【合格体験記】他資格試験経由での診断士挑戦 by えが

読者のみなさん、こんにちは。
タキプロ15期の「えが」と申します。

縁あってタキプロに参加させていただくことになりました。
1年間よろしくお願いいたします!

初回は私の合格体験記をお送りさせていただきます。  

4月20日(土)19:00-21:00、4月21日(日)13:00-15:00にタキプロ春セミナー開催!

↓概要、申込みはコチラから↓

■はじめに

まずは私の自己紹介をします。

年代/性別:40代前半/男性
職種   :製造業勤務エンジニア
受験歴  :1次 2回、2次 1回
勉強時間 :1次 180時間(他試験の勉強時間除く)
      2次 100時間
勉強方法 :1次 独学
2次 独学
得意科目 :1次 経済学、経営法務(2年目受験科目)
      2次 事例Ⅲ、事例Ⅳ(NPV除く)
保有資格 :日商簿記2級、ビジネス会計検定2級
      経営学検定中級、ビジネスマネジャー検定
      QC検定2級、リテールマーケティング検定2級、CPE-A級
      ビジネス実務法務検定2級、知的財産管理技能士2級
      応用情報技術者

■中小企業診断士試験を受験するきっかけ

 普段はメーカーエンジニアとして技術開発や生産準備の業務に従事しています。

 新卒で入社以来商品や技術開発がメインの技術者でしたが、数年前から生産構想や技術戦略立案を担当するようになり、会社の戦略に関わる業務の比率が増えてきました。専門技術分野以外のことはさっぱりで、経営学や財務などの知識が著しく不足していることを痛感し、経営者の視点を理解できるようになりたいと思っていました。


 まずスキル向上のために関連しそうな試験を調べた時に中小企業診断士の存在を知りました。
 ただ合格率1桁台の試験は自分にはハードルが高すぎると思い、モチベーション維持のためにもっと短いスパンで対策可能な検定や資格試験を受けることにしました。(保有資格欄参照)

 ちょうどその頃コロナ蔓延で時間もあったので半年毎1~2つ程度マイルストーンを決めて検定試験を受験し、少しずつですが専門外の知見を深めてきました。

 応用情報技術者試験を受けた時に、合格すると診断士の科目免除となることを知り、再度診断士に興味を持ちました。改めて調べると1次試験だけでも7科目あって大変だなと思う一方、大半は直近勉強してきた内容と非常に親和性が高いと感じました。

 受かる自信はこれっぽっちもありませんでしたが、診断士試験を通じてこれまで学習した知識がちゃんと身に付いているか確認しよう!!と思い、チャレンジを決意しました。

■1次試験

1年目

 診断士試験の受験を決めたのが試験申し込み期限の1週間前だったので、さすがに1年目での合格は無理だろうと諦めていて、1科目だけでも受かれば御の字と思って申し込みをしました。

 戦略としては暗記物の筆頭で且つ2次試験とは関連性の低い「中小企業経営・政策」だけは確実に科目合格を狙い、それ以外の科目はこれまでの試験の知識で対処し、2年目の科目を1つでも減らせればという考えで準備することにしました。

<使用テキスト>
TBC中小企業診断士試験シリーズ 特訓問題集<1>中小企業経営・政策 中小企業白書
TBC中小企業診断士試験シリーズ 特訓問題集<2>中小企業経営・政策 中小企業施策


「中小企業経営・政策」は直前期に集中して上記テキストをやりこみました。
 アウトプットすることを意識した内容だったので、頭に残りやすく最短で対策するのに非常におすすめのテキストです。

そんな中受けた1年目の1次試験の自己採点は以下のとおりです。
経済学・経済政策:44
財務・会計:60
企業経営理論:66
運営管理:70
経営法務:56
経営情報システム:免除
中小企業経営・政策:63
トータル:359/600(59.8%)

結果的に惜しくもあと1点で合格を逃す形になりました。

 当日受けた時の感触としては、解答に自信がある問題が全体の30%、2択まで絞れた問題が40%、3択まで絞れた問題が30%で、ぎりぎり60点行ってくれればという感じでした。

 難関試験なだけに試験問題は難しかったですが、他の試験で学んだ知識でも思ったよりは戦えてるなという印象でした。

 特に日商簿記ビジネス会計検定経営学検定リテールマーケティング検定の知識は割とそのまま通用したので、これらの学習経験者はかなり有利だと思います。

2年目

 2年目は経済学と経営法務の2科目だけだったので、GW明けから短期集中して対策を開始しました。

<使用テキスト>

中小企業診断士1次試験一発合格まとめシート 後編
TACスピード問題集(4)経済学・経済政策
TACスピード問題集(6)経営法務
過去問完全マスター1 経済学・経済政策
過去問完全マスター5 経営法務

 対策の順番としては、「スピード問題集2周→過去問完全マスター2周→まとめシート1周」のセットを各科目2セットやりました。
 最終的に全問題4周ぐらいして、選択肢の完全理解とは行かないものの、全ても問題に対して正答出来る状態までには仕上げました。

2年目の本試験の自己採点は以下のとおりです。
経済学:88 (1年目比で44点アップ)
経営法務:76 (1年目比で20点アップ)

 当日受けた時の感触としては、自信がある問題が全体の50%以上、残りもほぼ2択までは絞れるところまで行けました。
 1次試験の各科目は過去問をちゃんと仕上げて臨めば、想定外の難化がなければ60点は確保できると思います。
(集中して勉強したおかげか、結果的に経済学と経営法務は1年目受かったどの科目よりも得意になりました)

1次試験で難しいのは、1年で7科目全てに対して準備し切ることだと思います。
自分には厳しかっただろうと思うので、ストレート合格者の方は本当に尊敬します。

■2次試験 筆記試験

 1次試験が大丈夫そうなことを確認した後、初めて2次試験について情報収集を開始しました。

 検索ブラウザに「中小企業診断士 二次試験 対策(or合格)」などのワードを入力し、片っ端から調べていくうちに「ふぞろい」や「タキプロをはじめとする合格支援団体ブログ」の存在を知り、買う参考書や勉強方法を参考にさせてもらいました。

調査の結果、揃えた教材は以下の通りです。
・ふぞろいシリーズ6年分(合格答案16&15、答案分析11&12)
・30日完成!事例Ⅳ合格点突破計算問題集
・事例Ⅳの全知識&全ノウハウ


 今となっては勉強開始前のタイミングで時間を掛けてでも情報収集をしっかり行ったのが後々に遠回りをせずに済んだ要因かと思っています。特にふぞろいシリーズの存在を知らないまま本番を迎えてたと思うとゾッとします。

 参考書を揃えたところで兎にも角にも一回解いてみようと、まず1年分の事例にチャレンジしてみました。
 が、案の定、問われていることに対して何を書いていいかさっぱり分からずに、解答用紙を用意したものの結局一文字も書くことが出来ませんでした。
 とりあえずふぞろいの解答例や解説を読んで、「なるほど、そんなこと書けばよいのね」と、解答の方向性のイメージをなんとなく掴みました。
 「これは厳しいな」と思いながらも、とりあえず過去問を回せるだけ回すしかない!!といった感じの心持ちでした。

 ただ、これから本格的に勉強開始しようとした矢先、仕事が繁忙期となってしまい、平日に全く勉強時間が取れない状況となってしまいました。
 見込んでいた時間が取れない状況で今年の合格は厳しいかと思いましたが、その中でもやれるだけやろう!とそこからは週末に全集中して対策をすることにしました。

 実施したのは、「休日は本番同様にセルフ模試する」という対策です。
具体的には休みの日1日の中で年度別の問題を1年分解くというシンプルな内容です。

通常はある程度解答の型を決めて、成熟度が上がった頃合いで実施するのが普通だと思いますが、自分は無謀にも勉強初期段階で実施することにしました。(結果的にはこの戦略は自分に合っていたと思います)

 この時意識したのはちゃんと本番と同じ時間制限の80分間で解くことです。
一見当たり前じゃんと思うことですが、これが意外と大事なことだと思っています。
最初は時間かけてでもなんとか全部埋めようとしがちですが、仮に納得できる解答が書けても80分間を超えて記載した内容は無効で、80分間の中で書けたことしか試験の結果には反映されないのです。

 案の定、最初は全問解き終わらずにどんな甘く採点しても各事例とも50点を超えない状態で、1周目は正直受かるイメージが全然出来なく途方に暮れていました。
 ただその解ききれない悔しさを次のセルフ模試でぶつけて、80分間の中で少しでも納得できる回答を完成させることを目標に2周目を実施しました。

自分の型というほどではないですが、最終的には以下の手順で解答作成しました。

①「与件分の第一段落で企業の概要を把握する」
②「設問文を読んで大まかに問われていることを確認する」
③「与件分を一通り読み、SWOTに関する分にマーキングする」
④「再度設問文を読んでどんなことを書くか決める」
⑤「マーキングしたキーワードを紡いで直接回答欄に記載する」

 設問解釈や解答骨子作成やテクニカルなノウハウにも憧れましたが、緊張した本番でアレコレやるのは自分には無理だと思い、シンプルなやり方に落ち着きました。

 2周目にはなんとか自己採点で60~70点は確保できるようになって、一筋の光が見える状態までようやくたどり着きました。

 事例Ⅳについては、簿記2級やビジネス会計検定2級で勉強した内容がかなり使えたので、診断士独特の文章題になれるように訓練しました。

 ただNPVだけは苦手で、本番はとりあえず時間が余ったら手を付けるぐらいのつもりで、逆にそれ以外の問題を落とさない戦略を取りました。

 そして、本番当日。
 独特な試験会場の雰囲気に呑まれそうになりながらも、セルフ模試で鍛えたタイムマネジメントを駆使し、事例ⅣのNPV以外は80分以内に解き終えることが出来ました。

 ただやはり初見の問題ということもあって、自信を持って答えられた設問はほぼなく、解答欄をなんとか埋めただけという感触でした。
 この手応えでは上位20%に入るのは難しいだろうなと思いましたが、自分が持てる力は全て出し切れたので、とりあえずやり切った気持ちで家路に着きました。

期待せずに待った2次試験の結果は以下のとおりです。

事例Ⅰ:63
事例Ⅱ:56
事例Ⅲ:68
事例Ⅳ:73
計:260点(65%)

 思いの外、点数が取れれて自分自身が一番驚きました。
よく言われますが、改めて当日の手応えが当てにならない試験だなと。

(唯一、多くの受験生が書いたとされるサブスクが思いつかなかった事例Ⅱが一番低かったのには納得しましたがw)

 本番当日ですが、仮に思ったようなことが書けてなくとも最後まで諦めずに答案用紙を埋めることが大事だと思いました。

2次試験 口述試験

 とにかく合格発表から試験日まで時間がありませんでした。

 実施した対策としては、「与件分の読み込み」、「模擬面接」、「想定問題集のやりこみ」です。

 模擬面接はタキプロが開催しているセミナーに参加させていただきました。
この時全然答えられなく、いきなり本番でなくて心底良かったと思います。
心配な方は一度は模擬面接を受けられることを強くお奨めします!!

 当日ですが、ほぼ落ちない試験と言われているもののかなり緊張しました。

 なんとか4問全てに沈黙せずに話すことはできましたが、何も対策してなかったら黙りこくってしまうような質問内容だったので、油断せずに対策することが大切になります。

■おわりに

 現時点で現時点で診断士試験に挑んでおられる皆様、色々なバックグラウンドがありながらの挑戦だと思います。

 真剣さ漂う独特の試験会場の雰囲気や2次試験の合格率を見て、改めて難しい試験だと感じましたし、そこに挑んでおられることは素晴らしいことだと思います。

 私自身、中小企業診断士に限ると勉強時間は短いですが、他の試験の対策も含めると結局勉強時間の目安とされる1000時間近くは掛けていると思います。

 私はこの1000時間を長い期間掛けて確保してきましたが、皆様は他の試験を経由してした私よりもずっと短い期間で多くの勉強時間を確保して対策されるケースが多いと思われます。

 私が同じことをするのは難しいと感じてしまいますので、挑戦されること自体が本当にすごいことだと誇るべきです。

 ただ一方で、実際受けてみて誰にも合格の可能性はある試験だとも思いました。
既に関連資格を持っていたり、業務経験がある方は対策の時間はかなり短縮できる可能性があります

 難関資格だからと言って尻込みせずに、もし少しでも興味を持たれたら是非果敢に挑戦してみてほしいと思います。

 最後まで乱文にお付き合っていただき、ありがとうございました。

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次回はみにまるさんの登場です。
お楽しみに!

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