【直前期】「経営法務」総仕上げの進め方 by なおやん

皆さんこんにちは、タキプロ17期の なおやん と申します。
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■はじめに
一次試験まで残り1か月を切りました。この時期になると、「まだ覚えきれていない論点が多い」「新しい参考書に手を出した方がいいのでは」と不安になる受験生も多いのではないでしょうか。
しかし、ここまでくると経営法務で合格点を目指すためには、新しい知識を増やすことよりもむしろ、これまで学習してきた内容を整理し、本番で確実に得点できる状態に仕上げることの方が大切です。
今回は、私が試験1か月前に取り組んでいた総仕上げの進め方をご紹介します。
■法改正は必ず確認する
経営法務は、毎年のように法改正に関する内容が試験に反映されます。そのため、直前期には最新の法改正情報を確認することが大切です。
「法改正」と聞くと難しく感じるかもしれませんが、全てを調べる必要はなく、利用しているテキストや問題集の出版社が公開している法改正情報や補足資料を確認すれば十分です。
特に会社法や知的財産権、民法などの主要分野については、制度変更があれば試験で問われる可能性があります。せっかく基本問題を解ける実力があっても、法改正を見落として失点してしまっては非常にもったいないです。
直前期だからこそ、新しい知識を増やすのではなく、「今年の試験での変更点は何か」という視点で確認しておきましょう。
■比較表を用いて知識を整理する
経営法務で得点を落とす原因の多くは、「知らない」のではなく「混同する」ことだと思います。
例えば、
- 普通決議と特別決議
- 吸収合併と新設合併(吸収分割と新設分割)
- 公開会社と非公開会社
- 特許権・実用新案権・意匠権・商標権
これらは似た制度であるため、本番では選択肢を見た瞬間に迷いやすい論点です。
私の場合、自分専用の比較表を作成し、毎日数分間という短い時間ですが確認をしていました。比較表は細かい説明を書く必要はなく、「誰が決めるのか」「要件は何か」「期間は何年か」といった間違えやすい論点だけを一覧にすると、頭の中を整理することができます。
試験直前になるほど、新しいノートを作るよりも、見返せる資料を繰り返し確認することの方が効果的です。
■過去問は「解ける」ではなく「説明できる」を目指す
経営法務では、一つの論点でも複数の角度(問われ方)で出題されます。そのため、過去問の正解だけを覚えていても、本番で少し表現が変わると対応できなくなってしまいます。
おすすめなのは、各選択肢について「どこが正しく、どこが誤っているのか」を一言で説明する練習を行うことです。この練習を続けることで、知識が単なる暗記ではなく理解へと変わり、応用問題にも対応できるようになります。
直前期は新しい問題を解くことよりも、過去問を「深く理解する」ことを優先しましょう。
■捨てる論点を決める
試験範囲の広い経営法務では、「全部覚えよう」と考えるほど焦りが大きくなります。出題頻度が低く、理解に時間がかかる論点に多くの時間を使うよりも、毎年出題される会社法や知的財産権などの頻出分野を確実に得点できるようにした方が合格に近づきます。
もちろん、他の論点を全く勉強しないという意味ではありません。「この論点は最低限だけここだけ押さえる」「ここは選択肢を一つ消せれば十分」といった優先順位を決めることが大切です。
直前期は「できないこと」に目を向けるのではなく、「確実に得点できる問題」を増やす意識で学習しましょう。
■本番で迷ったときの判断基準を持っておく
経営法務でも、知らない問題が出題されることがあります。そのような場面で慌てないためには、自分なりの判断基準を持っておくとよいと思います。
また、迷った問題に時間を使いすぎないことも大切です。1問に固執して時間を失うよりも、確実に解ける問題を取りこぼさないことが得点につながります。
最後まで冷静に問題を解き切ることも、合格するために必要な力の一つです。
■おわりに
試験まで残り1か月を切ると、「もっと勉強しなければ」という焦りから、新しい教材や難しい問題に手を出したくなるものですが、この時期に最も大切なのは「知識を増やすこと」ではなく、「知識を使える状態にすること」です。
経営法務は、正しい方法で総仕上げを行えば、短期間でも得点力を伸ばしやすい科目だと思っています。残りの期間は「量を増やす」のではなく、「質を高める」ことを意識して、自信を持って本番に臨んでください。
皆さんの合格を心から応援しています!
次回は、まい さんの登場です。
お楽しみに!
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