今の自分が優先して取り組むべきことは何?byアラキ

読者のみなさん、こんにちは。
タキプロ14期のアラキです。

本日のテーマは勉強方法です。1次試験が先月終わり、2次試験が来月末ということを踏まえ、今回は2次試験の勉強方法についてご紹介いたします!

■はじめに

合格体験記で説明しておりますが、私は、最初の2次試験の勉強方法が自分に合わなかったので、昨年のちょうど今頃、勉強方法を改めました。その後は試験前日までそのやり方を継続。無事に合格することが出来ました。

目にわかる変更点を挙げると、使用する教材をTACからふぞろいに変えました(TACの皆様、ごめんなさい)。

教材を変えたことでもやもやが晴れると、その中で自分が出来ていないこと、やるべきことが明確になりました。今回はその中で、私が優先して取り組んだことをご紹介します。

それではどうぞ!

■事例Ⅰ~Ⅲ

まず、私が目指したのは、「どんな設問が来ても、設問を読んだときに回答の構造をイメージ出来る状態にする」ことでした。

例えば、事例Ⅱだと売上を向上させるための施策を問われるのが鉄板ですよね。問われたとき、誰に+何を+どのように実施+効果(いわゆるダナドコ)で回答を作ればいいんだとイメージ出来る状態です。

そのためには、①設問を読む→②設問を解釈する→③回答構造をイメージする→④与件文から根拠(キーワード)を探す→⑤回答を作るというプロセスの中で、②③が重要になってきます。

②について:ふぞろいやTACが設問をどのように解釈したのか知るため、解説を読みました。また、場合によってはその言葉をネットで検索し、どのように言い換えられるかも調べました。そして、後日、その事例を解く際に、解説と同じ解釈をするよう心掛けました。

③について:ふぞろいの解答がどのような構造で作られているかを分析した上で、その構造を守って自分の回答を作りました。オリジナルの構造を生み出すことはせず、ふぞろいの構造で回答を徹底しました。

以上のことを意識・実施しながら、5年分の過去問を何周も繰り返し、各事例、各設問において②③の質とスピードの向上を図りました。

余談ですが、TACの教材(模範解答)を参考にしていたときは③が出来るようになりませんでした。しかし、ふぞろいは回答構造が明確で、③を鍛えるには最適な教材でした。

■事例Ⅳ

事例ⅣはⅠ~Ⅲと異なり、最後までTACの教材をメインで使い続けました。

さて、事例Ⅳで鍛えるべきは何といっても、膨大な情報を整理する力計算力、そして、変化球が来ても冷静でいられる強靭なメンタルです。冷静なメンタルがあってこそ、実力が発揮出来るわけですから。

私は試験当日、事例Ⅳの生産性に関する指標という変化球が来た瞬間に、見事にメンタルを揺さぶられました。幸いなことに労働生産性を思い出せたのである程度落ち着かせることが出来ました(でも数値は間違えました)。

情報整理力、計算力、メンタルの3つを鍛えるには出来るだけ多くの問題を解き、慣れることが有効だと思っています。算数や数学で、とにかく問題をたくさん解くという勉強方法と同じですね。

そう考えると、過去問だけでは問題数が全然足りません

私は、9月中は、過去問を理解して解けるようになる状態を目指していたので、過去問を繰り返し解くことで十分でした。しかし、解けるようになると、「この問題しか解けないってことはないよね…」「アレンジされた問題は解けるんだろうか」と不安になってきたのです。

そこで、9月末にTACの2次事例Ⅳ特訓講座を申し込みました。良いお値段の講座でしたが、特訓講座が全8回、そして分厚い計算問題集も付いており、ボリュームは十分です。試験までの1か月間、演習を何周も繰り返した結果、事例Ⅳへの対応力が相当鍛えられ、やれるだけやったという気持ちで本番に臨むことが出来ました。

なお、細かいことかもしれませんが、問題を解く際には、限られたスペースで情報整理するための図や計算式を見やすく書くことを心がけ、混乱や計算ミスのリスクを減らしました。勉強中は時間も、(ノートを使えば)計算スペースも余裕がありますが、本番はどちらも厳しい制約があります。厳しい制約の中で普段から勉強することで、本番とのギャップを小さくすることが大事だと思いました。

そして、採点・復習する際は正解したかどうかではなく、理解していたかどうかを重視しました。間違えた問題を理解するまで向き合うのはもちろんですが、正解した問題も復習の対象になりえます。

なぜこの数値になるのかを、納得した上で説明できるかどうかを確認しながら復習を進めていきました。

■おわりに

いかがでしたでしょうか。正直、もっと紹介したいことがあるのですが、試験まで1.5か月であることを踏まえ、これだけは伝えたい!と思ったことをピックアップしました。

1次試験が終わった後から2次試験の勉強を開始した方でも、過去問や模試を解いて、今の自分が取り組むべきことがおおよそ把握出来ているかと思います。そしてそれがいくつもある場合は、今の自分にとって優先して取り組むべきことを選び、全力でやり切りましょう!


次回はじゅんさんの登場です。
お楽しみに!

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