自身の合格可能性を計算してみよう! by こあら

こんにちは。タキプロ12期のこあら申します。
これから1年間、少しでも受験生の皆様のお役に立つ情報を発信していきます。
よろしくお願いします!

■自己紹介

年代/性別:30代/男性
職種   :コンサルティングファーム → IT系企業で新規事業開発
受験歴  :1次1回、2次2回
勉強時間 :1次400時間、2次200時間
勉強方法 :1年目 独学、2年目 大手予備校
得意科目 :1次:企業経営理論、財務・会計、経済学 2次:事例Ⅳ
不得意科目:1次:中小企業経営・政策

診断士受験生には、初めて受験する方や多年度生、1次合格者で2次から再チャレンジの方まで様々な状況の方がおられると思います。
例年通りのスケジュールだとちょうど4か月程度で1次試験です。
試験勉強が得意な方でもそろそろ方針を立てて勉強していかないと間に合わない時期になってきています。
今回は自身の現状を正しく捉える計算式目標の立て方をお伝えします。

■考え方の大枠

1~4のステップで進めていきます。

1.自身の特徴と、現在のステータスを客観視してみる
2.1での分析を元に、今年の受験の目標を明確にする
3.情報の取得ルートを決め、2で決めた目標の達成に必要な事項を整理する
4.後は3で決めたことを頑張るのみ!

ここからは、1~4の各詳細を説明していきます。

■1.自身の特徴と、現在のステータスを客観視してみる

1~4のステップで最も重要なのが、このステップです。
世の中には診断士資格以外にも様々な資格があり、数多くの方が受けられています。
その中で失敗している方はこのステップ1ができていないことが多いように感じています。

ここで行うことは2つです。
まず、自身の特徴を客観視すること。
・試験勉強は得意ですか?
・直近2年以内でがっつりと2か月以上、勉強に打ち込んだことはありましたか?
・勉強が得意だと感じている場合、どのような勉強が得意ですか?単純暗記?思考力?計算?
etc

そして、現在のステータスも客観視してください。
・勉強はどの程度進んでますか?
・仕事やプライベートと分けて勉強時間を確保できますか?
etc

客観視した2つの情報を元に、定量的な分析を行います。
一般的に、1次試験は全体で800~1000時間の勉強時間が必要と言われています。
細かく見ると、①企業経営理論:150時間、②財務・会計:150時間、③経済学:150時間、④運営管理:100時間、⑤経営法務:100時間、⑥経営情報システム:100時間、⑦中小企業経営・政策:100時間、程度だと思われます。

科目ごとに、合格までに必要な時間を算出していきます。
例えば、このような人を想定します。
・初年度で勉強は特に得意でも不得意でもない
・IT系の仕事をしておりシステム面に強い
・計算が得意

その場合、①④⑤⑦はそれぞれ元の時間(①だと150時間)とし、数字を扱う②や③は3割減で105時間ずつ、⑥は8割減で20時間と計算します。
そして、全科目合格までに必要な時間は、680時間(150+105+105+100+20+100+100)と見積もります。
勉強が得意な方は全体の時間を2割減程度で見積もってもよいかもしれません。
前年度受験された科目はベースの知識があると思うので6~7割減で計算するなど、自身の特徴やステータスに合わせた変数を掛け合わせ調整します。

僕の場合は大学で経営学部だった為、③の経済学は復習のみで20時間で計算しました。
一方法律に対する苦手意識が強く、⑤の経営法務は人より時間がかかるだろうと120時間で捉えていました。

重要なことは、甘く見積もらないことです。

■2.1での分析を元に、今年の受験の目標を明確にする

さて今度は、受験日までに自分が何時間勉強できるかを計算してみましょう。
例えば、令和2年度と同じ試験日だとした場合、4か月間120日程度です。
その中で、平日は80日、土日祝日が40日程度でしょうか。

平日と休日、何時間ずつ勉強時間に割けますか?
平日2時間、休日6時間頑張った場合、勉強可能な時間は400時間(80×2+40×6)です。
先ほど例に出した方の場合、合格までに必要な時間が680時間で勉強できる時間が400時間しかありません。
その為、今から勉強開始しても、全科目合格は厳しいでしょう。

となると、もっと勉強するか、全科目合格を諦めるかの2択しかありません。
ここでやってしまいがちな失敗が、「自分はもっと頑張れる!」と思って、勉強時間を延ばすことです。
十中八九、平日4時間など無茶な見積りをしがちです。(本当に時間を捻出できる方はもちろん問題ありません。)
科目合格で数年に分けて受験することは戦略の1つです。
2兎を追って両方とも取れない方が、戦略不一致としてかっこ悪さがあると感じます。

1と2の分析を元に、全科目合格にするのか、科目合格にするのかを決め、目標を明確に立てます。

■3.情報の取得ルートを決め、2で決めた目標の達成に必要な事項を整理する

2で立てた目標への道筋をさらに具体化していきます。

どの本や課題をいつまでに終わらせるのか、毎日どこまでやれば終わるのかをスケジュール化します。
ポイントは、教科書や課題の種類を増やしすぎないことです。
種類を増やす事よりも、同じものを120%理解できるように何度も取り組むことの方が重要です。

診断士試験はまとまった情報が少なく、自身がやっているものだけで合格水準まで達するか不安になることがよくあります。
しかし時間は有限です。
合格者が勧める教科書や、予備校を信用し、120%理解できるスケジュールを立てましょう。

また、情報取得も同じことが言えます。巷には様々な試験に関する情報が溢れています。
ネット検索して読んでいるだけで勉強した気になりますが、情報の取得だけでは合格には1mmも近づいていません。
情報源は予備校1本、タキプロをメイン、など情報の取得ルートを絞り、勉強時間を確保することも大切です。

■4.後は3で決めたことを頑張るのみ!

さて、ここまで来たら後は勉強あるのみです。

より効率的にスケジュールなど微修正しながら、合格まで邁進してください。

■まとめ

己を知り敵を知れば百戦危うからず」という諺がありますが、資格取得も同じことだと思います。
厳しく自分を客観視し、合格との距離感を見極めることが実は合格への最短ルートです。
ぜひ騙されたと思って、上記の1~4に取り組んでみてください。
合格が待っている筈です!

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

次回は団長さんの登場です。
お楽しみに!
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