一次対策はインプット?アウトプット?どっちが大事? byゆの

勉強方法

読者のみなさん、こんにちは。
タキプロ14期のゆのと申します。
今回は、学習を進めていく上で、悩まれることが多いであろう、
『インプットとアウトプット、どちらが大事か』という話題に踏み込んでみたいと思います。
正直、唯一の解答はないと思いますので、私のブログのテーマである、合格までの最短経路はどこかという観点から、お話してきます。令和4年4月からの4か月間で一次合格レベルまでもっていった際にやったことを振り返ります。

過去記事はこちら⇒冗長な表現を削り3要素入れる。事例Ⅰはこれだけ byゆの – タキプロ | 中小企業診断士試験 | 勉強会 | セミナー (takipro.com)

■はじめに

まずは自己紹介から。

名前:ゆの
年代・性別:30代・男性
職業:地方公務員(元銀行員)
受験歴:1次 1回、2次 1回
勉強時間:1次 300時間、2次 200時間
学習方法:ともに独学(11期タキメンが同所属というドーピングあり)
好きな科目:1次 企業経営理論、経営・政策
      2次 事例Ⅰ
モットー:事例企業に寄り添い、聞かれたことに真正面から答える

結論から申し上げると、短期で仕上げるには、アウトプット偏重型にならざるを得なかった、ということになります。結果的には、これが奏功したと考えています。

■インプット期(4月、5月)

使用テキスト
・みんなが欲しかった!中小企業診断士の教科書(TAC出版) 以下、教科書という。
・みんなが欲しかった!中小企業診断士の問題集(TAC出版) 以下、問題集という。
・速習!ミクロ経済学
・速習!マクロ経済学
・中小企業白書(中小企業庁) 
・スピード問題集_中小企業経営政策(TAC出版) ※直前期に補完 

短期決戦に挑む必要がありましたので、①テキストは初学者向けの平易なものとし、②いたずらにテキストを増やさない、という方針としました。直前にスピ問を購入したのは、①問題の出され方、切り口を増やしておきたかったため、②短期記憶で押し切るため、です。

最初期の進め方は、『とりあえず、教科書を通しで読む』です。
まずは、全体の流れを把握し、どんなことを覚えるのかをつかむ意識でした。どんなに眠かろうと、量が多かろうと、1冊(どうしても無理な時は章単位)通して読むことを自分に課していました。
実はこの教科書、すんごい薄いんですね。内容ではなく、ページ数が!飽き性な私にとっては、モチベーションを維持できた最大の要因かもしれません。また、科目ごとに小冊子にもなるので、持ち運びの負担も少ないです。
端から一回で覚えられるわけはないので、そこは割り切って流し読みます。大事なことは繰り返して、知識を浴び続けることです。10日で7冊を周回するとして、1か月続ければ3周できます。
この頃になると、全体像が見えてきて、自分の得意不得意が見えてきます。

私の場合は、リーダーシップ論、工場運営、民法、株式会社の機関あたりがややこしやーとなっていたので、重点的に教科書で学習を行って、問題集に移行しました。

この問題集もうっすいので(内容ではなく、冊子が!)すぐに終えてしまい、早々に過去問を回すフェーズに移行しました。      

■アウトプット期(6月、7月)

使用ツール
過去問ドットコム | 過去問の解説付き無料問題集 (kakomonn.com)
レックのファイナル模試

インプット期と同様、使用する教材は増やさない方向で進めたかったので、上記の過去問ドットコムを使用しました。結果的にこれが私には合っていて、使ってよかったと感じています。

メリット1 演習の履歴を記録できる。
過去問を解いた日、自分の解答、得点、正誤などを手間なく蓄積することができるので、解けるようになっていることを実感できる。

メリット2 間違った問題だけ、繰り返し演習できる。
例えば2週間前に解いた経営法務の間違った問題だけを再度解くというようなことができるので、苦手つぶしに効果的。
年度通しの縦解きも科目ごとの横解きも、自在に設定できるので、学習スタイルに合わせて。

デメリット 有志による解説であり、内容が薄かったり、少しずれていたりする場合もある。
不正解だった問題があったときは、①教科書に戻って、関連項目と一緒に復習して、②教科書にも記載がないときは、一度、そのままにしました(理由は後述)。

7年分の問題を3周して、その都度、間違った問題だけを何度もループして、解けない問題をつぶしていきました。
この際、3周しても間違い続ける問題があったのですが、その問題は、諦めました(理由は後述)。

■直前期

スピ問を使って中小企業経営政策の詰め込みをするとともに、一応、法令改正や、山張りできそうなトピックスがないか、模索しました。

民法改正、知的財産権関係の法改正、東証再編などがあったので、そのあたりを軽く押さえましたが、まったく得点に寄与しない可能性もあり、深追いは厳禁です。

■短期合格のためのマインドセット

・試験に出る問題全てを教科書が網羅しているわけではない

・全ての問題を正解する必要はない

・出題傾向はいきなり大きく変わることはない

教科書にない問題が出てくることは当然にあります。もちろんその問題を完全に理解し、自分の知識として蓄えることは、とてもいいことです。
ただ、試験対策上は、その問題を理解し定着させるためにかける時間を、出題のボリュームゾーンの定着に振り向ける方が、有効です。割り切りましょう。

一次試験にパレート、ABC分析の考え方を当てはめると、こうです。
A:6割の問題を80%の確率で解ける 48%
B:2割の問題を50%の確率で解ける 10%
C:2割の問題を20%の確率で解ける 4% 計62%
Aをしっかり解ける問題、Bを2択までは絞れる問題、Cをヤマ勘と言い換えるとわかりやすいでしょうか。このレベル感でも、合格点には到達できる算段を立てることができるわけです。

■おわりに

今回は一次試験の勉強方法について書かせていただきました。
一般化することは諦め、実際の勉強方法を列記しましたので、読みづらい部分は多々あると思います。
分からない問題があっても、一次試験は合格できる。こう考えるだけでも気が楽になりますし、受験のモチベーションになるのではないでしょうか。
これから受験される方、勉強を始めているが、このやり方でいいのか不安という方の参考になれば幸いです。

特に、取組状況の管理があまり得意ではない方!過去問ドットコム、おススメです。


次回はMIC_KUROさんの登場です。
お楽しみに!

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