事例Ⅰ,Ⅱ,Ⅲとは? 自分の言葉で一言で表してください by szhiro

こんにちは。
「ハンドルネームの読み方が分かりません」と言われて「ちょっと失敗したかも・・・」と思っているszhiro(すずひろ)です。

過去記事はこちら↓
「企業経営理論」は1次・2次の土台です!
しっぽを仕舞え!!
2次試験は満遍なく♪

今回割り当てのテーマは「事例Ⅲ」ですが、事例Ⅲの話の前に私の思う “事例Ⅰ/Ⅱ/Ⅲの特徴“ について思うところをお伝えしたいと思います。

(1) 事例Ⅰ,Ⅱ,Ⅲの特徴について

思えば1回目の2次試験は、事例Ⅰ/Ⅱ/Ⅲの特徴もよく分かっておらず、自分の得意/不得意もわかっていませんでした。どの事例についてどういう観点で強化するというプランもなく、なんとか解答プロセスっぽいものを作り、ただ闇雲に過去問や受験校の演習をこなしていた。それが1回目の2次試験でした。

2回目になってようやく、事例Ⅰなら「さちのひほ」「けぶかいねこ」、事例ⅡならTarget+4P、事例ⅢならQCD/4M/ECRSとか、それぞれの事例に応じた切り口よく使うキーワード・センテンスを用意したり、解答作成の手順を構築したりして過去問や演習に当たることで、事例ごとの得意/不得意も浮き上がってきました。でもまだしっくり来ていませんでした。使うフレームや知識が違うのは分かっているのですが、何か、頭の使い方が分からなかったんです。効率的に考えられないというか。。どうしてうまくいかないのか分からず、気になったこと・気づいたことをノートに書き溜め、時々眺めては「うーん・・・」と考え込んでいました。

書き溜めては悩むことを繰り返す中で、ある時ついに私は気づいたのです! 自分にとってしっくりくるフレームに!! それがこちら。8月25日の私のメモです。

事例Ⅰ:『類推』の事例 [抽象度高め]
事例Ⅱ:『情報整理・情報処理』の事例 [具体性高め、情報量多め]
事例Ⅲ:『ロジック』の事例 [具体性高め、論理性高め]

「なんだ、そんなことか」と思われるかもしれませんね。特に新しい言葉でもないですし。ただ、私にとっては大事なことだったんです。自分の中から「これだ!」と生み出されたことが。

もちろんどの事例も推論/情報処理/ロジックは必要ですが、思考機能のボリュームを調節する感じです。事例Ⅰでは、書かれている内容から「さちのひほ」(採用/配置/能力開発/評価/報酬)、「けぶかいねこ」(権限/部門/階層/NW/コミュニケーション)などのフレームを使って、書かれていることから書かれていないことを『類推』する機能を働かせる必要があります。事例Ⅰが終わったら事例Ⅱに向けて「類推モードOFF!、情報処理モードMAX!!」と切り替え、複数のTarget候補/競合/経営資源などの情報の洪水に備えます。事例Ⅱが終わったら「情報処理モードダウン!、ロジックモードMAX!!」と心の中で叫んで切り替える感じですかね。決して「バルス!」とか「モード反転、裏コード、ザ・ビースト!」と叫んではいけません。

類推モードがMAXの状態のまま情報過多の事例Ⅱに突入したら大変なことになります。ただでさえ情報が多いのに、そこから類推したら思考が発散するばかりでまとまりません。事例Ⅱは「そこに書いてあるもの」から現実的に組み立てられる施策を考えましょう。そして事例Ⅱが済んだら事例Ⅲに備えてクールに、論理的に組み立てて考える頭に切り替えましょう。それまでの私は思考の明確な切り替えがないまま、作業手順ばかりを気にして事例に当たっていたのですが、類推』『情報処理』『ロジック』と端的なワードを明確にイメージして思考のモードを切り替えたことで、だいぶ混乱せずにそれぞれの事例に対処できるようになりました

試験当日の休み時間の過ごし方は人それぞれですが、私の場合は知識やプロセスの確認というよりも「思考のモードを切り替える」ことに充てていました。ファイナルペーパーも、情報をギュウギュウに詰め込むよりも「前の事例の考え方から次の事例の考え方に、20分程度で切り替えるためのもの」として準備しました。お仕事なら複数の案件を同時進行していてもスッと頭が切り替えられるかもしれませんが、試験当日の緊張の中、前の事例の失敗も気になる中、スパッと次の事例の思考に切り替える儀式は大事だと思います。

試験に関するキーワードや手順については、受験校や勉強会、ネット記事などから様々な情報を得ることが可能です。自身のファイナルペーパーをネットに公開している人もいらっしゃったりしますね。それらを流用することももちろんOKです。でも、悩み抜いて自分の中から生み出されたものは替えの利かないお守りです。本番の緊張、想定外の設問、迫る終了時間。様々な揺さぶりの中、自分の拠り所となる言葉を持っていると落ち着きを取り戻し、パニックを避けることもできます。何でもいいので、自分を落ち着かせる言葉を用意してみてはいかがでしょうか。

(2) 事例Ⅲについて:

メーカー勤務の私にとって、事例Ⅲはどちらかといえば得意な部類でしたが、業務経験や知識が邪魔をして、「こんな対策では解決しないから他に解答があるはずだ」とか「こういうときはこうするのが適切なはずだ」と決めつけて題意から外れた解答をする、というミスをしやすい事例でもありました。マーケティング系のお仕事をされているかたは事例Ⅱでそうなる傾向があるようですね。気を付けるべきは

・特定の業界・業種の知識を聞かれているのではない。普遍的なことを聞かれている。
・自分の知識・経験・考えを答えるのではなく、作問者がどう考えているかを答える。
・中小企業の経営資源でできることを答える。

と意識することだと思います。公平性から考えて、試験問題は、特定の業界・業種の経験がある人が有利なつくりにはなっていないはずだと思います。なので、「よく知らない業界だ。まずい。。」と思う必要はありませんし、逆に「知ってる業界だ!ラッキー!!」と思うときは危険です。

事例Ⅲは、QCD/4M/5S/3S/ECRS/PDCA/Plan-do-seeなどの切り口で対象を捉え、高品質/高付加価値/差別化/短納期/提案型/柔軟/迅速などのキーワード題意にフィットするもの採用し、論理性/一貫性に注意して回答を構成すれば、大きくは外れないかと思います。

この『題意にフィットするものを採用』というところが大事だと思います。フィットしていないのに解答に織り込むと、採点者から「あ、分かってないな。とりあえずキーワードを突っ込んでいるだけだな。」と判断されるリスクがあります。減点にまではならないかもしれませんが、印象はよくないです。詰め込むのは大事ですが、「選ぶ/外すプロセスが大事です。

具体的な例を上げてみましょう。令和元年度の事例Ⅲの第4問はこんな感じでした。

第4問:新工場が稼働した後のC社の戦略について120字以内で述べよ

「戦略」ですから、作業的な話というよりビジネス的な視点ですね。今やってないこと/ないもので、与件文から合理的に想像できる内容としては、正直、『他業種への展開』『営業部の新設』の2つくらいしか思い浮かびませんでした。120字埋めるなら3つ4つは欲しいところです。残り時間はあと10分強。最終確認の時間を5分は取りたいので、5分強で書き上げなければなりません。焦って考え出そうとしてもいいワードは思いつきませんし、うまく構成できずにとっ散らかった解答になる恐れもあります。ここは割り切って、前述の2つを軸にしつつ使い勝手のいいキーワードの中でフィット感のあるものを詰め込んで構成すると決めましたそれがこちら。

戦略は①X社対応を通して技術の更なる蓄積生産効率改善を実現②他業種への展開を進行し、高品質・高付加価値化、差別化を実現③営業部を新設し、企画力・提案力を強化し、顧客要望に沿った直接・個別の対応迅速柔軟に行う体制の構築を図ること、である。

『短納期化』はどちらかというと第3問の設問2のほうがフィットすることと、第4問は戦略系の問いであることからフィット感が低いので、ここでは使わないことにしました。「戦略」について、「今やっていない新しいこと」というイメージを持ちすぎたのですが、改善も戦略的な活動の一つと考えれば、大手受験校の模範解答にある『X社への依存度の抑制』の視点を織り込むべきでしたねちょっと得点は伸びないかも、と思いましたが、結果的には72点でしたので、この解答も大きくは外れてなかったかなと思っています。

では本日はここまで。

次回は「ゆっこ」さんの登場です。お楽しみに!

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