「なんとなく解きやすそう」の落とし穴~事例Ⅱのお話~ by団長

みなさん、こんにちは!
タキプロ12期、自称「スーパー多年度生」団長です。
今回が6回目のブログになります。どうぞよろしくお願いいたします。
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いよいよ9月、2次試験対策を本格的にスタートする時期ですね。
はじめての2次試験で何から勉強して良いかわからない。
多年度で勉強のやり方に行き詰まりを感じている。スランプ状態から抜け出したい。

そんなみなさんに、私の失敗談が少しでもお役に立てれば幸いです。

今回は事例Ⅱの失敗談がテーマですが、これまで他の事例も紹介しています。ご興味ある方は、お時間ある時にご参照ください。
・事例Ⅰ:「事例Ⅰは『ドメイン』と『時制』を意識してみる」はこちら
・事例Ⅲ:「独自検証!『事例Ⅲは取り組みやすい』は本当か?」はこちら
・事例Ⅳ:「第1問を制す者は、事例Ⅳを制す」はこちら

また、事例Ⅳで90点の高得点をマークした伝説の多年度生Dukeさんのインタビュー記事も、失敗談や合格の秘訣がいっぱい詰まっています。こちらも必見です!
・事例Ⅳで90点!伝説の多年度生Dukeさんインタビュー(前編後編

■得点が乱高下、ハイリスク・ハイリターンな科目。それが事例Ⅱ

さて、今日のお題は事例Ⅱです。

みなさんは事例Ⅱという科目を、どのように捉えていらっしゃいますか?
「他の科目に比べて身近なテーマが多くて取り組みやすい」
「他の事例に比べて解答が書きやすい」

受験勉強を始めた当初は、私もそう思っていました。
ところが、いざ取り組んでみると当たり外れが多く、一発当たれば高得点だが、大事故を起こすと40点ギリギリ。
なかなか得点が安定せず、ハイリスク・ハイリターンな科目で、今回はアタリ?ハズレ?いつもそんな不安を感じていました。

2次試験の得点結果を見ても(下図)、他の事例は年数を重ねるにつれて少しずつ合格点に近づいてきましたが、事例Ⅱだけは不安定。
2次受験初年度(H26)からA判定で安心したのも束の間、そこから点数が全く伸びず、逆にH30年は40点台まで急降下。得点は乱高下を繰り返していました。

※H26のみ得点開示請求していなかったため、A(60点)、B(50点)、C(40点)と想定

■原因は? 失敗談から分析してみた。

なぜ事例Ⅱの得点がこんなに不安定だったのか?
まずは私の過去の経験失敗談を振り返ってみます。

失敗談 その①:自分の考え・経験をもとに解答を組み立てた
事例Ⅱはマーケティング、特に売上・収益の改善や顧客獲得のための提案がよく問われます。
仕事でもマーケティングに携わることが多い私は、つい「自分だったらこうする」、「自分の会社だったらこうしている」と考えて、解答を組み立てていました。
結果、事例企業の経営資源や外部環境とはかけ離れた提案となることもしばしば。当然点数も散々な結果でした。

失敗談 その②:与件文や設問文の読み解きが不十分だった
これは他の事例でも共通して言えますが、与件文や設問文はさらっと読む程度で、とにかく「書くこと」に集中していました。
読み解きが浅いと、当然与件文からの抽出漏れや、設問文の制約事項の見落としが頻発します。それによって出題者の意図から外れた解答を書いてしまう「大事故」をよく起こしていました。

■改善策は? 令和2年の事例Ⅱで検証してみた

合格した年(R2)はこれまでの失敗を振り返り、少し勉強法を変えました。
結論から言うと以下の2点を徹底するようにしました。
①自分の考え・経験は捨てて、与件文に忠実に事例企業に寄り添った提案をする。
②与件文と設問文を丁寧に読み解く。
さらに設問間の繋がりを確認して、第1問から第4問まで解答全体が一つのストーリーとなるように意識する。

具体的に去年の2次試験の問題を題材にして検証してみましょう。

B社社長は最近、「眠る前に飲むハーブティー」の自社オンラインサイトでの販売を手掛けたところ、ある程度満足のいく売り上げがあった。
上記の事象について、アンゾフの「製品・市場マトリックス」の考え方を使って50字以内で説明せよ。
(出典)令和2年度2次試験 事例Ⅱ 第3問(設問1)

受験生の間で話題になった、アンゾフの成長ベクトルの問題です。
新製品開発戦略なのか、新市場開拓戦略なのか、はたまた多角化戦略なのか、各資格学校でも解答が割れた問題作?です。
私も相当悩みました。では、試験当日私がどう考えたのか紹介(検証)します。

検証その①:与件文に忠実に事例企業に寄り添う
アンゾフの成長ベクトルは「製品」と「市場」2つの軸でマトリックスに分解するのはご存知の通りです。
私が意識したのは、「眠る前に飲むハーブティー」が、既存製品なのか、新製品なのか。「自社オンラインサイトで販売したこと」が既存市場にあたるのか、新市場に当たるのかを事例企業の立場で考えるということです。

検証その②:与件文と設問文を丁寧に読み解く
設問文の最後は「説明せよ」で終わっています。私はココが気になりました。
どの成長戦略が正しいのかを問うなら、普通「答えよ」になるはず。ところが、「説明せよ」ということは、なぜその戦略といえるのか、根拠を説明することが問われているんだと考えました。

このように考えた結果、私が書いた答案は以下の通り。
「新市場開拓戦略である。安眠効果がある飲料を既存製品に追加し、20代後半~50代女性向けの新市場を開拓した。」
正しい答えかどうかはわかりませんが、得点開示請求の結果は65点でしたので大外しはしていないと思います。

■まとめ:基本に忠実に考えることで、リスクは回避できる

いかがでしたでしょうか?
今回ご紹介した私の取り組み
①自分の考え・経験は捨てて、与件文に忠実に事例企業に寄り添った提案をする。
②与件文と設問文を丁寧に読み解く。

どちらも事例Ⅱだけでなく、各事例で共通して取り組むべき「基本のキ」ともいえることです。
ですが当たり前すぎて、つい忘れがちになってはいませんか?
・問題に素直に、かつ丁寧に取り組む
・当たり前のことを当たり前に答える。

私が診断士試験の勉強を始めて10年目にして、改めて気付かされたことです。
2次試験どう勉強して良いかわからない、勉強のやり方に行き詰まりを感じている方、一度この原点に立ち返ってみてはいかがでしょうか

私の失敗談が、みなさんの受験勉強のお役に立てれば幸いです。

次回はまこやまさんの登場です。
お楽しみに!

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