多年度生が今時期やっていたこと by団長

みなさん、こんにちは!
タキプロ12期、自称「スーパー多年度生」団長です。
令和3年度2次試験が終了して、はや2週間。
2次筆記試験を受験された皆さま、本当にお疲れさまでした!
今は試験のことはいったん忘れて、ゆっくり休養を取ってください。 

さて今回は、受験年数10年、1次試験6回・2次試験も6回受験してようやく合格できた、自称「スーパー多年度生」のワタクシ団長が、この時期どんなことをしていたか、「1次試験科目合格期」・「1次試験再チャレンジ期」・「2次試験専願期」の3つに分けてご紹介します。
例によって失敗談満載でお届けしますので、ご笑納いただければ幸いです。

・自己紹介のブログ:「工場のことは知らなくていい ~運営管理のおはなし~」はこちら
・1次試験直前期の勉強法:「暗記科目は「コスパ良く」覚えよう」はこちら
・事例Ⅰ:「事例Ⅰは『ドメイン』と『時制』を意識してみる」はこちら
・事例Ⅱ:「『なんとなく解きやすそう』の落とし穴」はこちら
・事例Ⅲ:「独自検証!『事例Ⅲは取り組みやすい』は本当か?」はこちら
・事例Ⅳ:「第1問を制す者は、事例Ⅳを制す」はこちら

■1次試験科目合格期~苦手科目と計算科目重視

まずは1次試験に科目合格して、残り数科目残っていた時のお話。

この時期最初に取り組んだのは、「問題集の買いなおし」です。
私は1次試験を独学で取り組んでいました。その強力な味方がTAC出版のスピードテキスト・スピード問題集です。
といっても、翌年受験する科目全てのテキスト・問題集を買いなおす訳ではなく、経営法務や中小企業経営・中小企業施策など、法改正などで毎年改訂が入る科目の問題集のみ購入していました。
ちなみに、TACの書籍は直販のTAC出版販売サイトで購入するのがおススメです。1冊から送料無料しかも10%offで購入できるので、とってもオトクです!

勉強面では、苦手科目や、計算科目の学習に力を入れていました。
年明けにはボリュームの多い企業経営理論や運営管理、春からは暗記科目も勉強しないといけないため、苦手科目や計算科目にじっくり取り組めるのはこの時期しかないと考えていたからです。
私は経営法務が苦手だったので、この時期にスピード問題集で1回転して、翌年の春にもう1回転するようにしていました。
計算科目は、財務会計や経済学の計算問題をこの時期に1回転させました。
特に財務会計では計算が複雑なキャッシュフロー計算やNPV、経済学では市場均衡やIS-LM分析などのグラフを理解する必要がある分野を、実際にノートに計算過程やグラフを書いて勉強していました。
その甲斐あってか、3年目以降は計算科目は常に90点近く取れる得意科目になりました。

この時期の失敗談は、何と言っても2次試験を意識した勉強ができていなかったことです。
スピードテキスト・スピード問題集に特化しすぎて、2次試験の記述対策をしていなかったことが大きな反省点です。

■1次試験再チャレンジ期~何も手がつかず勉強から離れる

受験勉強を始めてから3年かけて1次試験をギリギリ突破、そして2次試験1回目・2回目はあえなく撃沈(不合格)となった4年目の秋。
正直モチベーションはダダ下がりで、勉強が手につかない状態でした。結局勉強を再開したのは翌年の3月。それまでは一切診断士の勉強をしておらず、なんとか1次試験には間に合わせたものの、結果は企業経営理論の1科目のみ合格という散々な結果でした。

2回目の再チャレンジは7年目の秋。前回の反省から、この時期少しでも勉強するようにしました。
実際にやったのは、基本科目の企業経営理論と運営管理の復習です。2次試験のことも少しは意識しながら、スピード問題集を使ってアウトプット学習。1次知識を棚卸しすることに注力しました。
その他の科目は、年明けから徐々に開始。これまで積み重ねた学習効果もあり、必要な知識は意外と覚えているので、こちらもアウトプット学習重視です。スピード問題集をフル活用して、間違った問題は何回も繰り返し学習しました。
すると1次試験では7科目一発合格。スピード問題集の効果とアウトプット学習の重要性を改めて実感しました。

■2次試験専願期~ラスト1年で変えたこと

1回目と3回目の2次試験を受験した直後の秋。
手ごたえは全くなく、再現答案も作らずに予備校の解説動画を見るくらいで、ダラダラと過ごしていました。翌年の1次試験は免除、この1年は2次試験の勉強に専念できますが、試験が終わったばかりで再開する意欲も気力もありませんでした。「今回は1次試験を受験しなくて済むので、時間にも余裕がある」。そんな油断があったのも事実です。
ようやく重い腰を上げて、2次試験の勉強を始めたのはクリスマスが終わった頃。仕事も冬休みになって時間が取れ始めた時期でした。それも過去問をなんとなく解く程度で、結局年が明けてもモチベーションも上がらず、なんとなく惰性で勉強していた感じでした。
その後の結果は、、、当然不合格。「いつか合格出来たらいいな~」と危機感もない多年度地獄にはまってしまいました(汗)

5回目の2次試験を受験した直後の秋。
この年は再現答案も作成し、合格発表まで準備万端でしたが、あえなく不合格。さすがに今までの繰り返しではイカンと、危機感も芽生え(遅すぎ)、今までの勉強法を改めることにしました。
独学に限界を感じ、試験会場で配られた色々な予備校のパンフレットを見比べて、WEB通信の2次試験対策コースに申し込みました。
そしてこの時期、WEB通信で取り組んだのが「2次記述マスター」という講義。2次試験に必要な1次知識を決められた文字数で文章化する、いわゆる「100字トレーニング」です。これが私にとっては大きかった。
それまでの私の1次知識は、1次試験対策用の丸暗記。何となくは覚えていても、2次試験の仕様になっていなかったことを、この100字トレーニングで思い知りました。
例えば「機能別組織のメリットとデメリットを100字以内で書きなさい」と問われても、頭の中で「専門性を高められるけど、トップの負担が大きくなる」くらいしか思い浮かばず、100字でキッチリ書くことができない。この時初めて1次知識は覚えるだけでなく、問われたことに答えるように使いこなす必要があることを実感しました。

■おわりに

いかがでしたでしょうか?
少し長くなってしまいましたが、私「この時期学習していたこと」ついて書いてきました。
すこしでも参考になれば幸いです。

次回はへのさんの登場です。
お楽しみに!

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