第1問を制す者は、事例Ⅳを制す by団長

みなさん、こんにちは!

タキプロ12期、自称「スーパー多年度生」団長です。
今回が3回目のブログになります。どうぞよろしくお願いいたします。
・1回目のブログ(自己紹介・1次運営管理のお話)はこちら
・2回目のブログ(2次事例Ⅰのお話)はこちら

私はセミナー班に所属しています。
先日タキプロ春セミナーが開催され、私も運営スタッフとして参加しました。
おかげさまでセミナーは大盛況!
・とても参考になりました
・勇気付けられました

などなど参加いただいた方々から、喜びの声を沢山いただきました。
残念ながらセミナーに参加できなかった方、ご安心ください!
みささんとでこぽんさんが、セミナー当日の模様をブログにレポートされていますので、是非ご覧ください。
≪開催レポート≫ タキプロ春セミナー(4/24・4/25)

■事例Ⅳの失敗談~得意なはずが「取りこぼし」で失敗の連続~

さて、今回は事例Ⅳのお話です。

ブログ3回目にして初めての得意科目ですが、初めから得意だったわけではありません。
まずは恒例の私の事例Ⅳ・受験経歴です。

H26:B(得点不明)→H27:D(39点)→H29:A(62点)→H30:A(64点)→R01:A(60点)→R02:A(71点)合格

3回目以降は合格基準の60点はクリアしていますが、いずれもギリギリの水準。
「得意の事例Ⅳで高得点(80点)を取って事例Ⅰ~Ⅲは55点で合格」という、私の2次試験戦略は、毎年もろくも崩れ去っていました。
↑そもそも、このプラン自体に無理があるのですが(汗)

なぜ得意なはずの事例Ⅳで高得点が取れないのか?
その要因を改めて自己分析してみると、基本問題の取りこぼしが多いことに気づきました。

CVPやNPVの問題は、難易度の高い設問も部分点を稼いでソコソコ得点していたものの、
全受験生の得点率が高い基本問題、特に第1問の経営比率分析でのミスが目立って多かったのです。

■第1問は完全正答を狙うべき

経営比率分析、よく「他社と比べて優れている・劣っている指標を3つあげよ」と出題されるアレです。

この問題、みなさんは3つの指標のうち、いくつ正解できていますか?
私は今まで「3つのうち2つ正解できればいいや」くらいに思っていました。

2つでいいやと思っていると、良くて2つ、悪い時は1つしか正解していないこともあり、
ココで他の受験生に差をつけられていることは明白です。

そこで、昨年は3つの指標を完全正答することを目標に、徹底して過去問に取り組みました。

■ではどうすれば?~「数字」「与件」「設問」から根拠を明確にする~

3つの指標を完全正答するため、私が具体的に取り組んだのは指標を選んだ根拠を明確にすることです。
根拠は大きく次の3つの切り口で考えました。

①数字を見て判断する
与件のB/S、P/Lの数字から候補を選びます。
ただし、いきなり指標を計算すると非効率なので、B/SやP/Lの絶対額を他社と比較して、
売上高が大きいのか小さいのか、利益は大きいのか小さいのか、借入額や資本金は?くらいに留めて、ざっと全体感を把握しておく程度にします。

②与件文から判断する
ココが一番のポイント。
他の事例と同じく、与件文はヒントの宝庫です
銀行での借り入れに依存している→自己資本比率が悪い?
材料費が高騰している/得意先からの値下げ交渉が厳しい→売上総利益率が悪化している?
などなど、指標を絞り込んでいきます。

③設問文や事例企業の方向性から判断する
設問文や事例企業の将来性(今後の戦略)も指標選びのヒントになります。
特にNPVの設問や、将来に大きな設備投資計画が想定される場合は、それに耐えうる資金力があるか、資産状況に問題ないか(=自己資本比率や固定比率)、経営比率分析のところでも触れておく必要があります。

また、根拠を明確にできると、続く論述問題「財政状態および経営成績について、同業他社と比較した場合の特徴を述べよ」にもつながります。
根拠が明確になる=特徴も明らかになるので、それをそのまま記述すれば良いのです。

■おわりに

いかがでしたでしょうか?
「受験生の多くが正答している問題で取りこぼしをしない」
これは合格への第一歩だと思いますが、事例Ⅳもその例外ではありません。
ところが、私も含め事例Ⅳを得意だと思っている受験生ほど、第1問を軽視していることが多いと感じます。
特に昨年令和2年度の事例Ⅳは第2問以降の計算問題(CVPやNPV)が難化してあまり差がつかず、逆に第1問や論述問題で取りこぼした受験生は、大きく点を落とした可能性が高いと思います。

基本問題である第1問を極めることが、結果的に他の受験生に差をつける武器になり得ることも十分考えられます。
みなさんも是非、事例Ⅳの第1問を見直してみてください。

次回は白湯さんの登場です。
お楽しみに!

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