テクニックもいいけど、根本は企業に寄り添うこと by アライ

読者のみなさん、こんにちは。
タキプロ13期のアライ申します。

最初は事例Ⅳについて書かせていただきました。→こちら
2回目は、合格体験記です。→こちら
3回目は、事例Ⅰについて書きました。→こちら

2次試験までもう少しですね。
体調を崩さぬよう、お気をつけください。
今日は、2次試験全般、というテーマでブログを記載します。
ざっくり書きたいことは以下のとおりです。

・2次試験には、ふぞろい流採点に合わせたキーワード羅列や、
問題を解く順番、先に問題文から読んで後から与件分を読むなど、
色々テクニックはあるけど、中小企業診断士は、中小企業支援法によると
「中小企業者がその経営資源に関し適切な経営の診断及び
経営に関する助言を受ける機会を確保するため」に登録されています。
テクニックも大事ですが、診断士が国家資格として経済産業大臣に登録されている
根本を理解し、試験に臨みましょう。(ふぞろい批判ではないです!大変お世話になりました。)

というような、ちょっと精神論臭い内容でした。

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■なんか、過去問こなすだけになってない?

資格試験なので、試験に受かることが一番大事なんですが、
私は受験生時代、ふぞろいや事例攻略のセオリーなどのテキストを読み、
事例Ⅳ30日完成と事例Ⅳ全知全ノウなどの計算問題、過去問を解いてるうちに、
段々と、過去問を解いてパターンを頭に叩き込むことがメインになっていました。
いや、基本的にはやっぱこれが大事なんですよ?
大事なんですけど、なんか大事なものを見失っているなという漠然とした不安に襲われ。
アライさん、目の前の企業にちゃんと向き合ってるのだ?という心の声が聞こえました。

問題用紙の中だけに存在するペーパーカンパニー(笑うとこ)とはいえ、
事例企業に対してちゃんと向き合っているのか?もし仮に自分が相談する立場だったら、
相談した中小企業診断士から、キーワードだけ詰め込んだ、よくわからん回答されたらどう思うか?
ということを意識するようになりました。

■クール・ヘッド・バット・ウォーム・ハート

1次試験の経済学でみなさんが学んだ、需要の価格弾力性を概念化した、偉大な経済学者である
アルフレッド・マーシャルは、ケンブリッジ大学の政治経済学教授に就任する際の演説で、
上記のように述べました。直訳すると、「冷静な頭脳と温かい心」です。
経済学者になるのであれば、冷静な頭脳と温かい心が必要、とマーシャルは言いましたが、
私は、中小企業診断士も当てはまると考えています。
インボイスや社会保険料の増加、最低賃金の上昇、社長の高齢化が進み後継ぎがいないなど、
日本の中小企業は課題が山積みです。
そういった課題に対して、冷静な頭脳で現状分析、情報収集し、
温かい心で事例企業に寄り添った提案をすることが理想だなと思います。

受験テクニックを冷静な頭脳とするのであれば、応対する1社の課題に寄り添う姿勢こそ、
温かい心ではないでしょうか。

■温かい心ってなんやねん、試験にどう活かせばいいんじゃい

と、皆さん思われると存じます。
自分も、1社の課題に寄り添う姿勢って、試験対策する上でなんだ?と考えた際、
月並みですが、事例企業の社長がこの回答を読んだ時、どう思うか?と意識しながら、
自分の解答を読み返すことだな、と思いました。

・この書き方で相手にちゃんと伝わるか?
・提案の場合、ちゃんと理由や効果が記載されており、独りよがりな記載になっていないか?
・聞かれたことにちゃんと答えているか?
・実現可能な提案になっているか?
・経費削減とは言え、社員を切り捨てるようなこと書いていないか?

など、他のブログでも書かれているテクニック的な部分に見えるもありますが、
根本は、「相手に伝わるように、事例企業に寄り添っているか?」だと思うのです。

■おわりに

とは言え、80分という短い制約条件もありますので、
テクニックがだめというわけではなく、テクニックを使いつつ、
事例企業に寄り添うことを意識する、両輪の体制で望んでいただければと思います。
精神論ぽくなってしまいましたが、追い込み直前期だと視野が狭くなりがちです。
一度立ち止まり、診断士の使命とは?役割とは?を考え、回答を作ってみていただければと思います。

次回はうにこさんの登場です。
お楽しみに!

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