事例Ⅰは「ドメイン」と「時制」を意識してみるby団長

読者の皆さん、こんにちは!
タキプロ12期、自称「スーパー多年度生」団長です。
今回が2回目のブログになります。どうぞよろしくお願いいたします。
私の自己紹介はこちら

今回も私の失敗談を紹介させていただきます。

■事例Ⅰの失敗談(その1)~なんとなく解いても50点取れた!で安心~

今回は事例Ⅰのお話しです。
はじめに私の事例Ⅰ・受験経歴を紹介します。

H26:B(得点不明)→H27:B(54点)→H29:B(59点)→H30:A(68点)→R01:B(56点)→R02:A(60点)合格

安定してB答案が取れています(汗)。
ちなみに、H30の68点はたまたまです。
翌年度R01でB答案に戻ったのが何よりの証拠(苦笑)
いまだになぜA答案だったのか謎なままです。

特に初めの頃は、一次の企業経営理論の復習と過去問をサラッと流す程度で、これといった対策をしていませんでした。
良く、「二次試験は国語の問題、与件から必要な箇所を抜き出せば大丈夫」とか、
事例Ⅰは試験1発目でみんな緊張してるから、50点取れば十分」とか言われますが、
私の事例Ⅰ対策も、まさにそんな状態でした。

事例Ⅰで足りない分は、得意の事例Ⅳで挽回すればいいや
この甘い考えが、そもそもの失敗の原因。
おかげで二次試験を6回も受けるハメになりました

■事例Ⅰの失敗談(その2)~提案系の問題に大苦戦~

二次試験の設問は大きく、分析系(SWOT分析や問題・課題の抽出)と、
提案系(対策や戦略の提示)の2つに分かれます。

これは事例Ⅰ~事例Ⅲで共通ですが、私はとにかく提案系の問題が苦手でした。
いつも論点がズレていたり、曖昧だったりして、模範解答のような答案に辿り着けなかったのです。
特に事例Ⅰは今後の経営戦略に関する提案が中心でテーマも広く、何を提案すれば良いかもわかっていない状態でした。

なので、答案も行き当たりばったり。
他の設問との関連や、全体としての統一感など考える余裕もなく、
出題の意図からもかけ離れた、いわゆる「大事故」が頻発していました。

■ではどうすれば?~ドメインと時制を抑えてスッキリ解決!~

きっかけは昨年春、とある模試の解説動画での先生の一言でした。
事例Ⅰは、事業ドメインの変遷(過去~現在~未来)を抑えるとスッキリ整理できる。

事業ドメイン
一次の企業経営理論で勉強した、基本中の基本ですね。
・誰に:ターゲット顧客
・何を:満たされるべき顧客ニーズ
・どのように:自社の技術、独自能力
この3要素が、事例企業にとって、過去~現在~未来でどのように変化してきたか
整理することで、おのずと事例企業の経営戦略の方向性が見えてくると言うのです。

良く経営戦略をカーナビに例えることがありますが、まさにその通り。
経営目標(目的地)に辿り着くためには、これまでの経緯(経路)と、
今の立ち位置(現在地)を正確に把握することが何より重要というヤツです。

実際やってみると、目からウロコでした。
この観点と、SWOT分析を掛け合わせて整理することで
・集中すべきターゲット顧客や、事業はどこか
・今後活用すべき経営資源や得意分野、市場機会は何か
・既存事業を拡大すべきか、新規事業を開発すべきか

などなど、今後の経営戦略の方向性が自然と見えてくるようになりました

もともと得意だった分析力を活用して、「ドメイン」「時制」を軸に整理することで、
提案問題を攻略することができたのです。

■おわりに

いかがでしたでしょうか?
これは私の経験談ですが、「二次試験は事例Ⅳで得点を稼いで、他の事例の足りない分をカバーする
最近は、このセオリーが通用しなくなっているように感じます。

つまり、各事例とも平均してA答案(合格点)をとることが、合格の近道だということです。
事例Ⅰも例外ではありません。A答案をとる攻略法は必ずあります。

私の失敗談が、事例Ⅰが苦手な受験生の皆さんの一助になれば幸いです。

次回はまこやまさんの登場です。
お楽しみに!

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