合格体験記 〜気がつけば7年やってました〜 by S@bu

合格体験記

おはようございます。
相も変わらず
酒ぇ!! 煙草ぉ!! 女ぁ!!(妻)
をこよなく愛するタキプロ13期のS@buです。
今回はやさぐれ多年度生の合格体験記となります。
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■診断士試験に挑戦したきっかけ

さて、タキプロブログをご覧の受験生の皆さん、皆さんはなぜ診断士試験に挑戦しているのでしょうか?

タキプロ13期メンバーも様々な理由で診断士を目指していたようです。
・コンサルタントとして付加価値を上げたい
・経営に関する知識を高め自身の市場価値を上げたい
・閉塞している生活を打破したい
・定年後のセカンドライフ
・困難に直面している事業主を助けたい
などなど

翻って私S@buが診断士試験勉強を始めたきっかけですが、もちろん上記のような要因もあったのですが一番は


だったんです。

私は本業システムエンジニアです。皆さんもご存知かとは思いますが、IT業界は「IT土方」、「デスマーチ」と呼ばれているように、新卒で中堅SIerに入社した私も若手社員の頃は残業3桁上等!!土日深夜勤務上等!!と稼いだお金の使う暇がないくらい働いていました。
しかしながら数年立つといわゆる「手の抜き方」を身につけるようになります。働いていた会社自体も「働き方改革」の名のもとに「長時間労働削減!36協定遵守!!」を掲げたホワイト企業へと変貌し(忙しい時も残業代はすべて出てましたのでブラックではありませんでしたが)、入社5年を過ぎるころには気がつけばほぼ残業がないサラリーマン生活になっていました。

8時に家を出て18時過ぎには帰る生活、ちょこちょこベンダー系や公的な資格をとりながら働いている中で結婚もし、ある時家を買います。
当然キャッシュ一括なんて無理なのでローンを組んだのですが、銀行からも非常にご贔屓にしていただき大量の資金を貸していただきました。返済完了するのは73歳です・・・73歳?・・・弊社の定年60歳なんだけど・・・ということで金銭的な要因もできました。

そんな日々を過ごす中、平成26年の暮、大晦日の前日に当時インフラエンジニアメインの仕事をしていた私はお台場にあるデータセンターでユーザーの大規模システム入れ替えにともなうハードウェア設置、設定作業をしていました。大量のサーバ、ネットワーク機器を箱から出し、ラックに組み込み、配線をし、OSからミドルウェアの設定まで、スーツを着ずにワークマンで買った作業着上下に工具ベルトをつけたこれが本当の「IT土方」みたいな服装で作業をしている中で、ふとある思いがわきました。

S@bu

「この仕事は楽しいんだけどこれをこのまま40代、50代と続けていけるのかしら?体力的な部分や常に最新のOS、ミドルウェアに関する知識の習得・・・しんどいかしら?」

しかしながら当時の私はエンジニアとしてのスキルには自信がありましたがマネジメントやマーケティング、ファイナンス等のいわゆるビジネススキルは皆無でした。その時学生時代、就職活動中に母親になにげなく言われた言葉を思い出します。

S@buママ

「あんたサラリーマン向いてなさそうだから中小企業診断士にでもなって独立して仕事したほうがいいんじゃない?」

中小企業診断士についてはその言葉もあって過去調べたこともあり、資格の概要は知ってました。
1次試験、2次試験にわかれていること。幅広いビジネススキルが必要なこと。合格までには人によっては1000時間を超える勉強時間が必要なこと。

S@bu

「診断士試験に挑戦することで自分に不足しているマネジメント、マーケティング、ファイナンス等のビジネススキルを体系的に学べるのでは?もし資格合格しなくても結果としてその分野の知見を高められれば将来のキャリアアップにつながるかも。暇だからいくらでも勉強時間はとれる!

ということで平成27年の年明け、TAC新宿校に向かい診断士通学講座を申込みました。

■合格までの道のり

診断士試験勉強にあたっては独学、通信、通学、と選択肢は様々ありますが(当時はStudyngのような動画系はなかったと思います)、通学を選んだのは「集中力がない」、「飽きっぽい」、「自分に甘い」、「誘惑に弱い」などなど自分の特性がありました。

さっそくTACの1.5年度本科生コースで基本的知識から学び始めます。

平成27年はいわゆる暗記三兄弟(法務、情報、中小)と早期申込み特典だった経済の4科目受験し経済のみ科目合格(1次0.5回)

平成28年は残り6科目1次受験で合格(1次1.5回)2次はCAABの236点で敗退(2次1回)

翌平成29年はTACの模範解答は書けそうもなかったので2次専門校のMMCに通います。1次は未受験で2次はABBBの237点で敗退(2次2回)

2次の2回受験チャンスに失敗し、翌平成30年は再び1次試験からの状況になったのですが、自分の中で「診断士試験いけんじゃね?そこそこ手応えもあるし点数もあとちょっとだし。」との思いもあり、モチベーションを失うことなく再び1次勉強からはじめました。1次は通学せず過去問を回すスタイルで無事突破(1次2.5回)、2次はMMC直前コースに通ってABBAの238点で敗退。(2次3回)

ヽ(`Д´#)ノ 「ムキー!!あと2点!!!」となりながらも令和元年も挑戦、1次未受験で2次MMC直前コース受講のうえ挑みましたがCABA229点で敗退します。(2次4回)

ここで心が折れました。挫折

この年の2次試験は東京理科大学で受けたのですが、試験終了後、飯田橋の駅に向かって歩きながら奥さんに電話をしました。試験が終わった報告をしながら、なぜか胸にこみ上げるものがあり声が震えていた記憶があります。
飽きっぽいし集中力もなく、他の受験生より勉強時間は少なかったとは思いますが、自分なりには「出し切った」感があったのに、結果として前年度よりも総合点が低かった、特に事例ⅠはC評価だったという現実を突きつけられてバッキバキになりました。

令和2年、もう挑戦をやめてもよかったのですが家にはテキストや問題集がありました。気分がのらない中でもたまに問題をときながら「とりあえずまた1次受けてみるか」ということで1次試験に申し込みます。正直ろくに勉強もせず、企業経営理論にいたっては1度も問題に触れませんでしたが、結構覚えているもので1次試験を突破できました。(1次3.5回)かといって1次試験通過によるモチベーション向上もなく、2次はBBBAの228点で敗退します。(2次5回)

そして迎えた令和3年、私は前年の2次試験終わった11月からなぜか簿記論の勉強をしていました。いままでやってた診断士試験勉強から離れ、ちょっと軽いノリで始めたのですが独学でやってたのもあり2月くらいに飽きました。ボリューム多くてw。そのまま春を過ぎ、ゴールデンウィーク開けにはウマ娘をやり始め、夏を迎えるあたりで診断士協会から2次試験の案内が届きました。せっかくチャンスはあるんだから、ということで申込みは済ませます。しかしながらテキスト開くこともなく東京オリンピックも終わり9月なりました。
そこで初めて2次試験の勉強を始めます。ただ始めたといっても試験までにやったのは
・事例Ⅰ〜事例Ⅲまで過去3年分の模範解答写経
・イケカコ1周
トータルでも15時間にも満たない勉強時間で2次試験に挑みました。結果、事例Ⅳに苦戦しましたが事例Ⅱで豆腐のかわりに豆乳に旅をしてもらったこともあってAABBの256点で初めて2次筆記試験を突破しました。その後の口述試験もクリアし、晴れて令和3年度中小企業診断士試験合格者となりました。(2次6回)

口述試験を受験する資格を得た方の発表日、例年は発表日には有休をとってPCの前で発表時間に合わせて待機していましたが、今年は多少手応えはありながらも普通に出社していました。発表された番号を見たとき、過去は番号をたどりながら「ない・・・」と思っても改めて検索してみたりしていましたが、今年は受験番号が若く、一番左の列に表示されていたのでひと目で口述試験受験の資格を得ることができたことがわかりました。その時の感想は単純にうれしい、ではなくいろんなものが入り混じったなんとも言えない気持ちでした。とりあえず奥さんに電話しましたが特に声は震えませんでしたねw。

令和3年度の2次試験、ほとんど勉強をしない中での受験でしたがひとつだけ心がけたことがありました。

それは「解答に与件文をいれる」こと。

当たり前のことかもしれませんが、私は長年2次対策を勉強する中で、限られた時間内で解答するために身につけた「テクニック」に頼るきらいがありました。その「テクニック」というのは、キーワードを用意して「こう聞かれたらこう!こっちならこう!」と時間をかけずに解答していくやりかたであり、もちろん有効な手段なのですが、あまりに「テクニック」に頼ることで「確かにそれなりの解答だけど事例企業の要素ほとんどなくね?」という解答を過去の本試験で多くつくってしまっていたような感じがしていました。なので「とりあえず与件文の文言は必ずいれよう」と、解答を作成していきました。MMCに通っているとき、講師のうちのひとりの方が多年度経験者だったのですが、その方の言葉で「バカになったら受かった」というのが印象に残っています。私も勉強しなかったこともあり、ある意味「バカになれてた」のかもしれないですね。

■診断士試験を受け続けた理由

結果気づけば7年にわたった診断士試験への挑戦ですが、続けられた理由、それは心のどこかで「いつかはいけんじゃね?定年までにはとれるかしら?」という気持ちがあったからだと思います。

2次試験初挑戦のときには事例Ⅰ、事例Ⅳはどちらかというと苦手な分野でしたが、その後は特に苦手という意識もなくなり、落ち続けていた2次試験の結果も

平成28年度 C:46 A:64 A:76 B:50
平成29年度 A:66 B:56 B:59 B:56
平成30年度 A:65 B:54 B:51 A:68
令和元年度 C:47 A:65 B:51 A:66
令和2年度 B:55 B:53 B:50 A:70

どの事例もDをとったことはなく、どの事例もAをとったこともあるので「はまれば受かるかも」という気持ちは勉強していなかった年でも持っていました。その確率を上げるためには「事例Ⅳを磨こう」とも。
合格した令和3年度はA:74 A:64 B:59 B:59となり、結果は事例Ⅳで稼いだわけでもなく、すべてAをとれたわけでもなかったのですが、やはり「はまった」のだと思います。

■合格をしてからの話と今後の展望

例年、2次試験終了後から口述試験を受験する資格を得た方の発表日までは「診断士になったらあれやろう!これやろう!」と妄想モードになっていました。実務補習15日完了して即登録!、開業届提出!、診断士用ドメイン取得!、メールアドレス取得!、名刺作成!などなど。
他にも事業用口座や事業用クレジットカード、代表印や銀行印などもろもろ検索したりしてました。毎年結局その妄想は打ち砕かれ落胆ということを繰り返し、合格年はモチベーションが低かったこともあり、実際口述試験の受験資格を得た時も「良かったけどどうしようかなぁ」くらいの感じでした。
令和3年度は口述試験を受験する資格を得た方の発表が例年より遅く、その影響もあり実務補習申込みも合格発表前だったのですが、万が一口述試験落ちてもお金は返ってくるということで実務補習を5日間だけ申込みました。その実務補習もビビって「やっぱりキャンセルしようか。。。」とも悩みましたが指導員や仲間にも恵まれ無事完走することができました。残りの10ポイントは現在おこなっている知り合いの会社での実務従事と先日30分間の熱き戦いの中で勝ち取った7月実務補習5日間で獲得し、9月登録を目指しています。

タキプロは、いままではブログを読むくらいの関わりでしたが、診断士試験挑戦について会社の中でも特に誰にも知らせることもなく、予備校に通っていた時も生来のコミュ障を発揮したため診断士関係の知り合いもいなかったので、せっかくのいい機会だったので参加してみました。合格同期の熱い思いや先輩診断士の体験談等聞くうちにだいぶモチベーションは高まっているところです。

登録前であり、予算の都合上まだ診断士協会には加入していませんが、協会に加入しなくても学べる機会は多くあるので、運良く手に入れることができた診断士という資格を活かしていきたいと思ってます。

他には、また変な色気を出して今度は行政書士試験に手をだしてみてますがやっぱり飽きっぽいので進捗は遅めw。

■心残り

診断士試験を通じて心残りが3つあります。

1つ目は「2次試験の初回挑戦時に受かることができなかったこと」
2次試験初挑戦だった平成28年度、大きなミスを3つ犯しました。
・事例Ⅰ:第3問で試験終了2分前におかしい部分を見つけて全部消して書き直しをした結果最後まで書ききれなかった。
・事例Ⅳ:第2問(設問1)で問題用紙にも解答用紙にも書かれていたCF計算書の「その他:13」をなぜか足し忘れたため、結果小計、営業活動キャッシュフローを間違えた。
・事例Ⅳ:第4問(設問2)で送客手数料の計算において「3分の2低下する(1.8%→1.2%)」を「3分の2低下する(1.8%→0.6%)」と読み誤った。
たらればですが、平成28年度2次試験は合計236点で4点足りなかったので上記がなければ事例Ⅲのビギナーズラックもあり合格していた可能性は高かったと思います。ミスを犯した結果合格を逃したことで、診断士として活動できたであろうその後の5年間を失いました。

2つ目は「診断士試験に合格することが目的に変わってしまったこと」
ほとんどの方は「診断士になる」ことが目的ですが私の場合は「診断士試験勉強を通じてビジネススキルを学ぶ」というのが当初の目的であって、「診断士になる」というのはあくまで結果論でした。しかしながら試験敗退を繰り返すうちにいつしか目的が「診断士試験に合格すること」に変わってしまい、受かるための勉強に注力した結果、診断士試験に合格した現在、当初の目的だったビジネススキルが身についているか?といえば多少知識は増えましたが理想にはほど遠い状況です。これからもいろいろな機会を通じて高めていかないといけません。

最後の3つ目は「一番勉強してなかった年に合格したこと」
上記のとおり診断士試験合格を果たした令和3年度はほぼ勉強していません。簿記論の勉強のほうがよっぽどやってますし、なんならウマ娘やってた時間のほうが圧倒的に多いです。
合格後縁あってタキプロに参加し、13期の仲間とともに活動していますが、タキプロの理念は「診断士を目指す方の合格確率を1%でも高める」であり、そのためにセミナーやブログで受験生に有用な情報を発信し、勉強会で受験生のレベルアップを図っています。
しかしながら、まともに勉強してなかった私には皆様にお伝えすることがあまりない現状があります(勉強していた年も特に変わったことはしていませんでしたが)。なのでタキプロ内でもIT班で裏方作業メインのはずだったのですが、出たがりなので、気がつけばセミナー班やブログ班にも顔を出すようになりました。さすがに勉強会班には恐れ多くて参加してませんけどw。勉強会班にも参加したらタキプロ活動フルコンプなんですけどね。

■おわりに

診断士試験はチャンスを逃すと次のチャンスは1年後です。しかし、1次試験不合格でも科目合格制度があるので翌年へのモチベーションは保ちやすいですし、2次試験も2回チャンスがあるので1回目失敗してもなにくそ!という気持ちをもって翌年また再チャレンジできるでしょう。

2回目の2次試験に通らなかったときの喪失感は上記に比べるとかなりのものです。私は2回その喪失感を味わった結果心が折れました。その後運良く合格した今、受験生向けのブログを執筆していますが、たまたま「はまった」だけです。
同期のタキメンの中には私を上回る猛者もいるので私なんかヒヨッコですがw。

令和4年度1次試験までこのブログが投稿される日(5/29)現在で70日を切りました。皆さんも心残りがないようチャレンジしていっていただければと思います。

最後に診断士に挑戦するきっかけとなった母親にひとこと。

S@bu

カァチャン・・・あなたに向いてなさそうと言われたサラリーマンになってから20年以上経ったよ・・・

次回はやまじゅんさんの登場です。
お楽しみに!

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