最後の最後まで、あきらめない by たんたん

タキプロ17期の   たんたん です。 2次試験まであと3日、試験に向けた長い長い道のりも、ゴールまで残りわずかです。悔いを残さないように、最後の最後まで、あきらめずに走り抜きましょう。   

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■はじめに

本日のブログは、2次試験直前の心構えを中心にお伝えします。何度もあきらめかけた私のしくじり話も交えて書いていきたいと思います(なお、私の合格体験記については こちら をご参照ください)。

■勉強する時間が確保できなくても、あきらめない

自分は、せっかく令和5年度の1次試験に合格していながら、2回の2次試験受験のチャンスをものにすることができませんでした。試験3年目の令和7年度は会社の業務繁忙、イベント対応、そして1次試験当日にイベントのクロージングによる地方への出張が入る見込みであるなど、診断士試験の受験を考える身としては不運な巡りあわせが続き「今年はもう試験なんて無理だ」と早々にあきらめモードに入ったこともあり、試験3年目は全く勉強しないままに5月の試験申込締切日の前日を迎えていました。

タンスに貼った過去2回の不合格通知のはがきを眺めているうちに口惜しさがこみ上げてきて、「もう少しのところまで来ていたはず。このまま撤退でいいのか。そんなはずはない。今更だが、もう一度挑戦してみよう」と、準備のあても受験のあてもほとんどないまま、半ば自分の尻を叩くために1次試験に申し込んだのでした。

その後、出張日程の調整や担当の交代など、自分に可能な範囲で対応を模索しているうちに、イベントのクロージングも出張も延期となり、幸いにして無事に受験をすることができました。

今ブログを書きながら、不思議な気持ちになります。

あの時、あのままあきらめていたら、今こうして中小企業診断士となってタキプロに入り、ブログを書いている自分は存在していませんでした。

私が受験生だった当時、情報収集は書籍と動画サイトに頼っていて、十分ではなかったと思っていますが、今はわかります。ネットにあふれる、受験生のみなさんのつぶやきを。合格したタキメン達の苦労を。

みなさん、時間がないなかで「4時に起きて家族が寝ている間に勉強しています」「通勤の隙間時間に解いてます」など、様々な逆境を乗り越えて、この試験に向き合っています。

試験まであと3日、今から工夫する余地はそれほど多くはないかもしれませんが、もしもあきらめの気持ちがあるなら、最後の最後まで試験に向き合いましょう。勉強する時間が十分に確保できなくても、合格した後の自分の姿を思い描き、あきらめずに取り組みましょう。

■残業だらけ、出張だらけになっても、あきらめない

「今日は帰ったらあの事例を解こう」「通勤中に、朝解いた事例の復習をしよう」と思っていても、急に仕事のピークが来てしまい、それまで始業前や休憩時間などに確保できていた勉強時間が確保できなくなることもあると思います。また、出張が連発し、教材を持ち歩けず納得のいく学習ができないときもあるでしょう。疲れて電車の中で眠ってしまい、予定どおり勉強が進まずに、いらだったり、焦ったりするときもあると思います。全部が思い通りにはいかないと思います。

診断士に合格した後は、さらに忙しくなります。タイムマネジメントはつきものです。残業だらけ、出張だらけになっても、あきらめずに隙間時間や移動の前後の時間の活用を図りましょう。

■体調不良などの急なトラブルでも、あきらめない

試験直前に、コロナやインフルエンザにり患し、体調を崩してしまって勉強ができなくなることもあると思います。私は令和5年度の初受験のときには1次試験が終わるまで全く2次試験対策は実施しておらず(そもそも1次試験を通ることも想定外でした)、8月から慌てて2次対策を始めたところ、10月頭に新型コロナウイルスにやられてしまい、1週間ほど全く勉強ができませんでした。当時取り組んでいた事例Ⅳの問題集などが予定どおり進まず、半ばあきらめ気味で本番を迎えました。ところが・・・ふたを開けたら、初受験の事例Ⅰで7割を取り、事例Ⅱ、Ⅳも6割の点数を確保、全体の論旨を外した事例Ⅲで赤点を食らっていなければ合格していた・・・という状況でした。あきらめる必要などないのに、自分で勝手にこれは無理だ、とあきらめていたのです。

体調不良などの急なトラブルで学習ペースが乱れても、最後まであきらめずに挑戦し続けましょう。

■試験当日、トイレが激混みでも、あきらめない

試験当日は、特に男性トイレは大変混雑します。試験と試験の間の休憩時間に普通に並ぶと、休憩でもなく、インプットでもない、ただ立って待っているだけの時間となります。時間をずらす、トイレの場所を選ぶ、ファイナルペーパーを持ち歩く、などの工夫をし、トイレが激混みでもあきらめずに、漫然と過ごさず、意味のある時間を過ごしましょう。

■へとへとになっても、あきらめない

一日4事例を解くのは体力をとても消耗します。私は初受験のときは疲労困憊し、前の日によく眠れなかったこともあって事例Ⅲでは意識が朦朧としていました。そこで令和7年度受験の際には、栄養ドリンクを買って、事例Ⅱと事例Ⅲの間の休み時間に補給して後半戦に臨んでいました。これで事例Ⅳまで疲れを感じずに、最後まで乗り切ることが出来ました。へとへとになってもあきらめず、例えば栄養ドリンクなどの外部資源の力を借りるなどしてでも、乗り切ってください。

■見たことがない問題でも、キーワードを思い出せなくても、あきらめない

「事例Ⅰなのに1問目がSWOT?」「経営理念の再定義?そんな問題、今まであったか?!」「プライシングの新しい流れって何だろう?」「事例Ⅳの経営分析で、収益性・効率性・安全性以外に生産性の指標なんて練習してないぞ?」など、出題側も様々な工夫で受験生の解答に差をつけようとしますので、今回もなんらかのサプライズはあると思います。みたことがない問題に戸惑っているのは、他の受験生も同じです。慌てずに、与件文と設問文に沿って、淡々と、着実に取り組みましょう。

令和5年度の事例Ⅱはスポーツ用品店に関する問題でした。今となっては信じられないことですが「プライシングの新しい流れ」にキーワードが全く浮かんでこず、仕方なしに、「中古スポーツ用品の買取と再販売」という、新しくもなんともないキーワードでお茶を濁しました。帰りの電車で再現答案をスマホに打ち込んでいるうちに「これ、サブスクリプションだろ!」と気づき、自分をどつきたくなりました。

しかし、年明けに届いた試験結果をみると、驚いたことに事例Ⅱの点数は6割に達していました。そのものずばりのキーワードが書かれていなくても、解答が与件文、設問文に沿っており、事例に対する解答全体の整合性があれば合格点を確保し得るということだと思います(令和7年度の「ダイナミックプライシング」についても、多くの方がそのキーワードを答案に用いましたが、例えば「時間帯別価格設定」など、別の言葉で書いたとしても、施策と論旨が整合していれば合格点に達していた方がいたようです)。

見たことがない問題でも、キーワードを思い出せなくても、あきらめずにご自身の言葉で最後まで書ききってください。

■事例Ⅳで絶望しても、あきらめない

「CVPの検算が何度やっても合わず、予定した時間を大幅に超過してしまい、気が付いたら設問3に入ったところで残り時間が10分になっていた」「線形計画法のやり方を忘れた」など、私は事例Ⅳでは過去に何度もやらかし、何度も痛い目にあいました。試験当日に時間が切迫すると絶望的な気持ちになりますが、たとえ残り時間がわずかでも、部分点を目指して、解答欄には書けるところまで書きましょう。「減価償却費」や「固定資産売却損益」の計算式と金額など、設問文から読み取ることができ、部分的にでも解けることは何でも書きましょう。仮にNPVの最終値が算出できていなくても、「投資の経済合理性はある、ない」は、必ずいずれかに〇を書きましょう。「自分は最終値には達していないが、ここまでは知ってるんです、わかってるんです」と最大限アピールしましょう。合否のボーダーライン上に大勢の受験生がひしめき合っていますので、何か書けば点がもらえる可能性があります。何も書かないと点はもらえません。事例Ⅳで時間がないから、最終値が出ないから、と絶望しても、あきらめずに、最後の最後まで問題にかじりつきましょう。

■試験時間が終了し、「筆記用具を置いてください」と言われたら、あきらめる

「筆記用具を置いてください」と言われたら、すぐに筆記用具を置きましょう。私は直接目にする機会はありませんでしたが、他のタキメンは、試験終了の合図の後も書くのをやめなかった受験生が、目の前で失格処分になったのを目撃したそうです。

問題用紙の注意事項にも、明確に以下の指示が記載されています。

「試験終了の合図と同時に必ず筆記用具を置いてください。試験終了後に記入や修正をしてはいけません。記入や修正をした場合は、不正行為として対処します」

令和7年度2次試験の事例Ⅳで、残り時間はあとわずか、私は設問3のNPVの問題を解いていました。本試験では珍しく最終値までたどり着くことができ、検算を何度もした後で、最後に「以上のように投資の正味現在価値がプラスとなり、この投資は経済的合理性があるので、投資すべきである」と一言書いて、もう1点取ろうと思い、正味の「味」と書いたところで試験時間が終了し、「筆記用具を置いてください」と言われて筆記用具を置きました(つまり、私が中小企業診断士試験で最後に書いた文字は「味」という漢字でした)。

あのときそのまま書き続けていたら、即失格になっていたのでは・・・。後から前述のエピソードを知り、背筋が凍る思いをしました。

あきらめずに頑張るのは試験時間中まで。試験時間が終了し、「筆記用具を置いてください」と言われたら、あきらめて、必ず筆記用具を置きましょう。

■おわりに

診断士試験は、合格ライン前後に多数の受験生がいます。わずか1点の差で合否が分かれます。最後の最後まであきらめず、一問、一文、一文字に食らいついてください。

「運命は勇者に微笑む」とは、将棋のプロ棋士で永世七冠を達成した羽生善治さんが座右の銘にしている言葉です。勇者とは、特別に優れた人のことではなく、最後の最後まで勝負をあきらめずに、勝負に向き合い、挑み続けた人のことだと私は思います。

10月25日の2次試験当日、受験生のみなさんが最後の最後まであきらめることなく試験に向き合い、悔いを残すことなく、持てる力のすべてを出し切れることを、心から願っています。応援しています!!

次回は、べし さんの登場です。 

お楽しみに! 

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