【2次試験】塵を積もらせ山とする勉強方法 by あち

タキプロ17期の あち と申します!
2次試験は模範解答が公表されていない記述問題のため、必要な知識を身につければ合格点が十分に狙える1次試験とは性質が異なります。
そのため、繰り返し過去問を解いていれば、おのずとコツや知識が身について素晴らしい答案が書けるようになる、とは限りません。
レベルアップが実感できないまま時間だけが過ぎていく…なんて焦っている方もいらっしゃるかと思います。
私も1年目は何度過去問を解いても成長を感じられませんでした。
しかし2年目は「改善点を3つだけ記録する」方法を徹底し合格できました。
今回はそんな”塵を積もらせ山とする勉強方法”について紹介します!
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■自己紹介
- 年代:20代
- 職種:不動産(経営企画室所属)
- 受験歴:1次1回、2次2回
- 勉強時間:1次550時間、2次650時間
- 勉強方法:1次 独学、2次 1回目独学、2回目AAS(WEB新作本科コース)
- 得意科目:1次 経済学・経済政策、2次 事例Ⅳ
■そもそも2次はどういう試験?
4科目で構成されており、与件文を基に設問に対し記述で答案する形式の試験です。
各科目100点満点で、①4科目合計で240点を超える、②各科目で40点未満をとらないことが合格の条件です。
与件文には、何かしら課題を抱えた企業の概要についてまとめられています。この企業について、各科目の観点から、企業分析や解決策の提言を記述していく、といったイメージです。
4科目のうち、3科目(1~3)は4~6問の各100~200字の記述問題、1科目(4)は記述問題+計算問題で構成されています。
- 組織・人事
- マーケティング・流通
- 生産・技術
- 財務・会計
冒頭の通り、過去問はあれど模範解答が公表されていないため、各設問で採点対象となる論点や高得点が狙える記述方法が不明確です。
そのため、2次試験では「自己修正」を繰り返すこと自体が勉強になります。
■答案を振り返るときに気を付ける観点
高得点を狙う(合格点を超える)ためには、記述内容と文章構造の2点を自己修正していくといいと思います。
●記述内容
自分の答案について、各科目の主題となっている論点に沿って問題点や解決策を記述できているか、という観点から見直します。
診断士としての知識を用いて分析・提言する視点が重要だと考えているためです。
「そうはいっても模範解答が公表されていないなら修正しようがなくないか」と思われるかもしれません。
確かに模範解答は公表されていないものの、「高得点者がどのような答案であったか」は入手できます。私は以下の2つから高得点者の答案を見ていました。
- ふぞろいな合格答案シリーズ
- AAS「みんなの再現答案(得点付き再現答案)」
高得点者の答案を分析すると、共通した論点を踏まえていることが分かるので、これを疑似的に模範解答として扱います。
自分の答案と比較し、高得点者の答案にはあり自分の答案にはない論点を、採点対象であろう論点として認識します。
例として、各科目の頻出論点をいくつか挙げてみました。
学ぶ論点は1次試験よりもずっと狭いです。
- 事例Ⅰ…組織論(機能別・事業別組織、権限移譲)、モチベーション論など
- 事例Ⅱ…STP、4P、販売促進施策、差別化集中・高付加価値、数量×単価など
- 事例Ⅲ…生産統制、生産計画、工程管理・品質管理・設備管理など
2次試験では、いかにこれらの論点を踏まえながら各事例企業の問題・課題等を分析し回答できるかが重要になります。
●文章構造
せっかく設問で踏まえるべき論点を触れられていたとしても、それが採点者に伝わらなければ得点源にはなりえません。
分かりやすい文章構造になっているかチェックし、本番でも綺麗な読みやすい文章を書けるようにしましょう。
こればかりは模範のあたりも付けられないので、高得点者の答案の中で、自分の中で読みやすいと思ったものからコツを取り入れていました。
文章構造について、例えばこのようなところに気を付けていました。
- 1設問に2つの記述でまとめ(1つのみ&3つ以上は原則NG)、それぞれの記述は同じくらいの文字数で書く
⇒文字量をバランスよく書いていれば、仮に1つ外している論点を書いたとしても、大事故につながりにくくなります。 - 論点ばかりに目が行き過ぎて、主語を書き忘れないようにする
- 提言では施策内容のみではなく、その施策によってどのような効果が見込まれるかまで記述する
■肝心の勉強方法は?
あちの実践していた勉強方法は以下の通りで、1~3を繰り返していました。
- まずは過去問を解く
- 自分の答案を振り返り、記述内容・文章構造の観点から、”改善すべき点”を合計3つだけまとめる
- 次に過去問を解く際に、この3点を見返し取り組む
私は1年目、過去問を解くごとに、次回解く際に”改善すべき点”を10個以上書き出していました。
しかし次の演習ではそれらをほとんど意識できず、成長につながりませんでした。“改善すべき点”が多すぎて結局何一つ頭に残らないのです。
2年目に振り返って、これが「過去問を繰り返してもレベルアップを実感しない」状態を引き起こしていた原因だと認識しました。「人間はすぐにそんな量を吸収し応用できない」と割り切ったのです。
そこで、”改善すべき点”を3つだけに絞ると、次の過去問ではしっかりと意識でき、定着スピードが大きく向上したのです。
“改善すべき点”について、事例Ⅰを例に挙げると、
- 記述内容…機能別組織の利点について、組織の効率がいいだけではなく、専門性の向上・リーダーが意思決定しやすい構造であることも押さえる。
- 記述内容…人材配置について、トップのみ権限移譲で育成するのは不十分。社員にも権限移譲し育成。
- 文章構造…解決策の事実だけを書かない(×営業部に評価制度導入 〇営業部に評価制度を導入し、モチベ向上)。
この”改善すべき点”を該当の答案用紙に記入し、解いた過去問をクリアファイルなどに事例ごとでまとめます。
次過去問を解くときに、直近2回分の”改善すべき点”を読み返し、思い出し、過去問を解きます。
すると、各”改善すべき点”を少なくとも2回は意識しながら演習できるため、少しずつ自分のものになっていきます。
1回でまとめて全部直そうとはせず、毎回3つだけ改善しましょう。
3つだけであれば、次回過去問を解くときに強く意識ができるはずです。
この小さな改善の積み重ねこそが「塵を積もらせる」ことであり、やがて大きな力となって試験突破につながります。
■おわりに
焦らずコツコツとレベルアップしていくことが、2次試験の肝であると考えています。
前進していることを実感しながら勉強を続けたほうが、モチベーションも続きますよ!
次回は、いくら丼 さんの登場です。
お楽しみに!
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