初学者でも高得点が狙える?中小企業経営・中小企業政策 byカルー

読者のみなさん、はじめまして。
タキプロ14期のカルーと申します。

私が中小企業診断士試験を受けた理由の一つに、「関連資格を保有している分野や、過去に学んだことのある分野が多数あったから」ということが挙げられるのですが、今回はそのいずれにも該当しない1次試験科目「中小企業経営・中小企業政策」がテーマです。

■はじめに

申し遅れましたが、以下が私のプロフィールです。

名前:カルー
年代/性別:20代/男性
職種:人材サービス業の勤務社労士
受験歴:1次 1回、2次 1回
勉強方法:1次 独学(少しTBC)、2次 独学(少しTBC)
得意科目:1次 中小企業経営・中小企業政策、財務・会計、2次 事例Ⅳ

他の科目と違い、当初予備知識が全くないながらも、結果として1次試験の中で最も高い得点(81点)を取ることができたため、得意科目に含めてみました。

最低限2科目は科目合格しようと、直前の1ヶ月は「経済学・経済政策」とこの「中小企業経営・中小企業政策」しかやっていなかったのも理由として多分にありますが、短期間で得点を大きく伸ばせる科目であるとも言えると思います。

それでは、中小企業経営、中小企業政策に分けて、私の勉強方法をご紹介します。

■中小企業経営の勉強法-自分のイメージを活用

こちらの分野では、主に前年度の中小企業白書から出題がされます。そのため、過去問がそれほど役に立ちません。解くにしても、1年分のみやって傾向をつかむことができれば十分かと思います。

現在(2023年3月)、中小企業庁のホームページ(中小企業庁 / The Small and Medium Enterprise Agency (meti.go.jp))には、2022年版「中小企業白書」全文が掲載されています。第1部〜第2部の各章については、すべて目を通されることをおすすめします。ページ数がたくさんある一方で、1ページあたりの文字数は多くないので、読むのにそこまで時間はかからないかと思います。また、私の場合は「付属統計資料」等にまでは目を通しませんでした。

中小企業白書の覚え方ですが、日々のニュースで得た知識や、自分が持っている感覚と結びつけるという方法がおすすめです。

例えば、実質GDP成長率がマイナスになっているのは、2008、2009、2020年。これらはリーマンショックとコロナの年だと、多くの方がイメージできるかと思います。

もう少しだけ難しいものでいくと、開業率の高い業種。

1番目が「宿泊業、飲食サービス業」→開業といえば、というイメージがある。参入障壁も低そう。

2番目が「生活関連サービス業、娯楽業」→生活関連サービス業ってなんだろう?クリーニング、ランドリー、理容、銭湯 等か…。このあたりも開業しやすそう。

3番目が「電気・ガス・熱供給・水道業」→電力・ガス自由化の影響かな?

矢印の先に書いてあるのは、私が個人的にイメージした理由です(笑)

もちろん理由は合っているにこしたことはないのですが、間違っていたとしても、自分の中で納得できる理由づけができれば、暗記する、ひいては中小企業経営・中小企業政策で高得点を狙う上では、問題ないのではないでしょうか。

(ただし、余裕がある場合、もしくは全くイメージがつかないという場合は、正確な理由を調べるのも、知識の定着に大きな効果をもたらすかと思います。)

反対に「イメージとは逆」と認識する方法もおすすめです。例えば、「企業規模別に見た、売上高の推移」を確認すると、リーマンショックの時は大企業、中小企業ともに大きく売上を下げていますが、東日本大震災の時は中小企業が大きく売上を下げる中、大企業の売上はなんと増えていました。こちらは私のイメージと逆だったため、強く記憶に残すことができました。

2022年版「中小企業白書」全文

2022年版中小企業白書・小規模企業白書 解説動画

■中小企業政策の勉強法-動画をひたすらリピート

こちらの分野では、比較的素直な問題が出題されます。教科書の知識をインプットしておけばそれが得点につながる上、ボリュームもそれほど多くないのが特徴です。

そんな科目を勉強するにあたり、私が最も多くの時間を割いたのがYouTube。中でも、洞口智行先生の「ほらっちチャンネル」というチャンネルに大変お世話になりました。

先生のわかりやすく、アツく、時にゴロも交えた動画は、知識の定着を存分にサポートしてくれます!

中小企業政策については、「中小企業診断士試験対策【中小企業政策】」という名前で再生リストにもなっています。

24本の動画がありますが、どれも10分前後と、非常にシンプル。一方で、試験頻出の論点が凝縮されております。

私はこの動画を何回も何回も、家事中も、テレワークの休憩中も…聴き続け、動画のどこでほらっち先生がギャグを飛ばすかも覚えた結果…中小企業政策の分野では9割近くの得点を獲得することができました。

先ほどもお話しましたが、中小企業政策は、比較的素直な問題が出ます。具体的には中小企業に関する「〜制度」「〜支援」「〜法」等の概要を押さえていれば答えられる問題です。動画を繰り返し再生して、ぜひこれらをインプットしていってください!!「ほらっちチャンネル」以外にも、ネット上にはコンテンツが多数あるので、自分に合うものを探してみるのも面白いかもしれません。

ちなみに、タキプロチャンネルでも、ほらっち先生にインタビューした動画が投稿されています。

■おわりに

いかがでしたでしょうか。中小企業経営・中小企業政策は、取り掛かりづらいかもしれませんが、軌道に乗り始めると得点の向上も早いです。

自分のイメージを持った上で白書を読む、動画コンテンツ等を用いてひたすら基礎知識をインプットする。よろしければ、ぜひ実践してみてください!


次回ききさんの登場です。
お楽しみに!

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