗黙の了解として(問題文に書かれてなくても)計算期間最終年には運転資本を全部取り崩す処理(前期末残高を+)が行われます。令和4年の◎はこの資本を計算させる問題でした。正直運転資本が何なのかよく分からなかったので、自分は棚卸資産の増減と捉えていました(売上債権+棚卸資産-仕入債務が正解らしい)。
⑤固定資産売却額
③と混同しやすいですが、こちらは固定資産の実際の売却額になります(なので絶対に増加になります)。
時制に注意。初年度に旧施設売却をした場合は0年目(1年目期首)処理させる(新施設購入額-旧施設下取額)ことが多いです(令和3年・令和6年)。この場合の③は1年目(1年目期末)処理するため同一の取引ですが時制はズレます。最終年売却の場合はこのような論点はありません。
あと、実際の売却額なので法人税等は計算しません。
■それ(240万円)を捨てるのはもったいない?
ここから先は前回試験の内容になります。
先日とある場所でとある合格者とこのような会話を交わしました。実はこれを書きたいがためにわざわざ話題をNPVにしたまであります。
Aさん「事例Ⅳ、95点だったんですよ」
ほな爺「負けました」
Aさん「実はCF計算であの240万円入れなかったんですよ」
ほな爺「えっ」
という話があったので、もう一度問題文を読んでみた。
「…当該企業の合意を得て更新を行わない予定である」という文章に「当該投資をする場合は」という枕詞がないので投資案の諾否にかかわらず、更新はしないと読める。ということは実はその240万円は「投資と関係なしに失う(240万円を入れない)」と考えるのが正解で「投資の結果失う(240万円を入れる)」と考えるのがおまけで正解だった、とも取れなくもない(見た限りの予備校の答えは全て後者として処理)。まあ普通に考えたら年240万の倉庫料は(ラインを入れられる規模の倉庫であれば)格安だし、その値段ならすぐ借り手はつくだろうとは思うけどね。
点数考えたら2人とも計算パートは全問正解だったろうし、事例Ⅳも意外と別解が多いかもしれませんね。
■最後に
今回は年間キャッシュフローの計算方法についてでした。さすがに令和8年度の事例Ⅳはもう少し難化すると思います。文中にもありましたが、続編もやる予定です(今度は当期純利益の部分をメインで)。
次回は、やすとも さんの登場です。
お楽しみに!
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