動機×やり方×勉強量byロッキー

合格体験記

読者のみなさん、はじめまして。
タキプロ13期の ロッキー と申します。

■はじめに

初回は合格体験記です。私は最初に思い立ってから十数年、合計で1次試験を3回、2次試験を5回受験しました。最終的な得点は思いのほか良かったのですが、随分遠回りもしましたので、私の試行錯誤の記録が皆様のご参考になれば幸いです。

合格時の2次筆記試験の得点は290点(Ⅰ:78、Ⅱ:76、Ⅲ:77、Ⅳ:59点)でした。

■自己紹介

まずは簡単に自己紹介させて頂きます。
ハンドルネーム:ロッキー
年代/性別/住所:30代/男性/愛知県
職種:営業

■受験歴

きっかけは2009年私が大学生の時でした。就活が始まる前にとりあえずなにか勉強しておこうという考えで試験勉強を始め、安直な動機でしたので就職が決まった時に勉強はやめました。
動機:弱 結果:2009年1次〇/2次× 2010年2次×

それから約10年間会社勤めをする中で、社内の様々な問題に対する自分の無力さを感じていた時に診断士のことを思い出し、「問題解決力を高めたい」「診断士というラベルにより社内での発言力を高めたい」と考えて勉強を再開しました。
動機:中 結果:2019年1次〇/2次× 2020年2次×

2021年は娘が生まれて育休を取得しておりました。まとまった時間が取れたのも良かったですが、なにより受験は今回で終えたいという気持ちが強い原動力になりました。
動機:強 結果:2021年1次〇/2次〇

受験歴から言えることは、動機は強い方が良いということです(あたりまえ)。

■1次試験

1次試験は3回受けました。

1回目:
大学の資格対策講座を受講しました。
始めは単調に講義を受けていましたが、勉強が面白くなるにつれて自分なりにノートにまとめたり、テキストを読み上げて録音したりといろいろな方法を試した末、最終的に行き着いたのは、

  • 初めから問題と解答を見て、わからない点を明確にする
  • 記憶するべき点を意識しながら基本テキストに情報やマークを書き込む
  • 何度もテキストを読み返して、覚えた個所は印をつけていく

でした。
試験の数週間前に自宅全焼でテキストを失うという不運に見舞われましたが、知識は十分に定着していたために試験は自信をもって臨むことができました。

2回目:
STUDYINGの動画教材をひたすら見て重要な画面をスクショしてまとめ(①)、何度も見直す(②)という方針のもと、時間が取れる時には①、通勤中など細切れの時間には②を繰り返し、記憶が定着したと思ったらスクショを削除して次に進んでいました。

新しい論点を重点的に学習しようと思っていましたが、「10年経っても傾向はほとんど変わってないんだなあ」と感じた記憶があります。

3回目:
勉強のやり方は2回目と同様で、教材は診断士ゼミナールでした。

この時の勉強場所は主にジムのランニングマシンで、週7日くらい通っていました。ジムで勉強することは、①健康のために運動をする②勉強を進めるという2つの目的を果たせるため習慣化しやすいうえ、眠くもなりにくいのでお勧めです。机に向かう勉強が続かないという方はご検討ください。

以上が一次試験の振り返りです。

教材はどれも不足を感じることはありませんでしたので、勉強スタイルに合うものを選ぶのが良いと思います(テキスト形式、動画形式(ストリーミング方式/ダウンロード方式)、問題多め/解説多め、など)。

■2次試験

二次試験は合計で5回受験しましたが、最後の考え方が良かったです。

1回目:数回過去問を解くのみで臨みました(今考えると無謀)。
→甘い採点者に当たって受かればラッキー、という考えが甘かったです。運の要素はあると思いますが、運をアテにするべきではありませんでした。

2回目: この時も特に対策しませんでした。
→当初の動機であった就職活動は終えていたためやる気を失い、不完全燃焼に終わりました。その自己嫌悪の念から達成動機をテーマに卒論を書き、モチベーションについて学べたのは良かったです。

3回目(得点開示231点):問題と合格答案を見比べて、「この表現ならこの解答」というパターンをできるだけ多く暗記する方針で勉強しました。
浅い理解のままパターン化したために応用が利かず、ロジックが弱くなりがちだったことが反省点です。問題文を深く理解し、パターンをもっと抽象化できれば良かったと思います。

4回目(得点開示208点): 某予備校の2次試験対策講座を受講しました。
→「コンサルタントとしてあるべき姿を目指して学習し、試験では紙面上でコンサルティングすれば良い」、という考え方に納得して受講したのですが教材や講義を消化しきれず、かえって点数を落としてしまいました。

もちろん間違いではないですしそれが合っている方もいらっしゃると思いますが、試験対策だけに目的に絞ると遠回りだった気がします。

5回目(得点開示290点):試験案内には「応用能力を有するかどうかを判定する目的」と書かれていることから、能力を試す試験、とりわけ論理的思考力のテストだと割り切り、単語パズルや謎解きの感覚で取り組みました。
→試験本番では「陳腐化」という単語が出てこなくて時間と文字数を無駄にしたり、空欄の設問があったりしたために不安の残る内容(予備校の採点サービスもB評価)でしたが、得点開示結果では比較的点数は安定しており、考え方は間違っていなかったと思っています。

以上が2次試験の振り返りです。

受験当初は、「試験はすべて暗記(※後述)」と考えていましたが、3回目の受験でその考え方の限界を感じ、5回目にしてようやく、「試験に求められているものに的確に対策していくべき」という至極当然の結論にたどり着きました。

※試験には必ず目的に沿った採点基準や傾向があり、それを大きく逸脱する問題は出しにくいはずなので、過去に問われた論点や解法を暗記しておけば合格点は取れる、と考えていました。

■おわりに

振り返ると、学習成果は動機×やり方×勉強量が重要だと思います(もちろん合格には運や基礎学力や職務経験による知識など他の要因も影響しますが)。
受験生の皆様が学習成果向上におけるボトルネック(モチベーションが上がらないなど)を一つでも取り除けるようサポートして参りますので今後ともよろしくお願いいたします。

最後までお読みいただきありがとうございました。


次回はヤマフリさんの登場です。
お楽しみに!

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