【事例Ⅱ】「字数制限に収まらない!」答案を削るときのヒント byなおやん

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■はじめに
「書きたいことが多すぎて、字数制限に収まらない!」
2次試験の過去問を解いていると、こんな経験はありませんか?
私も受験生のころ、何度も悩みました。
特に事例Ⅱは、「誰に・何を・どのように・効果」(いわゆる「ダナドコ」)を全部入れようとすると、あっという間に文字数をオーバーします。
最初のころは、とにかく文章を短くしようとしていました。
でも、ただ削ればいいわけではありません。
大切なのは、「何を残して、何を削るか」です。
今回は、私が答案作成で意識していた「文字数を削るときのヒント」を紹介します。
■いきなり「削る」のはやめる
文字数オーバーに気づくと、私は以前、すぐに文章を削っていました。
「この言葉はいらないかな?」
「ここを短くできそうだな?」
と、一文字ずつ削っていくのです。
でも、いきなりこれをやると答案の大事な部分まで削ってしまう可能性があります。
そこで途中から、まず答案を、
①設問に答えるために必要な要素
②あると分かりやすい要素
③なくても意味が変わらない要素
の3つに分けて考えるようにしました。
例えば、
「地域の子育て世帯をターゲットとして、家族で楽しめる商品をSNSを活用して積極的に情報発信することで、認知度を高め、新規顧客の来店を促進する。」
という答案を作成したとします。
ここで、いきなり言葉を削るのではなく、
「ターゲットは必要?」
「商品は必要?」
「SNSは必要?」
「認知度向上は必要?」
「来店促進は必要?」
と、設問を見返して解答に必要な要素を一つずつ考えます。
つまり、文章を短くする前に、答案の中身を俯瞰して整理してみることが大切です。
■まず削るのは「なくても意味が変わらない言葉」
内容を整理したら、次に表現を削ります。
私がよく削っていたのは、「なくても意味が変わらない言葉」です。
例えば、
「地域の子育て世帯をターゲットとして、家族で楽しむことができる商品を提供する。」
なら、
「地域の子育て世帯をターゲットに、家族で楽しめる商品を提供する。」
と短くしても、意味は同じです。
他にも、
「~することによって」→「~して」
「~することが重要である」→「~する」
「積極的に情報発信する」→「情報発信する」
「顧客に対して提供する」→「顧客へ提供する」
など、意味を変えずに短くできる表現は意外とあります。
私の場合、答案を書き終えた後にこうした表現を見直すだけで、かなり文字数を調整できました。
ただし、短くすること自体が目的にならないように注意が必要です。
「積極的に」という言葉を削ったことで意味が変わる場合などもあります。
「削っても答案の意味が変わらないか?」をしっかり確認してから削りましょう。
■それでも足りないなら「具体例」や「重複」を見直す
それでも文字数が足りない場合は、答案の中身をもう一度確認します。
特に見直したいのが、同じような内容を繰り返していないかです。
例えば、
「SNSで商品の魅力を発信し、商品の認知度を高め、商品を知ってもらう。」
この場合、「認知度を高める」と「商品を知ってもらう」がかなり近い内容なので、
「SNSで商品の魅力を発信し、認知度を高める。」
で十分だといえます。
また、具体例を盛り込みすぎている場合もあります。
例えば、
「商品の特徴、利用方法、開発ストーリー、スタッフの紹介などをSNSで発信する。」
と書いていたとしても、「情報発信の中身」ではなく「情報発信の方法」を問われているだけなら、ここまで具体例を書き連ねる必要はありません。
私自身、「具体的に書かなきゃ」と思って、いろいろ詰め込んでしまうことがありました。
でも、「具体性=情報をたくさん入れること」ではありません。
設問に必要な具体性を残すことが大切です。
■普段から文字数を少なくする癖をつける
これは文字数をオーバーしてしまったときの工夫というより、答案を考える際に習慣化してほしいことですが、普段から文字数を減らす癖をつけておきましょう。
私の場合は、色々な再現答案に目を通し、使えそうな解答の型や単語をまねしていました。
例えば、「3C分析の観点から○○文字以内で述べよ」という設問であれば、
「顧客は①~~、②~~。競合は①~~、②~~。自社の強みは①~~、②~~、弱みは①~~、②~~。」
という具合に文字数の少ない解答の型をあらかじめ用意しておきました。
また単語の工夫として私がよく使っていたのは、カタカナ語を日本語もしくは略語に言い換えることです(略語は与件文でも使われているか確認してから使用するのがベターです)。
例えば、
・ロイヤルティ→愛顧
・モチベーション→士気
・ニーズ→需要
・コスト→費用
・データベース→DB
という具合に変換してしまえば、これだけでも大きく文字数を稼ぐことができます。
■おわりに
事例Ⅱで文字数が足りなくなったとき、私が意識していたのは、「とにかく削る」のではなく、「大事なものを残して、不要なものを削る」ということでした。
そして、もう一つ覚えておきたいのが、「具体性」と「情報量」は別物ということです。
たくさん書けば具体的になるわけではありません。
「限られた文字数の中で、設問に必要な情報をきちんと伝える」ことが、2次試験の答案作成では重要だと、資格勉強を通じて感じました。
次回は、うえぬ さんの登場です。
お楽しみに!
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