合格体験記 ~科目合格者編 byガーナ

読者のみなさん、こんにちは。
タキプロ13期のガーナと申します。

2回目の登場になります。
自己紹介と前回の記事はこちらをご覧下さい。

今回は科目合格を利用して(利用せざるをえず)1次試験を突破した中高年のお話です。

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■中小企業診断士を目指した理由と結果

60歳定年後の生活について、誰しもが活き活きとしたものにしたいと考えると思います。
私もその一人であり、何もせず収入が下がり、生活レベルを下げて老後を暮らすのはイヤだなあというのが資格取得の理由であり、今でも活動パワーの根源になっています。
勤務先の会社が副業OKとなり、これまでの経験を活かせるものがないかを探したときに、
中小企業診断士がその答えになりました。
経営サイドに立って仕事をすることで、企業の未来と自分自身の未来を変えることができる仕事だと思いました。

そして、私は1次試験3回、2次試験を1回で合格し、15日間コースの実務補習を受け、5月2日付けで中小企業診断士として登録されました。
現在はコンサルタント事業を副業にして収入を得ています。

■最初の1.5年

通学にしないと怠けてしまうと思いTAC(予備校)を受講することにしました。思い立ったときが12月でしたので、1月開講の1.5年コースにしました。1年目は経済、情報、法務、中小企業政策に絞って勉強し、2年目に7科目を勉強するコースです。

私は一気に7科目の勉強は無理だと思ったので、最初から科目合格狙いになってしまいました。今であれば、苦手科目の点数不足を補填することを考えて7科目で平均60点を取る方を選択します。

2019年試験1科目合格中小企業政策
全科目を受けたところ、全ての科目で40点以上ありました。これが油断を生みました。あとちょっと勉強して上乗せしたら合格できるやんっ♪と思ったのが間違いでした。

2020年試験4科目合格経済、財務、運営、情報残り:経営理論、法務
経営理論は、1秒も勉強しなかった1年目が47点で、勉強したつもりの2年目は44点でした。法務も48点。イヤな科目が残ったなあというのが正直な感想でした。
1次試験後ですが、TACの受講コースが2次試験対策を含んだものだったので、試験を受けられないのに2次試験用の講義、答練を受けました。なんだかなあと思いながらでしたが、2次試験の内容に触れることは効果があったと思います。ただ予備校などの模範解答は書けそうにないなというのが本音でした。このときに「ふぞろいな合格答案」(同友館)の存在を知り、これであれば書けるのではないかと思い、本を購入して写経をしていました。今年1次試験が科目合格に終わった場合、夏場にふぞろいな合格答案を研究する価値はあると思います。

■合格した3年目の1次試験対策

<受験科目の選択>
経営理論、法務の2科目で60点平均は難しいと思い、点数を稼ぐことができそうで、2次試験科目でもある財務と運営管理を含めた4科目を受けることにしました。

<勉強>
土曜日に通学をしたかったので、LECで受講しました。残りの2科目講座と2次対策講座がセットになったコースです。
2月~5月は2次の勉強に軸を置き、GW明けの2次全国模試の後は1次対策に没頭し、アウトプット重視で、過去問マスター(同友館)を活用していました。法務は改正部分が出やすいので、TACのスピード問題集、LECの問題集も利用しました。GW明けから問題集を4周し、一次試験を受けました。
結果は、経営理論72点、財務80点、運営管理67点、法務52点一次試験合格となりました。

■2次試験の勉強

予備校の受講仲間のメッシ(ブログ班)から「講座以外に勉強会をやりませんか」と誘われ、教室内で呼びかけて集まったメンバーと独学者を合わせて8名でスタートしました。土曜日は予備校、日曜・祝日は勉強会というスケジュールでした。勉強会は過去問を80分で解き、解答用紙を全員分コピーして配布、どのように考えたかを話し合いました。午前と午後に1事例で、夕方に事例ⅣのNPVの過去問を解きました。9時すぎに集まって17時まで。この勉強会のおかげで私は合格ラインに達することができたと思います。特に夕方の事例Ⅳが効果ありました。

私が合格する条件を事前に考えていました。①点数の目標は苦手なⅠ、Ⅱで55点、Ⅲ:60点、Ⅳ:70点。②試験の内容が難しく、得点が伸びにくいこと。この二つが揃えば可能性があると思いました。

そして試験の結果は、事例Ⅰ:57点、Ⅱ:54点、Ⅲ:61点、Ⅳ:77点合計249点で合格することができました。事例Ⅳの第2問で諦めずに計算プロセスを書いたことが、合格に繋がったと思います。
口述試験対策に関しては、別の機会にお伝えできればと思います。一連の試験対策の中で一番楽しい一週間で、実際の口述試験ではメロディ付きで1問を解答していました。

■2次試験の解答スタイル

設問分析に重きをおくと時間が足りなかったので、解答を書く時間を確保することを優先にすることにしました。
①設問をさらっと読む。
②与件文を次のような色マーカー(・T+ポイントは黄色)をしながらしっかりと読む。特に使うべきだろう修飾部分はグリっと○囲みする。
③設問に戻り、使う与件文をマーク、使うフレーズを書き出す、ここまで30分。
④残り50分で下書きせずに解答を書き始める。
という形にするのが精一杯でした。
しかし、もし今年も受けるとしたら、同じスタイルではないかと思います。事例を研究して、想起する訓練を行い、手を動かして文章を構築していくような気がします。

■おわりに

2次試験を勉強する中で、「コンサルタントのフレームワーク」(同友館)の第4章コンサルティングのケーススタディを読み、全体像をイメージすることができたことが大きかったです。
80分間で解答するためには、訓練をする必要がある難しい試験だと思います。
中高年受験者の方々へエールを送りたいと思います。
50歳を超えると記憶したものが出てこないという老化との戦いになりますが、それを乗り越えると新たな世界が広がります。
私は2次試験の合格発表の日、未来への一本の道が見えたようで、ワクワクせずにはいられませんでした。
ぜひ頑張って下さい。


次回はオレラパさんの登場です。
お楽しみに!

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