合格体験記(令和4年度)byやっすん

読者のみなさん、こんにちは。
タキプロ14期のやっすんと申します。
過去記事こんな感じで書いてます。よろしければ是非どうぞ!

自己紹介&事例Ⅰ
事例Ⅰ:この回答で59点でした。by やっすん – タキプロ | 中小企業診断士試験 | 勉強会 | セミナー (takipro.com)

事例Ⅲ
事例Ⅲで意識するポイント by やっすん – タキプロ | 中小企業診断士試験 | 勉強会 | セミナー (takipro.com)

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■はじめに

3回目のブログ記事になります。
今回は合格体験記の執筆を拝命しました。
正直、たった1年前ですがすでに記憶が薄れてきております。。時間の経過って怖いですね。。

とはいっても皆さんのお役に立つ内容を何とか書きたいので、一生懸命思い出しながら
書いていきたいと思います。

一次試験勉強~当日、二次試験勉強から当日という時系列での勉強法を中心に書き出したいと思います。

そのうえで、こういう所に気を付けたとか、当日の注意点なんかも
ご参考頂けるようにまとめていければと思っています!

この記事がアップされる頃は一次試験が終わってほっとされつつ、
二次の勉強に取り掛かられている状態かと思いますが、
息抜きがてらに気楽にお読みいただけると幸いです。

■一次試験勉強開始~当日まで

私が一次試験の勉強を始めたのは2021年12月でした。※過去の勉強記録を見ると、正確には12月26日に計画を立案。やるぞ!ってなったようです。

その際はこんな方針で勉強計画を立案してます。

<私の立てた作戦>
①経営情報システムは情報処理資格があるので免除(少しでも科目負担を減らすため)
②理解系で勉強時間かかりそうな科目から着手(経済学、財務)
③テレワークで時間確保しやすいので独学でアウトプット中心学習(問題集+過去問を回す方針)
④財務は2次も見据えて問題演習&理解を中心に。

まず、一次は科目難易度が年毎に変化するリスクの大きい試験、ということだったので
6科目受験で一気に合格を狙いました。
※まだ試験日まで8か月あったのと、複数年に
 数科目ずつ長く勉強するのを個人的に避けたかったということもあります。

あと、暗記系(私の場合、経営法務、中小企業経営・政策)は6月から2か月で一気に勉強し、
記憶がクリアなうちに受験に持っていけるように、そこまでに理解系2科目(経済学、財務)
を優先的に4科目を5月中に一通り完了させるスケジュールで勉強開始しました。

当時コロナでテレワーク主体ということもあり、時間を自由に使いやすい「独学」を選択し、
インプットのテキストはそこそこに、問題集+過去問を回すというアウトプット中心の
いわゆる王道といわれる勉強法で臨みました。
※マークシートだし、60%狙いだとしたら何度も回せば定着してくるだろうという考えで。。

■一次試験 使った参考書と気を付けた点

それぞれ科目ごとに使った参考書と気を付けたポイントは下記です。
共通で使ったインプット教材は「みんなが欲しかった! 中小企業診断士の教科書」(TAC)を
ざっと全体のポイント確認に使いました。

細かく読むより、さっと通読して全体を理解し、
早期から問題集、過去問中心にゴリゴリ学習進めてた感じです。
わからないところが出たときにテキストに戻るくらいで。

一次試験はテキスト読み込むのに時間使うより、問題を解いてなんぼだと思います。
ちんぷんかんぷんじゃない程度にさっと理解できたらとりあえず問題解く
→他の選択肢含めて何が違うかの把握と、出てきた内容をメモってオリジナルの
知識補完をしていく形で結構内容は網羅できるのではないかと思います。

各科目の使った参考書と私がやったことは下記のとおりです。

1)経済学
使った参考書:スピード問題集(TAC)、過去問マスター
Youtubeの動画なども使いつつ分かりにくい単元などは復習。
一応大学が経済学部だったので超なんとなーく覚えてるところも
ありつつ、捕捉して進めました。
※正直、実務からは一番遠い科目だったので
 これがモチベーション面で一番しんどかったかも。割と面白さに目覚める方もいるとかいないとか。

2)財務会計
使った参考書:スピード問題集(TAC)、過去問マスター、集中特訓 財務・会計計算問題集(TAC)
一番力を入れました。テキストざっと確認した後はスピ問、過去問マスターを
回すのと、集中特訓 財務・会計 計算問題集 第8版も問題演習に使いました。(2次パート以外を2周くらい。)
財務はやってもやりすぎることはないので会計職の方以外は時間を割いて対応することをお勧めします。
※2次の事例Ⅳに地味に効いてきます。

3)企業経営理論
使った参考書:過去問マスター
非常にぶ厚くておっくうになりがちですが、過去問マスターを問題集兼参考書のように
何回か回してました。選択肢の違う点などを全部洗っていくとこれだけでも結構勉強になります。

4)運営管理
使った参考書:過去問マスター
業務上製造業のお客様対応をしており、ある程度基礎があったたので
過去問マスターを何度も回してました。
同じく、選択肢の間違いまで指摘できる勉強法で何回か復習。

5)経営法務
使った参考書:過去問マスター、ポケットテキスト(TAC)
ポケットテキストでぶつぶつ覚えながら、過去問マスター周回、をしてました。
試験2か月前からはお経を読むようにポケットテキスト見ながら、書き込みしまくって暗記系科目を毎日やってましたね。。

6)中小企業経営・政策
使った参考書:過去問マスター、ポケットテキスト(TAC)
経営法務と同じパターンで勉強しました。最初はTBCのテキストが評判よさそうだったのでそちらで
やってみたのですが、私にはどうやら相性が悪かったようで、過去問マスターに切り替えました。
後半の政策パートは過去問マスターかなり役に立ちました。

一次はとにかく
「過去問を何周もする」
「アウトプット中心に勉強する(教科書読むより問題解くを優先で。)
が重要かなと思います。テキスト読みも大事ですが、
それ以上に問題演習で慣れることと間違い選択肢の
解説を読んで理解して自分のものにしていくことが重要かと思います。

あと、経営法務と中小企業経営・政策の過去問マスターは法令などが変わってる可能性があるので、
中古ではなく最新版を購入するのをお勧めします。
他は過去年度版でもなんとかなるのではと思います。
※私も1)~4)の科目は過去年度をメルカリとブックオフで安く調達して使ってました。

■一次試験当日

本番は西巣鴨の大正大学で受験しました。
当日は(自分も含め)おじさんの山です。

なんか試験についても色々あるのですが、正直このインパクトが強いです。
トイレどんだけ行列するねん、という感じ。

当日対策としては、早めに会場に行って受験するビルや周辺の建物で穴場のトイレを確認しておく
※例えば3Fまでが受験会場だと教室がない場合の1Fや、4Fとか5Fとか教室として使ってない
狙い目のトイレをあらかじめ確認しとく、はおすすめかもしれません。

んなあほな、と思われるかもですが、男性にとっては冗談抜きでトイレ、結構死活問題です。
ほんとに半端なく並ぶので次の科目の準備なんてできない可能性もあり、
見越して確認ペーパーを手持ちで見られながら
並んでらっしゃる方も多数おられました。

ちなみに、肝心の試験については、令和4年は経済学、財務が難しかったので「あ、終わった。。」
と早くも思ってしまいましたが、他の科目でも難易度変動の可能性は十分あるので
最初でつまずいてもあきらめずに全科目全力出し切ってください。

事実私は企業経営で70点Overが確保できたのと、
大幅に易化した経営法務に助けられました。(こっちは結果的に80点取れたので助かった。。)

令和5年度も科目で難化、易化の変動はあると思いますが最後まであきらめずに!が
お伝えしたいメッセージです。

■一次試験後~二次試験当日まで

私の場合、問題はここからでした。
何とか作戦通り一次は無事通過が確認できたものの、一次試験の勉強でバタバタしており一次終了時には二次対策はほとんど手付かずの状態でした。
(本格的に情報収集をしだしたのもこの時期)

調べれば調べるほど二次試験は奇怪、勉強を要する試験というのが
遅まきながらもわかり始め、即、独学に定評のある
ふぞろいシリーズと問題集を購入しに行きました。

購入したのは下記参考書です。

●過去問題
ふぞろいな合格答案15(令和3年度過去問)
ふぞろいな答案分析6,5(令和2年度~平成29年過去問)
合格答案10年データブック

●事例Ⅳ対策
第2次試験事例Ⅳの解き方(TAC)
事例Ⅳの全知識&全ノウハウ

二次試験に関してはかなり計画を綿密に立てました。実際に着手したのが8/11で試験日が10/30
ということもあり、実質2か月ちょっとで合格ラインに引き上げるべく、

・ふぞろいベースで直近5年分の過去問を3周+5年分1周の延べ80事例をこなす
・事例Ⅳは浮気せず買った2種類の参考書を3周やりきる。

をベースに毎日学習時間とやった事例の記録を付けて平日は朝と夜の平均2~3時間、
休日は8時間程度を学習に充て、大体250時間程度はかけて取り組んだと思います。
※家族には状況を説明した上で協力してもらい、試験後、大盤振る舞いでご馳走しました。(笑)

結果的に、ふぞろいのキーワード採点と多要素を盛り込んだリスクヘッジ戦法が
私にも合っていて、ある程度功を奏したというか、何とか合格ラインを超えることができたので
運が良かったというのも多分にあるなあと思っています。

やたらと浮気せず、過去問と参考書を
完璧にするという形で乗りきるのが良いのではと思います。予備校に行かれてる方は
そのカリキュラムを信じてやられるのがいいかと。あまりあれこれ手を出すより
自分のやり方を確立するのが重要と思います。

何回も繰り返すうえで、だんだん自分の型みたいなものが定まっていき、
根拠を持った回答づくりができてくるようになればしめたものかと。

■二次試験当日

二次は立教大学が会場でした。
一次とはがらりと変わり、
一次突破した猛者たちの集まりで独特の緊張感が走ってたのを思い出します。

一日で4事例解くという、かなりへとへとになる一日でした。
特に令和4年度は事例Ⅳの落とし穴がかなり用意されており
(最初の経営分析での生産性指標、CVPの線形分析法、超難解のNPV etc)
確実に落ちた!来年頑張ろう!と思いながら帰った記憶があるほどの
できなさでした。

こんなのでもふたを開けてみると合格だったので本当にわからないものです。
やはり、「自分が難しいと感じる=他の人も一緒」ということで
あまり気にせず、一点でも取りに行くため何かを書く、アピールするという
最後まであきらめない姿勢
が非常に大事です。

事例Ⅰ~Ⅲは何か書くとして、
事例Ⅳは(会計職の方はのぞく)時間的にも難易度的にもキツイケースが多いので、
空白をできるだけ少なくするのと、読む人の目線で途中式を客観的に見てどの数値を言ってるのか
わかるように記載をする、NPVは減価償却費だけでも計算式を書く等、
とにかく時間ギリギリまであがく、を実践しました。

実際結果の得点を見た際、こういったところで点をつかめてる可能性も高いと
感じる点数だったため、なかなか馬鹿にできないと思います。
絶対に何か書く、部分点をもぎ取る!を事例Ⅳは特に意識してもらえればと思います。

あと、二次はさらに男率が高くなり、トイレ問題も引き続き激戦でした。
下手こくと、次の事例にも影響する可能性があるのでトイレ戦略も引き続き重要です(笑)

■おわりに

なんかトイレに注意という話が多かった気がしますが、
私の合格体験記は以上です。

運よく私の場合はストレートで合格できましたが
一次はアウトプット重視で過去問をとにかく回す(選択肢の回答も教材にする)
二次は事例を解いて自分の型を身に着ける+事例Ⅳは特に何か書いて部分点をもぎ取る

という点を愚直にやってたのが振り返ると重要なポイントだったかなあと感じます。
こんな振り返りレベルの考察で恐縮ですが、
何かのご参考にしていただければ幸いです。

皆様のご検討をお祈りしています!

次回はよんてんさんの登場です。
お楽しみに!

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