事例Ⅳはコツコツ毎日+記録で突破 by アライ

読者のみなさん、こんにちは。
タキプロ13期のアライと申します。
受験生の時は、参考書をメインに使い、
隙間時間に合格者のブログや動画を拝見しておりました。
その中で獲得してきたノウハウ等を共有し、
読者の方の合格率を1%でも上げられればと思います。
1年間よろしくお願いします。

今回は事例Ⅳについて記載していきます。
事例Ⅳは計算問題がメインなので、明確な解答があり、
雲をつかむような事例Ⅰ~Ⅲとは違い、
2次試験で唯一、勉強の方向性が立てやすい科目です。
しかし、1つのミスが別の問題にも波及する恐ろしい科目でもあります。
今回は、私が勉強してきた際に、効果が高かったと思う書籍や勉強法を紹介します。

■はじめに

簡単に自己紹介をします。

年代/性別:30代前半 男性
職種:金融→NPO→飲食小売(出向)→出向先の雇われ社長→公益財団法人  
   転々としてますね…。
受験歴:1次2回(令和2,3年)、2次1回(令和3年)
勉強時間:1次 約600時間、2次約300時間
勉強方法:完全独学
得意科目:1次/中小企業経営・中小企業政策、企業経営理論
     2次/事例Ⅱ(得点開示請求したら53点でした。)
       事例Ⅰが72点だったので、多分得意なのでは…。
(得点開示結果は事例Ⅰ:72点、事例Ⅱ:53点、事例Ⅲ67点、事例Ⅳ:62点
でした。)
保有資格:FP2級、簿記3級

■使用教材

まずは、使用したテキストや参考にしたブログなどを紹介します。

事例Ⅳ(財務・会計)の全知識&全ノウハウ
大体の2次試験受験生はこれを使っているのではないか?というくらい、
皆さん愛用してる気がします。難易度・テーマ別に過去問が収録されており、
解き方の解説も丁寧なので、初学者でもわかりやすいかなと思います。
私は約2周しました。

30日完成!事例IV合格点突破 計算問題集
主観ですが、上の全知識&全ノウハウより問題が易しめになっています。
(過去問が収録されているわけではないので注意)
会計系の問題は苦手…という方はこちらから手をつけることをお勧めします。
これも約2周しました。

ふぞろいな合格答案 10年データブック
10年分の過去問が収録されているので、過去問周回にお勧めです。
事例Ⅳは、得点源で確実に稼ぐこと+わからない場合は部分点で
稼ぐことが重要です。
部分点がどのような配分になっているか、ふぞろい流の採点で解説していますので、
参考にするとレベル感がよくわかると思います。

とりあえず診断士になるソクラテス
2次試験の勉強をしている時に見つけたブログです。
NPVやCVPを図を使いながらわかりやすく解説してくれております。
事例Ⅳ以外の解説もしているので、隙間時間などに読んでいました。

■勉強方法

1次試験でもそうですが、財務・会計は反復練習が重要になります。
解き方や出題傾向にはある程度のパターンがあるので、
反復練習をすることで、パターンを体に叩き込みましょう。

私は、1次試験は財務・会計を60点ギリギリで合格し、
科目合格していたので翌年は免除→2次試験でした。
1年以上のブランクがある中で、1次試験終了後に事例Ⅳの勉強を始めました。
時間に余裕のある方は少しずつでいいので、早めの勉強をおすすめします。


事例Ⅳは他の事例と違い、問題集が1問ごとに区切られているので、
勉強する際は短時間でもキリよく終わることができます。
なので、私は平日朝1時間早く起きて上記の①②のテキストを1~2問ずつやり、
土日や祝日に過去問1年分(事例Ⅰ~Ⅳ)を通しで解くルーチンを作りました。
(後に、妻がゼルダの伝説 ブレスオブザワイルドを買って、見事に自分もハマり、
このルーチンは崩壊します。)

毎朝早く起きるなんて続かないよ…という方は、twitterなどで
無言勉強会があるので、
それに参加することをお勧めします。仲間がいると続きやすいです。
私は、知り合いの大学の先生が、生徒向けに同様のことをやっており、
現役の大学生に混ぜてもらいながら勉強していました。

■スケジュールを立てて記録をつける

診断士の勉強されている皆様は、PDCAという言葉はご存じかと思います。
計画を立てて実行し、チェックして改善するサイクルを作りましょう。

私の場合はGoogleスプレッドシート(エクセルのようなもの)に
計画を記入し、毎日の計画を立て、気付きや参考になるメモと勉強実績について
シートを作りました。
(参考:スプレッドシート
↑のリンクが切れていた時用にスケジュールだけ画像にして掲載します。


シートを見るとわかりますが、②の30日完成のテキストは約2周する方針に
変わっています。
これは、あまりに①の全知全ノウの出来が悪く、
基礎固めする戦術変更をしたためです。
また、事例Ⅰ~Ⅲよりも、事例Ⅳに力を入れよう、という戦術変更も兼ねています。
計画を立てることで、今後のスケジュールが見える化し、
実績との対比で進捗をチェックし、進捗状況によっては、
途中で計画変更などのアクションが容易になります。

■おわりに

これまで、書籍や勉強方法を紹介しましたが、
試験当日のことにも少し触れておきます。
診断士2次試験は、80分×4科目の長丁場の試験です。
そして、事例Ⅳは最終科目となっています。
最終科目に辿り着く前には、80分×3科目で240分(4時間!)もの
事例Ⅰ~Ⅲの記述式の試験を終え、
脳をフル回転させた後の、最後の関門になります。

正直、事例Ⅳに辿り着くころには少し頭がクラクラしていることと思います。
(私もそうでした。)
テクニック的なことはたくさんありますが、
最後まで諦めず戦い抜く体力とメンタルが、かなり重要な部分だと思います。


私が受験した時は、
経営分析(大問1)→CVP(大問3)→記述問題(大問4)→NPV(大問2)と、
NPVに手を付けたのが、試験終了10分前でした。ですが、最後まであきらめず、
部分点狙いで、大問2では、それらしい式や投資判断を記入し、
最後の解答まで埋めました。(数字も勘で書いたレベルです。)
その結果、合格することができました(しかし、事例Ⅳは62点でギリギリ…)ので、
ぜひ諦めず、最後の1秒まで足掻いて足掻いて足掻き切ってください!

最後に、上記のシートを見ると見事に試験直前期に
ゼルダに精を出していたことがわかりますね。
皆様は万全な準備の上で試験に臨めるよう、
直前期にゲームを買うのはお控えください。
(息抜きも大事ですが…。)


次回はyoshioさんの登場です。
お楽しみに!

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