事例Ⅲは難しく考えすぎないこと byえが

事例Ⅲ

読者のみなさん、こんにちは。
タキプロ15期の「えが」と申します。

今日は2次筆記試験の事例Ⅲをテーマにお話をしたいと思います。

2次試験勉強を開始した時期、1周目の過去問演習で一番点数が低かったのが事例Ⅲでした。(ふぞろい採点で20~30点。。。)

実は自分自身、メーカーのエンジニアであり、思いっきり事例Ⅲに出てくるような企業に勤めています(苦笑)

逆に身近で想像が着くからこそあれこれ考えてしまい、最初は現実と試験とのギャップを埋めるのに苦労しました。

事例Ⅲはある程度パターン化されているので、「難しく考えないことが大事」だということをお伝えしたいと思います。

■はじめに

事例Ⅲは生産・技術の問題が出題されます。

事例企業はほぼ製造業が対象になります。

そして事例Ⅲの事例企業(C社)には以下の特徴があります。

明確な強みが必ずある

克服すべき弱みが複数ある

需要に応えていきたい状況である

これらに対して、SWOT分析、問題や課題に対する改善策の提案、経営戦略を解答していくのが大きな流れだと思います。

以下、これらに対して説明いたします。

■SWOT分析/経営戦略は繋がりを意識する

例年のパターンだと、SWOT分析は設問1で問われることが多いと思います。

SWOT分析は事例Ⅰ、Ⅱでも頻出される共通のパターンなので詳細な説明は省きますが、重要なことを一つだけ。

最後の設問で問われる経営戦略の解答と整合をとるべし!

経営戦略の軸となる強みの選択を間違うと実際の企業でも大変なことになるので、これはすごく重要なポイントになります。

基本的な経営戦略としては、差別化・高付加価値化になります。(中小企業で低コスト戦略はあまり好ましくない)

この戦略を実現するためには、強みを活かす(機会にぶつける)ことが大前提で、その上で弱みも克服することが提案すべき方向性となります。

至る所で言われていることではありますが、本番の短い試験時間の中でもちゃんと一貫性を持たせて解答するというのが大事になります。

最初と最後の設問で、SWOT分析と経営戦略を繋がりを意識した回答が出来れば少なくとも足切りは回避できるのではないかと思います。

■問題や課題に対する改善策の提案は方向性だけでも良い!

事例Ⅲの企業には弱み(克服すべき問題や課題)が山積みな状態です。(そうでないと試験問題にならないので)

例えば、「納期遅延が発生している」、「人によって作業のバラツキがある」、「生産計画の見直しがされてない」、「在庫が過大です」、「加工ロスが多い」などなど、まぁよくもこんないっぱいあるなというぐらい与件分のあちこちに弱みが記載されています。

おそらくここが一番厄介なのが、設問で問われているのが「どの問題や課題」に対して、「どんな解決策」を提示するかを決めることだと思います。

自分が躓いたのは、この解決策を提示するときに具体的な内容を書き過ぎてたことです。

具体的な内容すぎたので、ふぞろい採点のキーワードに全く載ってなくて、ほとんど点数に反映されない状況でした。

通常の業務しているときは、対策の方策と合わせて具体案まで提示するのが当たり前なので、つい無意識に詳細な内容を記載しようとしてしまいました。しかし、これをやると文字数が全然足らなくなり、記載出来る要素が少なくなって、多面的な解答から遠ざかってしまいます。

ふぞろいや予備校の模範解答を見て、「対策はあくまで方向性の提示で良い」ということに気づきました。

実際に業務している人からすると、「抽象的すぎて、物足りない解答」にも見えますが、試験上はそれでOKなんです。

具体的に書きたくなる衝動をグッと抑えて、難しく考えずになるべく多面的に解答するよう意識するのがポイントだと思います。

■おわりに

事例Ⅲとの向き合い方に悩みを抱えておられる方、採点結果がなかなか安定しないという方に少しでもヒントや気づきを与えられれば幸いです。

次回はみにまるさんの登場です。

お楽しみに!

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