キーワード採点を過信するな!文章の美しさが合否を分ける byオノシン

読者のみなさん、こんにちは。
タキプロ13期のオノシンです。今回は「合格体験記」をお届けします。

■自己紹介

改めまして、自己紹介です。

名前:オノシン
年代、性別 :40代前半、男性
職業:マーケター、会社経営者、独立診断士
受験歴:1次2回、2次3回(2018年8月~2022年2月)
勉強方法:1年目はA予備校通学、2年目はB予備校通信、3年目は完全独学
R3年度1次試験:経済92、財務84、経営84、運営79、法務60、情報60、中小53、合計512点
R3年度2次試験:事例Ⅰ75、事例Ⅱ73、事例Ⅲ67、事例Ⅳ61、合計276点

私は、ストレート合格を目指して1年目に全力投球したものの2次試験の壁に阻まれ、3年がかりで合格できたのですが、遠回りしただけあって、前年から60点もアップさせてオールAで2次試験を突破した経歴を持っています。

この合格体験記では「何をやって1年で60点伸ばせたのか」について書いてみます。
誰かの参考になると嬉しいです。

■受験の経緯~独立してから知った国家資格

2017年、私は務めていたITサービス企業を退職し、コンサルタントとして独立起業しました。ただ特にコンサル経験があったわけではなかったので、コンサルのお作法や財務知識などを習得しなければと、書店に足を運びました。その時に初めてその存在を知ったのが、「中小企業診断士」という資格でした。

実績以外で他者に安心感を与える肩書がほしいなと考えていた頃だったので、「経営コンサルの唯一の国家資格」という枕詞に魅力を感じ、2018年8月から資格取得に向けた勉強を始めました。
仕事柄、オンライン学習や独学での挑戦がいかに難しいかを知っていたので、学習方法は大手予備校の通学を迷わず選択しました。

■物量勝負を楽しんだ1次試験

▼1年目

当然ながらストレート合格を狙っていたので、「目安の1,000時間超えて1年間で思いっきりやろう」と、社会人になって以来すっかり遠のいていた勉強をアクセル全開で始めました。仕事と家事育児を終えた22時から2時までを主な勉強時間としつつ、日中もスキマ時間を見つけてはカフェで勉強をしていました。

1次試験の勉強は、知らない領域が多くて心底楽しかったですね。製造、店舗販売、法務とか新鮮でした。予備校内の試験で成績上位を取るのが毎回楽しみになってきて、順調に仕上がっていきました。

2019年8月の1次本番は、7科目オールAの512点を取れ、翌日自己採点してガッツポーズしたのが良い思い出です。
授業時間や動画視聴時間なども含め、1次の学習時間は1,150時間でした。

1年目の所感

  • 1次試験においては予備校を活用するのがやはり最短ルートと思う
  • 十分実力がついていたのに、2次にシフトせず1次に注力して本番で420点を遥かに超えたのは戦略ミス

▼3年目

2次試験に2度落ちたので、再度1次試験を受けることになりました。モチベーションは低かったものの、2年前に思いきり勉強していた資産がしっかり残っていて、過去問を少しやっただけで十分勘が戻ってきました。ただ、情報がアップデートされている「経営法務」と「中小企業経営・政策」だけは不安だったので、最新テキストを買い対策しました。

2021年8月の1次本番は、前回と同じ512点、学習時間は127時間でした。

3年目の所感

  • 2度目の1次試験は2年ぶりでも余裕でなんとかなる(同じ境遇の人には朗報かと)
  • 易化傾向で1次合格者が大量に出現し、むしろ2次の混戦が不安になった

■つかみきれなかった2度目までの2次試験

▼1年目

1次試験終了後は合格者ブログなどで、傾向と対策やマーカーの塗り方、書き方、自己採点の仕方などを、まずは数日かけて情報収集。2ヶ月間の短期決戦だったので、月120時間(日次4時間)を目標に夜間にガリガリとやっていました。
1次と同じく2次も面白いな、早くこんな仕事してみたいなと思いましたね。最終的に93事例解いていました。

そして挑んだ2次本番は、自習や演習とあまりにも感覚が違い、試験中に「むずっ!」と実力不足を痛感する状態に。
結果、C/B/A/A、合計226点で惜しくもなく敗戦しました。

1年目の所感

  • 1次と違って物量勝負じゃ歯が立たなかった
  • 2次に特化した戦い方を正しく学ぶ必要がある

▼2年目

育児の都合で2年目は通信講座の受講を選択。敗戦の傷も癒えた翌年2月から勉強開始しました。

今年で決めるぞと挑んだ2次本番、事例Ⅰのページをめくって冒頭にあった「コロナ影響は無視するよ」の注釈に先制パンチを食らい、人生で初めて、試験中に手が震えて収まらない体験をしました。事例Ⅱでも同じ現象が起きて、これはマズいぞと慌てふためきました。

とはいえ、そこそこ書けた気もしたし、再現答案を予備校数社の採点サービスに出したら良い反応でした。いけたかな?と期待しつつ合格発表を迎えた結果、B/C/A/Bで合計216点と、まさか1年目より点数が下がる結果に!

2年目の所感

  • 得体の知れない試験だわ。。

■3度目の正直~合格年と前年度までの違い~

まさかの3年目突入で、事後の手応えやキーワード含有率、採点サービスの結果と、本番の結果のギャップは一体何なのか。このギャップの真因を本気で見つけないと思い至りました。

最初にやったのは、Twitter上にアップされていた受験生の「70点以上の再現答案」の収集です。
70点以上の再現答案をひたすら拾って、自分の再現答案とどこが決定的に違うのかを見比べました。

2度の2次試験で私が持っていた唯一の武器は「自分の再現答案と実際の採点点数」なので、それを活かすしかないと。

合格答案との比較分析は、やってみると意外と面白くて、本当にいろいろと発見がありました。

「これをどう採点したら48点になるんだ?」「この設問は丸ごと0点の可能性もあるのか?」など、内訳は分からないものの、ギャップを生み出している可能性を探っていきました。

その観点で見比べていくうちに、高得点答案との重大な差に気づきました。


それは「文章の美しさ」です。
「締まりがある文章」というか「キーワード盛り込みより構成を大事にしている文章」というか。そんな感じです。

何千枚もの答案を採点官が超短期間で採点をしていると仮定した場合、その刹那の勝負を分けているのは、「一発で読んでわかる文章の美しさ」だろうと。


私の再現答案には、加点キーワードと思われるものはそこそこ入っていたため採点サービスでも点数は高かったのですが、実際は216点。その事象から、本番の採点は、

「文章の美しさ > キーワード含有率」である、という結論に至りました。

3年目はそこを意識して文章力を磨いた結果、前年比で60点も伸びたんじゃないかなと思っています。

■2次で60点も伸びた理由

あくまで私がたどり着いた仮説ではありますが、

  1. 採点官が採点にかける時間は一瞬
  2. キーワードを丁寧に拾ってはくれない、読んで一発で理解させられる文章と第一印象がとても重要
  3. キーワード採点に慣れすぎず、「本番の緊張感ある中でも文章構成を崩さず書けるスキル」が合否の差を分ける

のではないかと思っています。2次に苦労されている方に参考になれば嬉しいです。

■おわりに


次回はもっちさんの登場です。お楽しみに!

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キーワード採点を過信するな!文章の美しさが合否を分ける byオノシン” に対して5件のコメントがあります。

  1. winner より:

    いつも有益な情報を掲載していただきありがとうございます。
    オノシンさまにお聞きしたいことがありましてコメントしました。

    高得点答案との重大な差は「文章の美しさ」であるとのことですが
    どのようにして文章力を磨かれたのか教えていただけるとありがたいです。

    よろしくお願いいたします。

    1. オノシン より:

      Winnerさま、コメントありがとうございます!
      オノシンです。お読みいただき嬉しい限りです。

      情報量が不足していてすみません。
      文章力の磨き方は、以下3つ意識して磨きました。

      1.高校の現代文の問題集を2冊買い、設問解釈、文章構成、聞かれたことに答える、という基本を学び直しました。
      問題集は特に限定するものではありません。書店に行ってあったものを買ってきました。
      学び直してみると意外と「なるほど、そうだよな」と認識を改めることが多かったので、オススメしたいです。

      2.文章構成が崩れないように、書き出す前に決めた箱と文字数を崩さないマイルールを徹底しました。
      当日は時間に追われ焦ってフォームを崩す、ボリュームバランスを崩すことを経験していたので、
      例えば事例Ⅱだと、ターゲットは○○に対し、○○な商品を、○○を行い新規顧客を獲得する、みたいな回答をしたい場合、
      どれだけ焦ってもこの構成と文字数バランスが崩れないよう、先に箱(構成要素)を書く→それぞれの文字数を決める→粗く下書きする→解答欄に書く
      の手順を厳守していました。
      基本的なことなのですが、普段だと書けても、焦ってると色々と端折ることが多くなるので、できるだけ焦るような状況を普段から作っておくと良いトレーニングになると思います。

      3.やはり他者の本番の高得点答案を実際に見てみるのが良いです。
      ご自身の再現答案があると比較できるのでなお良いです。
      ふぞろい採点だとキーワード含有で採点してしまうので、文章力が磨かれずに本番を迎える可能性があります。
      本番の採点でどこに差が生まれているか、を理解しておくと、「文章力を磨く」という感覚がよりクリアになるように思います。

      「文章の美しさ」をテーマにしながら、ざざっと書いた乱文回答ですみません。
      文章で細かいテクニックを伝えるのは難しいですね。。少しでも伝わると幸いです!
      答えられるものがあれば再度レスしますので、遠慮なくお知らせください。

      1. winner より:

        オノシンさま

        いろいろアドバイスいただきありがとうございます。
        わたしは文章を書くのが苦手ですので何かよい対策はないかと考えていました。
        わたしも高校の現代文の問題集買ってきてトレーニングしていこうと思います。

        1. オノシン より:

          はい、遠回りに思えるかもしれませんが、事例3つ分に効果を発揮しますので、費用対効果は高いはずです!

          応援しております。

          1. 徳原正勝 より:

            応援ありがとうございます。
            頑張ります!

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