文系人間でも事例ⅣでA判定とれます  by おかえり

読者のみなさん、こんにちは。
タキプロ14期のおかえりと申します。

私は、「女の子は数字苦手で大丈夫」と言われて育ち、算数の勉強を始めたのは小学校に入ってから、数学の授業を受けたのは高2まで、大学受験は文系科目だけで私立の英文科に進学、社会人になって取った簿記2級は泣きながら5カ月勉強しても合格点ギリギリだったという経歴の持ち主です。

今日は、そんなコテコテの文系人間でも、事例ⅣでA判定を取れる可能性について、私の再現答案を用いて検証していきます。

■はじめに

今回、初投稿となりますので簡単に自己紹介をさせてください。

・ハンドルネーム:おかえり
・年代/性別:40代/女性
・職種:貿易事務

・受験歴:1次1回、2次2回
・勉強方法:2次・独学(ふぞろい、TBC本、ネットの合格者再現答案)
・勉強時間:平日・隙間時間+1時間 休日・5時間程度
・苦手科目:1次・財務 2次・事例Ⅱ、事例Ⅳ

・財務会計の結果:60点
事例Ⅳの結果:1回目・37点(D判定)→2回目・66点(A判定) 

■初年度の再現答案

私の令和3年度・事例Ⅳの再現答案は以下の通りです。
(未熟な内容なので解答の参考にはしないでください)

第1問(配点30点)
(設問1)
① 売上高総利益率 27.78 (%)
② 総資本回転率 2.41 (回)
③ 固定比率 340.88 (%)
④ 負債比率 403.82 (%)
(設問2)
純資産が少ない割に負債が多く安全性が低く、同業他社に比べて高い売上高総利益率をいかせず純利益率も低い。レジ代金支払い等で固定負債が負担。従業員が多く人件費が嵩む。

第2問~第3問
※空欄※

第4問(配点20点)
(設問1)
トラックの保有が不要になり、有形固定資産が削減されるというメリットがある。
(設問2)
高齢者に生活必需品・食品を届けるという地域貢献で、地元から高評価と愛顧を得るため。

■初年度 点数の分析

第2問と第3問は、何も書かずに提出していますので、第1問と第4問での満点は50点となります。

第1問(設問1)の4つの指標は、予備校の模範解答とは違うものが多いです。
第4問(設問1)は、「財務指標をあげながら」という指示を守れていません。

それにもかかわらず、37点”も”得点できています。
パーセントで言うと、解答を書いた分の、74%が正解扱いです。

めっちゃ、甘々な採点であることがお分かりいただけたかと思います。
(私は、20点台を覚悟していました。)

つまり、あと3点取れれば、足切り点(40点未満)を逃れられるのです。
具体的には、比較的簡単な問題が出ると言われる、第2問(設問1)の解答も書いておけば、たとえ数字が間違っていても部分点が加算され、40点を超える可能性が高いです。
文系人間なら、合格までに足りない20点は、事例Ⅰ~Ⅲの文章で稼げる可能性があります。

得点開示請求でこの点数を知った私は、俄然やる気を取り戻し、2回目での合格に向けて、もう1年勉強を続けることにしたのでした。

■2回目の挑戦に向けて

2年目の勉強でやった事は次の通りです。

平成22年度以降の過去問を、1通り(1回ずつ)、解説(テキストや動画)を見ながら、時間の制約なしで解く。
各年の第2~3問は解いてみただけで、暗記等は試みず、内容をはっきりとは覚えてはいません。第1問は、予備校の模範解答の丸暗記を目指しました。

同友館の『30日完成!事例Ⅳ合格点突破 計算問題集』を2回転する。
(3回目までやりたかったのですが時間がとれず…。)特に覚えておきたい問題だけは、5回以上繰り返しました。

上記のように、基本だけを繰り返し押さえるようにし、難しいことには基本的に手を出しませんでした。

■2回目 点数の分析

再現答案は割愛しますが、令和4年度は、時間ギリギリまでかけて、全問の解答を記載しました。(見直し時間は取れませんでした)

第1問と第4問は、1回目よりも解答の精度が上がったと思います。

1回目は空欄で提出した部分は、2回目の受験では全部埋めはしたものの、結果は、第2問(設問1)のみ正解でした。

ですので、第1問(配点25点)、第2問(設問1)(おそらく配点10点)、第4問(配点20点)を足すと、合計55点満点です。ですが、第1問や第4問の私の解答が満点ということはないでしょう。

にもかかわらず、得点は66点。

しかも、私の解答には、単なる計算ミスではなく、そもそも使用した公式(計算式)が違うものも複数ありました。
間違えた問題にも、何かしらの記載があれば、部分点が加算されているのは明らかです。
上位18%を合格させなければいけないためなのか、超甘々な得点調整が入っています。

ですので、答えが分からない問題も分かるところまでは計算過程を書く時間が足りなくても公式だけは書いておく、といった方法は有効です。

時間をめいっぱい活用して、最後まで、諦めないでください。

■おわりに

いかがでしたか?

「事例ⅣでA評価を取るなんて無理っ」と、後ろ向きな気持ちになっている文系人間さん達の気持ちを、少しでも前向きなものに変えられていたら幸いです。


次回はたいポンさんの登場です。
お楽しみに!

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